気がつけばデスク周りのメジャーアイテムになりつつある”3-in-1”の充電スタンド。
一台でiPhone、Apple Watch、AirPodsを同時充電できる便利アイテムですが、最近はあらゆるメーカーから様々な特徴を持ったモデルが登場しています。
中でも、そんな他製品と一線を画する魅力を持っているのが、この「PITAKA MagEZ Slider」。
ぱっと見どこにでもあるような3-in-1充電器。しかしこのスタンド、なんとスマホ充電部分が着脱式になっていてモバイルバッテリー単体としても使えるんです。そう、実質4-in-1…!
その他、従来品にはなかったギミックが盛りだくさんのMagEZ Slider。今回はメーカー様より特別にレビューの機会をいただいたので、使用感、性能など詳しく紹介していきたいと思います。
PITAKA MagEZ Sliderの概要
「PITAKA MagEZ Slider」は、MagSafe対応iPhoneとApple Watch、Qi対応イヤホンを3台同時充電できる、3-in-1充電スタンド。主なスペックは以下のとおりです。
製品名 | PITAKA MagEZ Slider + Power Dongle |
---|---|
サイズ | 約121 x 112 x 96mm |
重さ | 約274g(アダプター除く) |
出力ポート数 | 3(マグネット式ワイヤレス / パッド式ワイヤレス / Apple Watch用磁気充電パッド) |
ワイヤレス出力 | iPhone:5W AirPods:5W Apple Watch:5W |
モバイルバッテリー容量 | 4,000mAh |
入力 | 12V-1.67A(20.04W) |
価格 | 19,999円(税込) |
このスタンドの最大の特徴は、やはりスマホ充電部分が着脱式になっていてモバイルバッテリー単体としても機能すること。
つまり、スタンドそのものがモバイルバッテリーの充電スタンドになっていて、セットすることでiPhoneとモバイルバッテリーを同時充電でき、外出時は満充電になったモバイルバッテリーごとスマホを持ち出せる。こういった仕組みになっています。
また、Apple Watch用充電ドングルの有無を選択できるのも本機の大きな特徴。もちろん、ドングルなしの方が安価です。
- +Power Dongle(ドングル有り) 19,999円
- ノーマルモデル(ドングル無し) 14,999円
この手の3-in-1スタンドは、あくまで3つの端末を持っていない限り買うメリットはありませんが、本製品の場合は「iPhoneとQi対応イヤホンはあるけどApple Watchは持っていない」といった人でも購入を検討できるわけですね。
もちろん、ノーマルタイプ購入後にドングル単体で買って付け足すことも可能です。ちなみに今回はドングル有り版を使ってレビューしていきます。
では、さっそく開封して外観や付属品、基本性能からチェックしていきます!
外観、サイズ感、付属品をチェック
開封すると、スタンド本体、モバイルバッテリー、磁気リバーシブルAirPodsスタンド、Power Dongle、USB-Cケーブルに20Wアダプター、説明書が入っていました。
こちらがMagEZ Slider本体。ブロンズカラーの落ち着いた色味で上質感あるデザイン。一見金属素材に見えますが、樹脂系素材なのか見た目よりずいぶん軽い印象です。
フロント部分に、iPhone 12/13用のスタンド(モバイルバッテリー)をスライドさせて使用します。
側面には、Power Dongle(Apple Watch充電ドングル)を接続するUSB-Cポート。
背面には、マグネット式のAirPodsスタンドをくっつけます。「磁気リバーシブル」という名前の通り、表裏どちらでも使えるので、イヤホンの形状に合わせて調整できます。
本製品の面白い特徴として、スタンド本体は台座部分を起点に360°回転する仕様になっています。
どこに固定した場合でも常に自分の方に正面を向けられるという超画期的なギミック。
この台座に付属のケーブルとアダプターを接続することで、スタンドへ電力供給できます。
スタンド底面には剥離紙が貼ってあり、はがすと強力な粘着シートになります。
また、従来の3-in-1充電器に比べて床置き面積が狭いのもMagEZ Sliderの特徴。かなり省スペースで設置できるので、置き場所が限られるデスク上なんかにも気軽に設置できます。
PITAKA MagEZ Sliderのレビュー
