3-in-1ワイヤレス充電器の草分け的存在であるBelkinから、最新の高速ワイヤレス充電規格「Qi2」に対応した新モデル「Belkin Qi2 3-in-1ワイヤレス充電スタンド」が登場しました。
iPhoneとApple Watch、イヤホンをまとめて最高出力で充電できるだけでなく、前回は固定式だったスマホ充電部が可動式になるなど使い勝手もバツグンの一台です。実際にデスクに設置してしばらく使ってみたので、使用感や充電性能など紹介していきます。
Belkin Qi2 3-in-1ワイヤレス充電スタンド
こちらが充電ステーション本体。Belkin製お馴染みのステンレスアームが特徴的な形状は前モデルから継承され、左上部がスマホ(Qi2対応)、右上部がApple Watch、台座部がQi対応イヤホン用のワイヤレス充電部となります。

また、台座のサイズは直径12.5cmであり、前モデルの直径13.5cmから僅かながらコンパクト化しています。

もう一つ前モデルからの大きな変更点が、スマホの充電部が角度調整に対応したこと。垂直から水平までの90度の範囲で自在に調整できます。

この角度調整、充電中であってもスマホを使いやすい角度で操作できますし、ハンズフリーでそのままビデオ通話ができるので、デスクなどで据え置きで使う場合にけっこう重宝するんですよね。
本機は背面にあるUSB-C端子に、付属のUSB-Cケーブルと最大35W出力の電源アダプタを接続することで使用できます。

ちなみに従来の平置きタイプは電源アダプタが付属しないので、開封してすぐに同梱のアダプタを繋いで使い始められるのはうれしいポイント。

そして肝心なスマホの充電性能ですが、iPhone 16シリーズなどQi2対応スマホと組み合わせることで、最大15Wの高速充電が可能です。実際にiPhone 15 Proをバッテリー残量カラ→フル充電したところ、従来のMade for MagSafe規格だと4時間弱かかっていたのに対して、約3時間で満充電できました。

また、充電中のiPhoneを活用できる「スタンバイモード」にも対応するので、時計表示 (デジタル/アナログ) やお気に入りの写真、ウィジェットの表示も可能です。

「普段は縦置きにしてスマートな卓上時計の代わりに、動画コンテンツを流すときは横置きにチェンジ」など多様に使い分けることもできます。ステーション自体がそれなりにずっしり重たいので、iPhone脱着時の安定性も申し分ありません。
イヤホンは5W出力、ウォッチは7.5W出力となります。ウォッチ部分はApple認定のMade for Apple Watch規格に準拠した磁気充電端子で、シリーズ7以降のApple Watchの急速充電に対応。3デバイスとも最高出力で充電が可能なので、据え置きタイプの充電器で迷ったらとりあえずこれを選んでおけば間違いなしといった製品になります。

同様の特徴を持った商品は他にもありますが、最新の高速充電規格Qi2に対応しつつ、小型化、アームギミックの搭載など筐体の進化も見逃せないBelkin Qi2対応3-in-1マグネット式ワイヤレス充電スタンド(15W)。
あざやかな光沢あるステンレスのアームに、しっとりとマットなラバー加工が施された台座分はいずれも美しい仕上がりで、素材感のコントラストも絶妙…。同梱のケーブルまでウーブン(編み込み)調の表面仕上げを採用するなど、細部までこだわり抜かれています。
特に作りが良いApple製品と組み合わせたときに、サードパーティの周辺機器だと「おや、なんだかチープに見えるな…」と感じてしまうことも往々にあるわけですが、本製品に限ってはそんな心配は一切無用なのです。
また、電源アダプタが専用のACアダプタではなく、汎用の効くUSB-C仕様なのもうれしいポイント。「デスクやベッド脇の限られたスペースで、3つのデバイスをまとめて定位置化したい」そんな人は、ぜひBelkinの新型充電ステーションをチェックしてみてください。