8000円台で緻密サウンドなイヤーカフイヤホンが手に入る?“コスパ王”こと「EarFun Clip 2」を試す。

本ページ内には広告が含まれています。

基本は在宅ワーク、ときどき街のカフェやコワーキングへ。それが僕の日頃のワークスタイルです。1日の大半をPCに向かって過ごすなかで、イヤホンはBGMを流すだけでなく、オンライン会議や通話にも欠かせないパートナー。

そんな日常で手放せないのが、軽いつけ心地で周囲の環境音もしっかり把握できるイヤーカフ型イヤホン。このブログでも何度か紹介してきました。

ソニーやJBL、ゼンハイザーといった主要メーカーの相次ぐリリースも手伝って、ここ数年でイヤーカフ型イヤホンが完全に市民権を得てきた印象です。今回紹介する「EarFun Clip 2」も、当然のようにクリップ型。そしてお値段もリーズナブル。

実際に仕事用のメインイヤホンとして1週間じっくり使ってみたので、ファーストインプレッションをお届けします。

Sponsored by EarFun Japan

装着感とてもいい

EarFun Clip 2が手持ちのイヤーカフ型と比べてまず優れていた点、クリップの圧がとにかくやさしいこと。

構造自体はニッケルチタン合金を芯とした、王道の“ぐにぐに”タイプ。これまでJBLやゼンハイザーなど色々試してきましたが、それらと比べても耳を挟み込む圧がマイルドで、作業に集中して気づけば半日つけっぱなし……なんて日でも存在を忘れるくらい自然に付けていられます。

単純な“着け心地”だけなら、個人的にイヤーカフの最高峰だと思っているShokzのフラッグシップ「OpenDots 2」と同等、もしくはそれ以上だと感じました。それでいてフィット感もよし。走ったりジャンプしたり、首をブンブン振ってみても耳からズレ落ちる気配はありません。IP55の防塵防水仕様もありワークアウトでも気兼ねなく使えます。

また、ブリッジは開閉を何万回も繰り返す耐久テストを経ているそうで、毎日の付け外しでヘタりにくいのも安心材料ですね。

操作はタッチではなく物理ボタン式。移動中でも再生・停止や音量調整、曲送りなどを「カチッ」と確実に操作でき、タッチセンサーにありがちな髪を触ったときの誤作動とも無縁なので、この点もかなり実用的だなあと。ボタンの静音性も高く、クリック音が耳に響かないのも好印象です。

もちろんボタン操作のカスタマイズにも対応。とはいえデフォルトの1回押しがボリューム操作(左が音量小で右が音量大)となっているのはとても扱いやすく、再生停止が2回押し、曲送りが3回押しという設定も含めて、特にあれこれいじる必要はないかなと思います。

また、最小音量もちゃんと細かく小さくなってくれるので、BGM感覚で聴きたい時にもちょうどいい音量にしやすいです。イヤーカフ型だとこれが結構大事。

そして、EarFun待望のワイヤレス充電対応。

単体で最大11時間、ケース込みで最大40時間というスタミナもあり、残量を気にする場面はほぼありません。朝、家を出てから帰宅、なんなら就寝直前まで。充電残量という小さなストレスから解放されるのはシンプルに気持ちがいいです。万が一のときも、急速充電が味方してくれるので、隙のないバッテリー性能と言えます。

ちなみに、カラーバリエーションはブラック、ホワイト、パープルの3色展開。

実際に手に取って見比べるとそれぞれ質感が異なり、ブラックは光沢を抑えた完全マット調、パープルは反対にギラつきのあるメタリック調、そしてホワイトがその中間といった感じ。この中だと個人的には光沢が少なく落ち着いた印象のブラックが好みでした。

“1万円以下”とは思えない緻密なサウンド

ドライバーは12mm径のダイナミック型で、振動板にはチタンコーティングを採用しています。iPhone 18 ProとのAAC接続で聴いた第一印象は、ながら聴き用とは思えないほど輪郭がくっきりした音。シンバルやアコギの高域がシャリッと抜けてきて、コスパに振り切ったイヤーカフ型にありがちなこもり感も少なく、ボーカルも埋もれずにすっと前へ出てくれる。

低域は、耳をふさがない構造上、沈み込むようなサブベースまではさすがに期待できません。けれども、キックのアタックがトンッと立ち上がる中低域はしっかり鳴っているので、音が痩せて聴こえることはない。「もっと厚みが欲しい」となれば、アプリから低音強調のプリセットを選ぶだけでぐっとノリが良くなります。

サウンドポートが耳の穴に向けて斜めに配置されているので、音漏れは抑えやすい反面、装着位置がほんの数mmずれるだけでボリューム感がまるっきり変わります。人によっては若干上の方だったり、横の方だったり。最初は一通りベストポジションを探ってみてください。

アプリの機能もかなり充実しています。10バンドのカスタムEQに加えて、聴こえ方をテストして自分用のカーブを作る「適応イコライザー」まで備えるのは、この価格帯のイヤーカフ型としては嬉しい誤算…!標準状態でもバランスは良好ですが、こうした追い込み要素は毎日使うオーディオデバイスとしてやっぱりありがたいですよね。

そのほか低遅延のゲームモードや、独自の「Spatial Stage」3Dサラウンド技術によって広がり感のあるサウンドを実現した「シアターモード」などに加えて、ゲーム時の足音を聞こえやすくするサウンドエフェクトも搭載。

通話まわりは、4基のマイクとAIノイズ低減の組み合わせ。オンライン会議で1時間ほど使ってみても、声がこもらずに届いていたようで、相手から聞き返される場面はありませんでした。キーボードのタイピング音や背後の生活音も抑えられていて、在宅の仕事用としても頼もしい。

Clip 2は現行イヤーカフ型の“コスパ王”

現行市場の中でエントリークラスの部類とはいえ、後発なだけあり装着感、音質、カスタマイズいずれもハイレベルだなと感心しました。

一方で気になる点として、LDACとシアターモードが排他関係にあること、マルチポイント接続中は先に再生を始めた端末が優先され、あとから別の端末で再生しても自動では切り替わらない。といったことはありますが、何といっても価格8,490円と1万円を切ってしまっているわけですから。

ただ、Shokzで左右自動判別の快適さに慣れている身からすると、そこが対応だったら完璧だったな…とは思っちゃいました。ともあれそれくらいです。ワイヤレス充電はじめバッテリー周りも優秀。イヤーカフ型の入門機としても、ノイキャンイヤホンと使い分けるサブ機としても選びやすいかなと思います。

筆者は電車移動中や、音楽の世界に完全に没頭したい時はカナル型のノイズキャンセリングイヤホンを使いますが、「朝から晩まで着けっぱなしで、場所を選ばず周囲の気配を感じながら仕事も音楽もこなす」という普段のワークスタイルでは自然とイヤーカフイヤホンに手が伸びますね。

作業やワークアウトのお供にイヤーカフイヤホンを探していて、音質も装着感も妥協したくない、でも現実的に手が届く価格で。そんな方はぜひEarFun Clip 2検討してみてはいかがでしょうか。

SHARE ON