今回は、SCANISTA社の多機能ポータブルスキャナー「P1800」をレビューしていきます!
リモートワークやオンライン授業が増え、日に日に需要が高まっている多機能ポータブルスキャナー。
僕自身、CZUR Shineというオーバーヘッド型のスキャナーを愛用していますが、書類や書籍をいつでも手軽に電子保存できるので重宝しています。
需要に伴ってどんどん小型化が進むポータブルスキャナーですが、今回はスキャナー製品を専門に扱うSCANISTAからオーバーヘッド型としては最小最軽量クラスの新機種「P1800」が登場しました。
折りたたみ式で気軽に持ち運べる上に、電源コンセントなしで動かせるP1800。湾曲補正付きで、書類はもちろん書籍の特定の見開きページなんかも高精度にデジタル化できるのが魅力の一台です。
今回は、SCANISTA様から先行で2週間実機を触らせて頂いたので、そんなP1800を実際に使った感想、メリット・デメリットなど詳しくレビューしていきたいと思います。
本製品は、クラウドファンディング「Makuake」にてプロジェクトを支援いただくことで購入できます。
SCANISTA P1800の概要と開封レビュー
「P1800」は、スキャナー製品を専門に扱うSCANISTAが販売するオーバーヘッド型の多機能ポータブルスキャナーです。
製品名 | P1800 |
画素数 | 1800万画素 |
対応サイズ | 最大A3 |
対応OS | Windows7/8/10(Macは非対応) |
録画機能 | 対応 |
LEDライト | 対応 |
重量 | 約770g |
価格 | 31,840円(税込):Makuake価格 |
段ボール一枚のシンプルなパッケージに入って届きました。さっそく開封していきます!
内容物は以下のとおりです。PCから電源を取るバスパワー駆動なので、電源アダプタは付属しません。
- P1800本体
- USB-A to Type Bケーブル(PC接続用)
- USBメモリ(マニュアル、ソフトウェア用)
- ソフトマット
- 指サック
こちらがオーバーヘッド型のスキャナー本体。伸縮タイプの折り畳み式になっていて、未使用時は26cmまで縮められます。
特筆すべきは、本体の重量。約770gとマンガ雑誌ほどの重さしかなく、同タイプのスキャナーの中では群を抜いて最軽量。筐体がコンパクトなのも相まって、気軽にバッグに入れて持ち運ぶことができます。
ヘッド部分には、スキャンするためのカメラとLEDライトをそなえます。
台座部分には、ライトのオンオフと明るさ調整のタッチパネルがついており、タッチすることで3段階で明るさ調整ができる仕様となっています。強モードは卓上いっぱい照らせるぐらいの光量があるので、スタンドライトとして常時展開しておくのも良さそう。
SCANISTA P1800を使ってみた感想
2週間SCANISTA P1800を使ってみたので、実際に使用して期待以上だったこと、期待を上回らなかったことなど率直に感想をまとめていきたいと思います。
セットアップ手順がシンプル
P1800の大きな特徴は、使用手順や操作がシンプルな点。まずは初回セットアップから、実際に使用するまでの手順をまとめておきます。
付属の専用マットの上にスキャナー本体をセットし、PCを準備します。
同梱のUSB-A to Type Bケーブルを使って、スキャナーとPCを接続します。
続いて、付属のUSBメモリをPC側に接続し専用のソフトウェアをインストールします。
スキャンしたい書類をマットの上にセットしたら、ソフトウェア画面右上の「投影ボタン」をクリックしてスキャンを開始します。手動、自動操作、出力フォーマットなど全ての設定がこの一画面で完結します。
1秒で高画質かつ正確にスキャン可能
SCANISTA P1800は、書類をセットすればわずか1秒で1800万画素の高画質で正確にスキャンできます。ちなみに、ハイエンドのCZUR Shineは1300万画素。これでも充分高解像でスキャンできているので、画質面の性能は申し分ありません。
また、冊子などの複数ページを大量にスキャンしたい場合は、スキャンモードを「自動」に設定することで、ページをパラパラめくるだけで連続スキャンできてしまいます。ページ毎にボタンを押す必要がないのがとにかく快適。
A3サイズまで対応しているので、パンフレットや雑誌、分厚い書籍も開いた状態でスキャンできます。冊子をそのまま見開きでスキャンできるのはオーバーヘッド型の魅力ですね。
また、専用の指サックを使うことで見開きページの湾曲を補正できるのも嬉しいポイント。
一般的なスキャナーは、跳ね返りの強い書籍の見開きページをスキャンする際にどうしても輪郭が湾曲してしまいます。P1800は、スキャン後に透過する指サックを装着して冊子を抑えることで、湾曲を最小限にできます。
PCに繋ぐだけ。電源アダプタいらず
SCANISTA P1800は、パソコンから電源を取るバスパワー式なので、ACアダプターやケーブルなしで駆動できます。コンセントがない環境でも、ノートPCのバッテリーさえあれば使用できるということですね。
ただ重箱の隅をつつくと、他社のスキャナーのように本体のみで駆動させてデータを直接クラウドに送信してデータ化するといったことはできません。手軽に使えるバスパワーですが、USBを直接接続することでしか電源を取れないことがネックになることもあります。
最近では、スマホやタブレットで撮った写真を専用アプリでOCR処理することでそれなりに綺麗に電子化できるので、スマホやタブレットで使えない点、持ち出す際も常にPCとセットで持ち歩かなければいけない点は弱点。
もちろん、消費電力を抑えた結果ここまでの小型化が実現できているわけので、このあたりは機動性と携帯性のトレードオフといった感じですよね。
SCANISTA P1800レビュー:まとめ
改めて、SCANISTA P1800の特徴をまとめると…
最小最軽量・折りたたみ式で気軽に持ち運べる上に、電源コンセントなしで環境を選ばず使える多機能ポータブルスキャナーSCANISTA P1800。
書類をセットすれば、1秒で高画質・正確にスキャンできる便利アイテム。仕事や勉強などの書類のペーパーレス化はもちろん、自宅にある本や書類、説明書類をデジタル化したい方にもおすすめのプロダクトです。
今回は以上です!「SCANISTA P1800レビュー|1秒で本や書類を高画質でデジタル保存できる小型ポータブルスキャナー」でした。
本製品は、クラウドファンディング「Makuake」にてプロジェクトを支援いただくことで購入できます。