NAS活デビューに最適なエントリーモデル『UGREEN NASync DH2300』

本ページ内には広告が含まれています。

あらゆるモノがデータ化されつつある今、写真や動画がストレージを圧迫しているという人は多いと思います。

クラウドサービスを契約したり、自宅のパソコンにバックアップしたり、あるいはNAS上にバックアップしたり……と色々な保存方法がありますが、ランニングコストなどを考えてまだ足踏みしているという人も少なくないでしょう。

そんな人にピッタリな選択肢に今後なりそうなのが『UGREEN NASync』シリーズ。ロピログでもこれまでにいくかのモデルを紹介しましたが、今回はエントリーモデルにあたる「NASync DH2300」を評価機材で検証できる機会に恵まれたので、使用感などレビューしていきます。

目次

『UGREEN NASync』シリーズについて

あらためて今回紹介していくUGREEN NASyncをざっくりまとめると、ネットワークに接続してデータを保存できる記憶装置『NAS』になります。

ネットワークを介して自分のPCにマウントすれば内蔵・外付けストレージのように扱え、設定次第で自宅外からでもデータにアクセスでき、かつ大容量ストレージが用意できるとあって、根強い人気を誇ります。

そんなNASというジャンルに今からUGREENが参入して大丈夫なのか?と思われるかもしれませんが、心配は無用。市販前にアメリカで実施されたクラウドファンディングでは10億円を集めたというとんでもない記録を持ち、日本よりも一足先に浸透しているというわけ。

今回、本国より1年ほど遅れての日本市場参入ということで、日本語ローカライズ・サポートもバッチリ。特にクラウドストレージサービスを意識したような機能・アプリが多数搭載されていて、ローカルストレージならではのメリットとクラウドストレージの便利さを両立させたような使い心地の高さが魅力です。

ランニングコストをかけて長期的にクラウドストレージを契約するのであれば、NASyncとハードディスクを買ってしまったほうが圧倒的に快適なのでは…と思えるほど導入メリットは計り知れません。

UGREEN NASync DH2300の概要

UGREEN NASync DH2300は 2ベイの(HDDが2本入る)家庭向けNASです。

RAID1に対応しているので、 HDDを2本入れて「万が一片方が壊れても運用を継続しやすい」構成を組むことができます。ストレージモードはJBOD / Basic / RAID0 / RAID1に対応。

CPUはRockchipのARM 64-bit 8コア(A72 + A53)。上位モデルのようなメモリの拡張には非対応で4GBの固定。システムストレージは32GB eMMC。多機能サーバというより、家庭内の保管庫・バックアップ先としての用途に寄せた構成といったイメージですね。

拡張性としては、USB-A 3.2 Gen1×2、USB-C 3.2 Gen1×1(いずれも理論上最大5Gb/s)を搭載。外付けストレージへのバックアップ用途にも使いやすい構成です。HDMIは4K対応で1ポート搭載。

最大ストレージ容量は60TB(30TB×2)。ただし家庭用途では「いきなり最大容量」より、まずは必要十分な容量から始めて運用を見定めるのが無難でしょう。

UGREEN NASync DH2300の外観

こちらがNASync DH2300の本体。同社充電器やモバイルバッテリーなどと同様にシンプルな外観でとてもスタイリッシュな印象です。

前面下部に電源ボタンとインジケータ、USB-Cポート。また、ロゴの少し下にNFCのマークがありますが、こちらはNFC対応のスマホをかざすと、すぐにアプリインストールへと誘導してくれます。

背面にはインターフェース類。USB-A 3.2ポート×2、リセットボタン、LANポート、HDMIポート、DC 12Vポートをそなえます。

HDMIはTVなどに繋いでストレージの写真や動画を画面出力するのに使います。OS搭載ですからType-Aには外付けのストレージ以外にマウスなどを繋いで操作することも可能です。

底面部は四隅にゴム脚、中央部分は排気口となっていて、この奥(裏側)に冷却ファンがあります。各種認証情報などが記載されたシールもこちらに貼られていますね。

付属ドライバーでHDDを簡単設置

本体上部はマグネット吸着で固定されていて、手に取ると蓋を外すような感覚で外せます。

スロットを取り外したら別途用意したハードディスクをセット。両側3箇所、計6箇所のネジ止めで簡単にセッティングできます。

NAS本体の電源を確保し、ルーターとLANケーブルで接続したら電源をONにします。これでハードウェア側のセットアップは完了です。

続いて、以下のApp Downlpadへアクセスして、Mac・windows・iOS・AndroidなどのOSに合わせて専用アプリをインストール。

最後にアプリの案内に従ってRAIDの設定やHDDのフォーマット化などの初期設定を済ませればセットアップ完了です。

UGREEN NASync DH2300の使用感

セットアップ→アプリ使用までとにかく簡単

筆者はNASyncシリーズに出会う前にSynologyのNASを長らく使っていたのですが、それに比べると遥かに簡単にセットアップできました。細かい設定はそれなりに知識がないとできないかもしれませんが、とりあえずファイルサーバーとして使うぶんには、アプリの指示に従って進めるだけなので初心者でも簡単に構築できます。