PITAKA MagEZ Sliderをデスクに置いてから2週間経ったので、実際に使ってみて期待以上だったこと、期待を上回らなかったことなど感想をまとめていきます。
モバイルバッテリー単体としても秀逸
このスタンドの最大の特徴が、やはりスマホのワイヤレス充電部が着脱式であること。取り外して、単体のモバイルバッテリーとしてそのままiPhoneとセットで持ち出せるのがとにかく便利。
容量は4,000mAhなので、ちょうどiPhoneが一回分充電できるくらいの容量ですね。
PITAKAおなじみのアラミド繊維が特徴的なこのモバイルバッテリー。
MagSafeアクセサリーが大好きな僕自身この手の製品をいくつも試してきましたが、質感、見た目、サイズ、性能どれをとっても完成度が高く、モバイルバッテリーとしてほんとに非の打ち所がない製品だなと思いました。
また、下部のくぼみを押すことでバッテリー残量が確認できる仕様もわかりやすいです。
唯一気になるのは充電速度。ワイヤレス出力は5Wなので、高速ワイヤレス充電(15W)の3分の1と結構遅めではあります。
試しにバッテリー空の状態のiPhone 13 Proを充電したところ、満充電までに約4時間半かかりました。最高出力の15Wとは言わずとも、やはりMagSafeモバイルバッテリーの主流である7.5Wはほしいところ。
とはいえ、卓上充電にしろ、外に持ち出すにしろ充電しながら使用することは可能なので、出力の低さが致命的なデメリットになることはないかなと思います。
ちなみにモバイルバッテリーとしての充電速度を上げたいときは、有線接続することで2倍の出力で充電できます。
Apple Watchの磁気充電にも対応
こちらがApple Watchを充電するためのドングル。
スケルトンデザインがカッコいいこちらのPower Dongleも、これ単体でApple Watchの磁気充電器として使えます。
マグネット式のキャップを外すと、USB-C端子。
ここをノートPCやモバイルバッテリーのUSB-Cポートに挿すことで、Apple Watchの充電が可能です。重さも30g切ってて超軽量なので、携帯用のApple Watch充電器としても重宝しています。
同じ要領で、MagEZ SliderのUSB-Cポートに差し込んで使用。
このドングルの充電性能は、純正の付属充電器と同じ5W出力。ちなみにSeries 7から対応になった高速充電には対応していません。
MagEZ Sliderの回転機構も相まって、Apple Watchの着脱はかなりスムーズにできます。
ですがひとつ気になったのは、パッドの傾斜が緩やかな分、充電時のApple Watchの安定感が今ひとつな点。残念ながらドングルそのものの傾きは変えられないので、安定性に関しては仕方がないですね。
背面でAirPodsの充電が可能
AirPodsは、背面に取り付けた磁気リバーシブルスタンドに載せて充電します。
表裏で高さを変えられるので、AirPods以外のQi対応イヤホンでもほとんどの場合使用できます。
ただ、イヤホンの形状によっては稀に高さが合わず使えないケースがあるのでその点だけご留意ください。
慣れればそのまま後ろ側に手を伸ばして取ったり置いたりできますが、クルっと台座を回転させて取り出すも良し。
スタンドは粘着シールの固定必須?
金属製でない分取り回ししやすいMagEZ Sliderですが、軽いだけにiPhoneの着脱時は結構位置ズレしやすいです。
もちろん、台座底面の粘着シールを剥がして固定すればいいのですが、僕はデスク上をちょこちょこ模様替えするのでなるべく固定はしたくないんですよね。
なので個人的にはスタンドそのものがズッシリ重たい方が固定せず使えるので、むしろ金属素材でも良かったのかなと思いました。(もちろん軽いメリットもあるので、あくまで個人的にですが…)
ちなみに粘着シートは一応繰り返し貼って剥がせるタイプみたいですが、一度取り付けるとかなり強力に張り付くので、シートで固定する場合も事前にちゃんと設置場所を考えておくことをおすすめします。
PITAKA MagEZ Sliderレビュー|まとめ
今回は、PITAKAの3-in-1充電スタンド「MagEZ Slider+Power Dongle」をデスクに設置した感想でした。改めてレビューをまとめるとこんな感じ。
充電パッドを取り外してモバイルバッテリー単体としても持ち出し可能で、スタンドが360°回転する他にないギミックを盛り込んだ3-in-1ワイヤレス充電スタンド。
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