ミドルラスの「名機」が2年ぶりに進化【JBL LIVE BUDS 4 / BEAM 4】の実力は?

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老舗オーディオメーカー「JBL」が実現した“完全ワイヤレスイヤホン界の革新“が、バッテリーケースへの液晶タッチパネル内蔵。

当ブログでも、これまでいくつかのモデルを紹介してきましたが、2026年モデルの液晶内蔵イヤホン「LIVE BUDS 4」が発売されました。

今回はハーマンインターナショナルより、同時発売のオンライン限定モデルの姉妹機「LIVE BEAM 4」と合わせてサンプルを送っていただいたので、比較しつつ使用感、音質などレビューしていきます。

フラッグシップの面影が強いLIVEシリーズ第4世代

さっそく外観から見ていきます。まず目を引くのはもちろんケース内蔵のディスプレイですが、ミドルモデルのLIVEシリーズは、液晶をケースの胴体ではなく天面(フタ側)に配置することでケースサイズの小型化を実現しています。上位モデルTOUR PRO 3よりひとまわり小さいサイズ感です。

第3世代からのアップデートとして、わずかですがディスプレイサイズが大きくなっています。ちなみに、ケース本体のデザインはカラバリを除いてBUDS 4 / BEAM 4ともに共通の仕様です。並べてみるとこのとおり瓜二つ。

例によって、この液晶タッチパネルからバッテリー残量表示のほか、「再生・停止・戻る・進む」などの曲操作、ボリューム調節、イコライザー変更など、あらゆる操作が行えます。もちろん専用アプリからも各種操作が可能ですが、JBLの液晶付きイヤホンにかぎってはこの「ケース単体ですべての操作完結するよ」というのが醍醐味です。正直使うまでは「ほんとに実用上必要なの?」とか思ってましたが…いざ慣れるとディスプレイなしの普通のケースに戻れなくなる快適さがたしかにあります。

なかでも重宝するのが、「移動中に1〜2分間の予告ムービーやライブ映像をサクッと見たい」的なシーン。ディスプレイからSpatial Soundのムービーモードをオンにすることで、スマホ上で起動中のアプリをスワイプすることなく、すぐさま臨場感たっぷりの音にシフトできます。地味ですが、スマートディスプレイ、最高!と感じる瞬間です。

TWSで重視されるバッテリー性能ですが、イヤホン単体で最大8時間、ケースをふくめ最大32時間(ともにANCオン時)とフラッグシップのTOUR PRO 3と同等のバッテリー性能を実現しています。なお、BEAM 4にいたってはそれを超えるロングバッテリー。もちろん、どちらもワイヤレス充電OKです。

また、2台のデバイスに同時接続できるマルチポイントも健在。「マルチポイント有効時に肝心のLDACがつかえない」というモデルも多いなか、これらを併用できるのもJBLイヤホンの優位性。Android複数台持ちユーザーにもやさしい設計です。

じゃあそれぞれいったい何が違うの?ってことですが、ズバリ、イヤホン本体の形状です。一般的な「スティック型」を採用するBEAM 4、そしてより小さく、軽い「バッズ型」を採用するのがBUDS 4です。

「どちらが優れている」ということではなく、個々の耳の形状の相性や用途に合わせて好みの形状のものを選択します。

耳奥までしっかりフィットするBUDS 4は、ながら聴きのようなカジュアルな用途よりも、しっかりコンテンツに没入するためのイヤホン。一方で装着感の軽いBEAM 4は、作業用BGM、オンライン会議、移動中のワーク、Podcastでのインプットなど…あらゆるタスクをスマートにこなすイヤホン。ざっくりですがこんな感じの棲み分けです。

BUDS 4
BEAM 4

着脱のしやすさ、ワークアウト時に使いやすいことも含め、個人的にはスティック型のBEAM 4が好みなのですが、高い遮音性や安定感を求める人、あるいは耳の小さい方、従来モデルが耳に合わなかった方に試していただきたいのはBUDS 4かなと思います。

2万円台では一歩抜きん出た音質・ANC

前作の第3世代は、形状だけなくドライバーの構造が多少違ったので若干のキャラクターの違いがありましたが、今作はドライバー構成や基本となるチューニングはどちらも共通です。

原音に忠実でありながら、JBLらしいパワフルかつフレッシュな音作りといった印象の両機器。解像感や音の粒立ち感などは、相変わらず上位機ゆずりです。抜け感たっぷりの高音、ツヤ感たっぷりにボーカルが響く中音、ベースやキックドラムがタイトにキレよく響く低音、どの帯域に目を向けても2万円クラスではちょっと頭一つ抜きん出ていますね。

そして、今作で期待以上だったのがノイズキャンセリング。TOUR PRO 3と同等の「True Adaptive ANC 2.0」というだけあり、かなり高い遮音性を実現しています。特にパッシブの遮音性がそもそも高いBUDS 4は、電車の走行音や日常のロードノイズをガッツリかき消してくれます。TWS最強水準とまではいかないにしろ、フラッグシップモデルを含めてもノイズキャンセリング性能は頭一つ抜けているなと。

特に低域の騒音に対してそうとう優秀なので、公共空間では周りの状況に積極的に気をくばる必要があるかなと思います。反面、「通学や通勤時に決まった環境で習慣的に音楽を聴く」という人には、この上なく没入できるTWSじゃないでしょうか。

また、アプリから設定を「アダプティブ」に選択しておけば、あらゆる環境でベストな消音バランスに自動で保ってくれるというのが個人的に気に入っているポイント。アダプティブモード時にもANCの強度を可変させながら、音楽のバランスを崩さない安定感、さすがJBLです。

ミドルクラスの基準を一段階上げる名機

2020年以降の主役級ガジェットである完全ワイヤレスイヤホンですが、2026年もその進化は止まりません。「もうさすがに成熟期でしょ」と毎年思うのですが、各メーカーの努力と技術力には驚かされるばかりです。

とりわけ廉価モデルって「いくら後発とはいえ、やっぱりフラッグシップにはフラッグシップなりの凄さがあるよなあ」的な結論になることが通例ですが、LIVEシリーズにはそれが当てはまらないというか、価格に対しての満足度ということならむしろTOUR PROを凌駕してると思いますね。

音楽や映画の世界に没入したいときはバッズ型の「LIVE BUDS 4」。そして、オンライン会議や移動中のインプットなど、仕事も日常もスマートにこなしたいときはスティック型の「LIVE BEAM 4」。カラバリも豊富なので、毎日持ち歩くアイテム、好みのカラーで選びたい派の人にもオススメです。

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