最近あまり細々したガジェットを購入していなかったのですが、引っ越しがひと段落して出張やカフェ作業が増えた今、久しぶりに「これだー!」と見つけて気にいっているのがこちら。TORRASの巻き取り式ケーブルを内蔵する急速充電器のアップデートモデル「FlexLine Pro」です。
ついに…巻取り式のジレンマ解消
巻き取り式ケーブルのパイオニア的存在、FlexLineシリーズに新たに加わった「Pro」モデル。100cmの編み込みナイロンケーブルを本体に内蔵し、内蔵ケーブル1本で最大60W出力に対応、さらにUSB-Cポートを合わせれば2台同時充電(35W + 20W)もできます。

Proの名を冠しますが、単純に充電性能を引き上げた上位モデル、といった立ち位置とは少し違います。まず、内蔵ケーブルがTPE素材から高耐久ナイロンに刷新され、巻き取り試験回数も30,000回をクリア(旧型は20,000回)しています。そして、この手の充電器に内蔵されるケーブルとしては初の、編み込み式を採用。
編み込み式は高耐久なぶん厚みが増すので、この手の内蔵ケーブルに採用すること自体そもそも難しいはずなのですが、さすがTORRAS。ケーブルの耐久性を上げつつ、引き出しの円滑さを損なわない、というのが今作の目玉になります。

そしてこのコンパクトさながら、ケーブルは最長1m。タップまで距離があっても届くので、自宅使いでも横幅の広いデスクで好きな位置に端末を持って来れるのが快適なんですよ。外出時では足元の電源コンセントからもデスク上までケーブルが届くため、カフェの席選びも柔軟に。電車やバスの電源席などの充電も不自由はありませんでした。モバイルを支えるツールとして死角なしです。
もう一つ、一見地味ではあるけど実用上うれしいアップデートが、筐体がより正方形に近づいたこと。

奥行の長い旧型は、タップに刺した際に自重によるモーメントに耐えきれずガチャガチャ不安定になりがち、というのが構造上ネックだったんですよね。それこそ飛行機内とかの劣化気味のガバガバコンセントだと、ケーブルを引き出すと同時に本体ごとすっぽ抜けて内蔵ケーブルが意味を成さない、なんてこともしばしば。
いっぽうで、コンセント面に対しての設置面積が広いFlexLine Proは物理的に安定します。そのうえ設置面をシリコンに刷新することで、ケーブル引き出し時のホールド力も底上げ。これらの工夫によって、従来の内蔵ケーブルのジレンマが見事改善されているというわけです。

そして、これは旧型から継承される良さですが、使い終わったあとの自動巻取りがとにかくスムーズ。軽く引っぱれば、シュルッとワンプルで格納です。引っ掛かりがないって素晴らしい。急ぎの充電でも、このひとつだけ取り出せば済み、片付けもスピーディーに……と、シンプルに時短ツールとして優秀です。

こういった一体型の良さって、もちろん物量が少なくすむ、ケーブル忘れ防止などありますが、個人的には“充電というタスクの存在感が薄まる“ってことが意義だと思うんですよね。
言ってしまえば、充電なんて別に楽しいわけでもなんでもないじゃないですか。ただ、手間がない、引っかからない、迷わないってだけで最高の状態だと思うんですよね。もう、買い替える際にケーブルを内蔵しない普通の充電器やモバイルバッテリーを選ぼうという気がホントになくなります。つくづく、よくできた道具ほど、使っている実感は薄いものだな〜と。
巻取り式の終着点「FlexLine Pro」

TORRASを皮切りに、ここ数年でケーブル付きの充電器やアダプターがかなり浸透してきましたが、実用的な長さを求めるとケーブル自体が邪魔になります。とはいえ、短いと今度は使い勝手が悪く、充電できる場所が限られてしまう。さらに、引き出しに耐えうる安定性だって必要。それらをまとめて解決するのがFlexLine Proです。
いつものカバンやガジェットポーチに入れておけば、充電のためのセットアップも一瞬で完了しますし、出張や旅行でも荷物をスッキリとコンパクトにできます。「できるだけ考えなくていい状態」を作りたいなら、FlexLine Proはきっと最善の選択肢になるはずです。
今回使用したチタングレーのほか、順次販売予定のレザーブラウン、雲紫パープル、星雲ピンクの4色展開。残念ながらホワイトモデルは現時点で発表されていませんが、これだけ色の選択肢があるモデル自体めずらしいので、毎日持ち歩くアイテム、好みのカラーで選びたい派の人もぜひチェックしてみてください。カラバリのほか、上位モデルにあたる75Wモデルも順次発売予定とのことです。

