モバイルバッテリーを専門で取り扱うRORRYから、iPhone、Apple Watch、ワイヤレスイヤホンを同時に高速充電できるステーション新モデル「RORRY MagSafe対応4-in-1ワイヤレス充電スタンド」が登場しました。
AnkerのCube with MagSafeを彷彿とさせるキューブデザインに、着脱式のモバイルバッテリーなど、見どころの多いモデルとなっています。実際にデスクに設置してしばらく使ってみたので、使用感や充電性能など紹介していきます。
RORRY MagSafe対応4-in-1ワイヤレス充電スタンド
3-in-1モデルの一般的な板状や丸みを帯びた形状とは違い、珍しいキューブ形状が特徴的な充電ステーション本体。

iPhone充電部は可動式になっていて、角度を自由に調整できます。なお、MagSafe出力は最大15Wでますが、最新の高速充電規格であるQi2には対応していないので、そこだけ注意ポイント。

背面には2つのUSB-Cポートを搭載し、それぞれ本体への電源供給と有線接続での充電用端子(最大12W)となっています。つまり、このUSB-Cポート込みで4つのデバイスを同時充電することができます。

側面をカチッと押し込むと、Apple Watchの充電パッドが出現。最大出力は5Wとなっています。

天面のQi充電部でワイヤレスイヤホンの充電が可能。こちらもウォッチ同様に最大5W出力です。

肝心なスマホの充電性能ですが、実際にiPhone 15 Proをバッテリー残量カラ→フル充電したところ、おおよそ4時間弱で満充電できました。

また、本機の面白いギミックとしてスマホ充電部が脱着式になっています。PITAKAのステーションが最初に搭載して話題になったアレです。卓上ではステーションとして据え置き充電し、外出時はそのまま持ち運び用のモバイルバッテリーとして併用できるのでこの上なく便利なんですよ。さらにモバイルバッテリーとスマホを同時に充電できるパススルーにも対応。

で、このモバイルバッテリーは5,000mAhモデルと、10,000mAhモデルの2種類展開があり(ステーション本体の筐体は全く同じ)、それぞれの厚みはこんな感じ。スマホ2回分が満充電できる10,000mAhモデルは、大容量な分やや分厚くなります。

スマホはタテ・ヨコ両方で接続できるので「普段は縦置きにしてスマートな卓上時計の代わりに、動画コンテンツを流すときは横置きにチェンジ」と使い分けることもできます。ステーション自体がそれなりに重たいので、iPhone脱着時の安定性も申し分ありません。

ちなみに、同RORRYからUSB-Cポートを省いたコンパクトな3-in-1タイプも用意されています。「iPhone、Apple Watch、ワイヤレスイヤホンの3つが同時充電できれば十分」という方はコストカットされた3-in-1タイプを狙ってみるのもありかもしれません。

こちらの3-in-1タイプはこのように折りたたんでコンパクトに携帯できるのも便利ポイント。もちろんこの状態でスマホ充電も可能ですし、旅行や出張時のお供としては複数デバイス充電器として最適な設計になっています。なお、本機も合計出力25W(15W + 5W + 5W)と上位機種と充電性能のスペック上は同等です。

あとは両機器に共通しているメリットとして、電源端子が専用ポートとかじゃなく汎用の効くUSB-Cを採用している点も非常に取り回ししやすいと感じました。
5,000mAhモデルが約1,3万円、10,000mAhモデルでも2万円切りと価格面も同タイプの他社製品と比べてかなり良心的ですし、何より外へ持ち出すモバイルバッテリーを兼ねてるというのが本機の強みですよね。はじめての3-in-1ステーションを検討中の方はもちろん、今使っている充電パッドをアップデートしたいという方にもぜひおすすめしたい一台です。
「デスクやベッド脇の限られたスペースで、3つのデバイスをまとめて定位置化したい。」そんな人はRORRY MagSafe対応4-in-1ワイヤレス充電スタンドを狙ってみてはいかがでしょうか。