それに加えて、専用アプリが非常に使いやすいというのもNASync DH2300の特徴。UGOS ProというLinuxベースのオリジナルのOSですが、デスクPCのような使いやすいUIを備えており、海外製品ながら日本語にもきちんと対応しています。

スマホやタブレットからのアクセスも簡単

UGREEN NASyncシリーズはPC、スマホ、タブレットなどそれぞれに対応アプリが用意されていて、複数の端末からファイルを参照することができます。

クラウドストレージなら当たり前にできることですが、これがプライベートストレージでも実行できてしまうのはちょっと感動ですね…。スマホ版のアプリUIも洗練されていて、PCと同様に直感的に操作できます。

例えば旅行の写真など、他のユーザーと共有したい写真があれば、「友達のアップロード管理」からアップロード用のURLを生成して招待するなんてことも可能。各ユーザーが、自分で選んだ写真のみをアップロードして、みんなで共有できる。メンバーがそれぞれ自由に使いながら、必要なときは簡単に共有できるのもクラウド的な発想ですよね。

写真は1枚ずつだけでなく、複数の写真まとめたアルバム単位でも共有できるほか、一般的なファイルもリンクによる共有が可能で、外部アクセスのための設定なども簡単に済ませることができ、もちろんルーターのポート転送などの面倒な設定も不要。まさに、自宅に設置したNASync DH2300がクラウドの一部になったかのような感覚で、自分、家族、任意の第三者、広い範囲の人とデータを共有することができるというわけです。

AIによる画像の分類・整理の自動化も

画像認識技術による写真の分類機能を搭載しているのも重大トピック。写真の内容をAIが自動で判別し、人物・文字・場所ごとにジャンル分けしてくれるので、目当ての写真をテキストや人物で絞り込んで検索するってことができます。文字通り「自分専用クラウドフォト」みたいな感じで使い倒せます。

そのほか類似または重複している写真を自動で削除する機能なんかも備えているので、データの整理整頓を自動化できるのも魅力。AI機能により、NAS内のデータ整理も捗ります。

もちろんAI処理は完全ローカルで行われているので、外部にデータが漏洩してしまうリスクもありません。写真アプリを削除したときには処理データも含めて消去されるそうなので安心です。

駆動音はそれなりに気になる

初心者ライクな使用感、全方位に完成度の高いNASync DH2300ですが、しいて難点をあげるならば駆動音がそれなりに大きいこと。特にハードディスクの読み書きが行われている最中はそれなりの騒音になります。

これはNAS製品全般にいえることですし、ファイルの転送などを終えてしばらくすると駆動音は小さくなるので、購入検討する上でそこまで神経質になる必要はないかなとは思いますが…。ただまあ静音性に長けているとは言い難いですね。

ファイル管理から4K再生も。1台完結の最強パーソナルサーバー

NASync DH2300は、単に「大容量ファイルストレージ」にとどまらず、その本質はLinuxデスクトップOSを搭載した、極めて拡張性の高いパーソナルサーバーといった側面が大きいです。

ファイルサーバーとしての基本性能の高さは言わずもがなですが、AI搭載のフォトクラウド、自分だけの音楽ストリーミングサーバー、いざとなれば単体で機能する4Kメディアプレイヤーとしても活用できちゃいます。

まあ単なるデータ保管庫を求めているユーザーにとってはオーバースペック感が否めませんが、「自分だけの多機能サーバーを1台で構築したい」「PCやネットワークの知識を活かして、遊び倒せるガジェットが欲しい」と考えるパワーユーザーにとってはこれいほど魅力的なアイテムは他にないんじゃないでしょうか。

「速さ」と「使いやすさ」を兼ね備えたエントリーNAS

やはり特筆すべきは初期設定のわかりやすさ。この手のネットワークの設定がとにかく苦手な僕でも開封から20分たらずでスムーズにファイル転送できるような環境が整いました。

スマホやタブレットのアプリから簡単にセットアッできる点も魅力ですね。NASってなんだか難しそう、と構えている人でもあっさりと使えるかと思います。(初めてNASを使った時に最初のセットアップでいろいろ躓きましたので…。)

また、速度的にもかなり速く、普通にPC内蔵のHDDと体感変わらずにNAS内のファイルを扱えます。小規模なオフィスでも使えると思いますし、僕の場合は家の中に複数のPCと作業場所を用意してあり、仕事に必要なファイルはクラウドやNASに入れてあります。これまではNASのファイルは若干のラグがあって使うのを躊躇っていたこともあったのですが、NASync DH2300ならそういう事を気にせずに使えそうです。

「NAS」という既存のカテゴリーの枠を大きく超えたUGREEN “NASync DXPシリーズ。今回紹介したDH2300は2ベイのエントリーモデルになるので、扱うファイルの大きさやRAIDの構成をもっとこだわりたい方は4ベイの上位モデルも合わせて検討してみてください。

3月9日まで公式サイト、Amazonにて最大15%オフの新春キャンペーンが実施されています。また、当ブログ限定の5%オフクーポンLOPYLPG02」も4月まで有効ですのでぜひご活用ください!

SHARE ON
目次