写真や動画データなどの思い出を保存したり、仕事で使うファイルの置き場所にしたりできる、便利なクラウドストレージ。スマホ全盛期な現代ですから、写真や動画の“保管場所”としてクラウドを契約している人は多いのではないでしょうか。
でも、それで満足できていますか?
だって、無料で使える容量なんてたかが「お試しサイズ」ですよ。「実用レベルの容量」を確保しようとすると、継続課金は必須。かといって、外付けストレージも利便性が今ひとつ…。いつでもアクセスできるクラウドとは違いますし、物理的なドライブを持ち運ぶのは、データの破損や紛失のリスクも付きまといます。
そこでこのブログで何度も紹介していますが、第3の選択肢「NAS」です。ここ1年でずいぶん市民権を得てきた感がありますが、中でも手軽に始められるクラウドの代替として推したいのがUGREENのエントリーNAS「NASync DXP2800 GT」です。
「ほぼクラウド」な自分だけの大容量ストレージ
NASとはなんぞや?という方もまだまだ多いと思いますので、ざっくり特徴をまとめると…
- 好みの容量のHDDをセットして大容量ストレージをつくれる
- ルーターを経由して自宅のネットにつなげられる
- スマホ内のフォルダごとフルバックアップ
- スマホ、タブレット、パソコンからいつでもどこでもアクセス
といった感じのストレージです。デスクトップPCのように、有線LANでネットワークにつなげて利用します。
ネットワーク(有線LANやWi-Fi)を通じてファイルを置いたり取り出したりできるので、構築後の使い勝手はクラウドとほぼいっしょです。ただ違うのは、物理的に自宅に設置するものなのでプライバシーは完全に守られますし、容量も自分で好きに決めることができます。当然、サブスク契約だっていりません(とても大事)。
NASと一口に言っても用途次第で選択肢がいろいろとあるわけですが、今回「クラウドに代わる選択肢」として注目したいのが「UGREEN NASync DXP2800 GT」。

2台のベイ(ストレージの取り付けスペース)と内部にM.2 NVMe SSDスロットが2つ。組み合わせて合計最大64TBまでの容量をサポートします。もちろん、それ以下でもOK。好きな容量のHDDやSSDを突っ込んで、自分が欲しい規模のストレージを簡単に組むことができます。
スマホから直接データのやり取りができるため、USBの外付けストレージに比べて手軽、というのがNASの大きなメリット。
たとえばスマホの写真を外付けHDDにバックアップしようとしたら、わざわざPCを起動して、PCを介して外付けHDDにコピーしないといけません。が、NASならPCいらずです。さらに、独自のAI画像識別を搭載するNASyncシリーズは、顔やシーンを自動判別してタグ付け(分類)までやってくれます。おまけにLANポートは高速な10GbEに対応(旧モデルは2.5GbE)。
スマホを使っていてクラウドを契約する動機といえば、やっぱり「写真と動画のバックアップ」じゃないですか。「サクッと保存したい」「いつでも見返したい」という使い勝手を求めると、クラウドしか勝たん。となってくるわけです。
でも、逆に考えますと「手軽に保存、いつでも見直し」さえ叶えば、クラウドストレージである必要って実は全くないんですよ。NASyncなら、それら写真や動画は専用アプリからいつでもどこでも見直せますし、ダウンロードもOK。PCのブラウザからだって、NASにアクセスしていつでも見返せます。物理的な接続も不要で、ネット環境さえあればフォルダ単位で丸ごと同期できるわけなので、慣れ親しんだクラウドと使用感は何ら変わらない。

あとはやはり、家族みんなのバックアップ先になってくれるというのがいいですよね。複数のユーザーアカウントにアクセス権を設定でき、スマホの写真もアカウントの個人フォルダへとバックアップされていくため、メディアがごちゃつく心配もナシ。家族やグループ全員の、スマホ容量不足・クラウド依存もまるっと解消です。
それこそ旅行の写真など、他のユーザーと共有したい写真があれば、「友達のアップロード管理」からアップロード用のURLを生成して招待するなんて使い方もできます。各ユーザーが、自分で選んだ写真のみをアップロードして、みんなで共有できる。メンバーがそれぞれ自由に使いながら、必要なときはサクッと共有、というのもクラウド的な発想です。
さて、NASyncシリーズについてはこれまでもくり返しご紹介してきましたが、他を圧倒する良さのひとつが、初期設定からアプリのUIがとっつきやすいということ。

もちろん高機能というのは大前提ですが、初心者ライクなNASyncの登場で完全にNAS界にパラダイムシフトが起きたなと…従来のような煩雑な工程はいらず、とりあえずファイルサーバーとして使う分にはアプリの指示に従って進んでいくだけ。つまずき要素もなくサクッと構築できます。

コストで比較してもクラウドに圧勝?
肝心なのはクラウドより安くできるの?ってことですが、2TBをクラウドで確保しようとすると、毎月おおよそ1,500円のコストが発生します。年額だと約2万円なので、単純計算ですが4年後にはDXP2800 GTの構築にかかる費用に並びます。もちろんクラウドはそれ以降も半永久にコストがかさみ続けるわけで…。しつこいですが、NASならサブスクはいりません。

物価高が進むなか、クラウドの料金は上がることがあっても下がることはまずないでしょう。だったら、今このうちに安心できる容量、低予算でNASを構築してしまうのは賢い、というか遅かれ早かれ今後はデータ保管方法のスタンダードになっていくだろうなと。
また、今回は2TB試算ですけど、8TB、12TBクラスの大容量HDDを突っ込んでもいいですし、その気になれば24TB HDD2台(48TB)とM.2 SSD 2枚(16TB)で64TBの超巨大ストレージだって夢じゃないですよ。
NAS活デビューに最適なDXP2800 GT
我が家では、書斎で4ベイ(発売開始すぐのプライムデーでお安くゲット)、リビングでこちらの2ベイの2台体制でバリバリ動いてもらってます。気が付けば、データ管理のすべてをNASyncに委ねてしまう依存っぷり(笑)
最後にNASの弱点にも触れておくと、停電などで電源が急に落ちるとデータが破損したり、最悪起動しなくなるリスクがあります。ですが、それについても無停電電源装置、いわゆる「UPS」を経由することで対処できます。

停電やブレーカー落ちが起きてもNASがいきなりシャットダウンせずに済むので、UPSは備えあれば憂いなしな存在。UGREEN製品にはそれ専用のUPSが販売されており、最初からNASとセットになったパッケージもあります(少しお安くなるので個人的にはセットがおすすめ)。+1万円乗っかりますが、余計な不安材料を抱えず長期運用するうえでやっぱりセット構築がマストかなぁと。
そんなわけで、初めてのプライベートクラウドを検討中の方、毎月かさむクラウド代から解放されたい方、むずかしい設定が不要のDXP2800 GTでNAS活デビューいかがでしょうか。

