タブレットやスマホで電子書籍は読むけれど、読書専用端末まではいらないかなという人がまだ多いかもしれません。が、1度使うとどハマりするのもまた読書専用端末の業。
中でも「BOOX」の読書専用端末はラインナップが豊富ですが、今回登場した「BOOX Go 6 Gen2」は文庫本サイズに6インチのE-Inkを搭載したコンパクトなベーシックモデルという位置づけで、価格もお手頃な電子書籍リーダーです。
文庫本のように持ち運べる電子書籍リーダー
文庫本サイズに、6インチ(1448×1072ドット)のモノクロ電子ペーパーディスプレイを搭載したBOOX Go 6 Gen2。OSにはAndroid 11を採用し、Google Playから自由にアプリを追加できるのが特徴。メモリーは3GB、ストレージは32GBで、最大2TBのmicroSDカードに対応します。

「Gen2」を冠する通り第二世代モデルということで、まずRAM(実行メモリ)が従来の2GBから3GBへ増えています。
ぼくは過去に初代機も使っていたことがあるのですが、Playストアにアクセスしたところで表示がもっさりしたり、メモリ不足でアプリが落ちることがあってどうしてもメインの読書端末にはできなかったんですよね。そこが3GBになったことで、サクサクヌルヌルとはいかないにしろ明らかに従来のもっさり挙動が改善されています。Google Playからアプリを入れて使えるAndroid端末だけに、この差は実用上かなり効いてくるなと。

ぼくの用途は、Chromeでブログやnote記事のブラウジング、Kindleアプリでの読書、Feedlyで新着記事を読む、といったところですが、いずれも基本的な動作はスムーズです。わざわざこの端末で重いファイルや重量級のアプリを動かすってことはないので。もちろんスマホと比べればアプリの起動に一拍待たされる場面はあるものの、テキスト中心の使い方をする上では至極バランスの良い容量だと思います。
朝起きてすぐ布団の中で最新ニュースや新作ガジェットのパトロールが日課ですが、起き抜けの目に飛び込んでくる視覚的な刺激がスマホよりずっと控えめです。さらに、アプリの切り替えがスマホほどシームレスにはいかないってことがかえって良いんですよ。

スマホでFeedlyを開くと、何かのきっかけでついXや別アプリに流れてしまいます。が、Go 6 Gen2では「新着記事を読む」という単一の作業に自然と集中できる。“適度なモタつき”のおかげで、目の前の情報だけに深く没入できるというのが改めて電子ペーパーの良さだよなと気付かされます。
ChromeでのWebブラウズにしても、noteやブログみたいなテキスト主体のサイトとは相性抜群です。もちろん表示される画像はモノクロですが、エッセイやレビュー記事のような文章を読むぶんには、むしろ余計な情報が削ぎ落とされてやはり長時間の閲覧に没頭できる。E-Inkでnoteを読む体験は、紙の雑誌をめくる感覚に近いものがあります。

肝心のバッテリー持ちですが、立ち上げるアプリと使い方次第で左右されます。SNSやブラウジングなど、画面をリフレッシュさせ通信も頻繁にするとなれば、10分おきにMAX5%くらい消費しますが、負荷がほぼない読書用途なら2時間ヘビーに使っても10%前後の消費に抑えられます。通勤や通学、それからベッドでの寝本みたいな用途なら、1週間おきの充電で事足りるかなという感じ。
そしてGo 6といえば、この愛着の湧くサイズ感ですよ。

文庫本よりもコンパクトなサイズでありながら約6.75mmと極薄、かつ約160gと一般的なスマホとほとんど変わらない軽さ。カバンの中で占める面積が小さいので、割と小さいボディバッグにもスッと入り、片手で持っても疲れにくく、どこへでもサッと持ち出せるのが醍醐味です。
電車の待ち時間や電車内でのスタンディング読書も余裕ですし、パンツのポケットや上着の内ポケットにもギリギリ収まるサイズなので、乗り換えのたびにカバンへしまう手間さえありません。
Android端末なので、Googleアカウントを端末に設定するのもラクなのですが、搭載されているのはなんとAndroid 11。懐かしいと言えば聞こえはいいですが、Android端末=Androidスマホ感覚でいたらダメ。この点も読書端末と割り切れるならさほど弊害になりませんが、セキュリティ要件の厳しいアプリの利用はちょっと控えたほうが無難ですね。
「選択と集中」で読書が捗る環境づくり

3万円台前半と決して高すぎない価格設定で、Androidの自由度とE-Inkの目にやさしい表示を両立させたBOOX Go 6 Gen2。
スマホのようなサクサクとした素早い動作や、鮮やかなカラー表示を求める人には向いていませんが、複数の電子書籍アプリを駆使して、長時間の読書による目の疲れを軽減したい人にはオススメです。もしポケットに入るサイズの読書端末を何か一つだけおすすめするなら?と言われたら、ぼくはGo 6 Gen2を推したいなと。
毎日気兼ねなく持ち歩ける160gの軽さと、いざとなれば別売りのペンで手書きメモもできる点含め、日常の読書体験を引き上げてくれる一台です。
自分の読書スタイルがすでに確立されている「絶対電子ペーパー派」はもちろん、スマホで調べ物をしたあと、ついXやYouTubeを見始めて、気づけば1〜2時間溶けているみたいなかつての自分みたいな人にもぜひ「文庫本サイズのAndroid端末」、一度手に取ってみていただきたいです。


