四半期に一回のペースでバックパックを買い替えたくなる病なのですが、理想のバッグを見つけては実際に試してみる、というのがライフワークになりつつある今日このごろ・・。
これまでにいろんな特徴を持ったバックパックを試してきましたが、中でも「ミニマルさ」との観点で他と一線を画するのが、Evoonの「マルチビジネスリュックSlim」。
「大容量、だけどコンパクト。」そんなオンオフ兼用リュックを探している方は必見ですよ。
寛容な収納力。だけどシルエットも美しい
まず、Evoonのバックパック全般にいえることですが、背負ったときのシルエットがとにかく美しいんですよね。最大22L(拡張時)と寛容な収納力であるこちらのマルチビジネスリュックSlimも、一見その容量を感じさせないスタイリッシュな造形が特徴です。


そしてなんといってもこの完璧なまでの「四角さ」と「薄さ」が代名詞のマルチビジネスリュックSlimですが、真横から見てもキレイな四角。マチが狭い分、背負った時にコンパクトでボリュームを抑えられる意味でもどの角度から見ても美しい形状です。

拡張なし状態の厚みはなんと10cm。スマホと並べるとその薄さが伝わるかと思います。「これで物が持ち運べるの?」と不安になるレベルの極薄設計ですが、実は収納力も十分なんです。また、これだけ薄ければ人混みの中や電車内でもまったく邪魔にならないですし、人に当たることもなく快適に背負ってられます。

メイン収納のジッパーは側面深くまで開けられる設計なので、中を広く見通せ中身にアクセスしやすいことも特徴です。留め具を外せば180°全開で開くこともでき、パッキングのしやすさもピカイチ。

オーガナイザーも豊富で、モバイルバッテリーや充電器、ワイヤレスイヤホンなど細々したガジェットもポーチなしで直入れできます。

容量拡張時(15L→22L)は、側面からボトルポケットが飛び出す仕様。この部分に折り畳み傘や水筒を収納しておけます。

また、正面には横一文字のジッパー。四角いバックにありがちな「のっぺり感」といいますか、シンプルになりすぎないのはこのレザーのワンポイントがアクセントになっているからだと感じます。背負った状態でアクセスできるこの部分には、iPad miniや文庫本、mont-bellの極薄財布などを収納。

上部には、マグネットで開閉できるクイックポケット。これが非常に便利で、スマホなど頻繁に出し入れする小物をこの部分に収納できます。

配置からマグネットの脱着から、アクセスのしやすさは段違いですし、それなりに収納力があるので財布や鍵なんかもこの部分にまとめておくのもいいかもしれません。
背面側には最大15.6インチのPCが収納できるスロット(MacBook Pro16インチも収納可)。この部分には14インチMacBook Proを収納。内側生地が柔らかい素材なのでガサッと雑に放り込んでも安心です。

Evoon マルチビジネスリュックSlimの使用感
Evoonといえば肉厚のショルダーハーネスも特徴のひとつですが、最小容量のマルチビジネスリュックSlimも例によってクッション性と反発性の高い幅広ハーネスを採用しています。おかげで肩に重さを感じにくく非常に快適。

極薄でありながら内部のフレームは堅牢で、物量にかかわらずビタっと張り付くように背中にフィットしてくれるんですよ。歩いてる最中ほとんど横揺れしないので、丸一日PCやカメラを詰め込んで歩いた日の負担感もずいぶんと軽減しました。

ノートPCを入れると背中側に来るのですが、クッション性は十分なのでゴツゴツ背中に当たるみたいなことはもちろんありません。
移動中は肩に背負って持ち歩き、商談前はこのように手持ちに持ち替え。ビジネスシーンでもまったく違和感のないフォーマルなたたずまいです。

従来のナイロン生地に比べて、耐久性・防水性・軽量性いずれも優れるコーデュラナイロン生地を採用し、マルチビジネスリュックSlimはその上にさらに撥水加工、かつすべてのジップがYKKファスナーなので雨の日も安心。

また、旅行時に便利なスーツケースに固定できる「リアストラップ」付きであることも地味ながらうれしいポイント。旅行中のバスや電車移動ではこのリアストラップが本当に助かるんですよね。混んでいる時のバックパックは本当に邪魔になってしまうので…

見た目の美しさ、機能面どこに目を向けても完成されているバックパックですが、強いて難点をあげるとすれば、ノートPCのみなど荷物の入れ方が前後に偏ると、自立しにくいことがあることでしょうか。逆に言えばそれぐらいしか粗がないってことになりますが、普段からバックハンガーをつけていれば大抵のシーンでやり過ごせるので大きなデメリットではないかなと思います。

極薄リュックの到達点「Evoon マルチビジネスリュックSlim」
この数日間はAble CarryのDaily Backpackと入れ替える形でEvoon マルチビジネスリュックSlimを使い込んでみたのですが、各オーガナイザーに工夫が凝らされた後者はだんぜん収納物の取り回しやすさに優れると感じました。
とくに本製品のような10〜20LクラスのPCバックって軽さや薄さに重きを置くあまり、肝心の使用感が損なわれてると感じることも正直多いですが、マルチビジネスリュックSlimは拡張性ふくめ同クラスのPCバックとして双方が絶妙なバランスに仕上がっているなあと。。
デイユースに最適なサイズと、かゆいところに手が届く機能、装備を各所に盛り込んだEvoon マルチビジネスリュックSlim。今回使用したブラックモデルのほか、グレー、ネイビーとカラー展開もあるので、ぜひチェックしてみてください。
製品名 | Evoon マルチビジネスリュックSlim |
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サイズ | 10 × 30 × 45cm |
重量 | 950g |
容量 | 通常:15L 拡張後:22L |
PC収納 | 15.6インチ(Macbook16インチ収納可) |
メイン生地 | コーデュラナイロン |
定価 | 15,980円 |