今回は、先日紹介した「Sangean(サンジーン)」の小型BluetoothスピーカーWR-301の姉妹モデル「WR-302」を紹介します。
アナログ感たっぷりのレトロデザインが魅力のWRシリーズ。その上位モデルにあたるWR-302は、3インチのフルレンジスピーカーを搭載し音もパワフル。さらに、AM/FMラジオも聴ける1台2役のアイテムとなっています。
今回も、直販サイトのSUPER KOPEKさんよりレビュー機会をいただき1週間じっくり使ってみたので、音質や使用感など詳しくレビューしていきます。「WR-301」とも比較しているので、SANGEANのスピーカーが気になっている方はぜひ参考にしてみてください!
SANGEAN WR-302の概要
「WR-302」は、台湾のオーディオメーカー「Sangean(サンジーン)」が販売する、AM/FMラジオ対応Bluetoothスピーカー。主なスペックは以下のとおりです。
製品名 | SANGEAN WR-302 |
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サイズ | 幅 24cm × 奥行き 16.95cm × 高さ 11.4cm |
重量 | 2.28kg |
再生周波数帯域 | FM 76-108 MHz(ワイドFM対応), AM 522-1710kHz |
電源 | AC100V |
内部アンテナ | (AM)内蔵フェライトアンテナ、(FM)内蔵ワイヤアンテナ |
コーデック | aptX, SBC |
入力 | 3.5mmステレオミニジャック、Bluetooth |
ワイヤレスレンジ | 約10m |
付属品 | FM Fターミナルアンテナケーブル、AC電源コード |
価格 | 21,450円(税込) |
何といっても、インテリアと調和する木製キャビネットのレトロデザインが魅力の本製品。FM(ワイドFM対応)、AMラジオの周波数に対応しており、ラジオ機能を兼ねている点も大きな特徴です。
3インチと比較的スピーカーサイズも大きく、音質劣化しにくいフルレンジスピーカーを採用している点も含め、決してビジュアル全振りではなく音も良い、そんな一台となっています。
ボディカラーは「チェリー」「ウォールナット」「チェリー+ブラック」の3色展開。ちなみに今回はウッド調が映えるチェリーを送っていただきました。
では、さっそく開封して外観や付属品、基本性能からチェックしていきます!
外観と基本性能チェック
内容物は、スピーカー本体、AC電源コード、ラジオ用の外部アンテナケーブル、取扱説明書の4点。
職人の手によって丁寧にひとつずつ作られているというスピーカー本体。このレトロ感くすぐるアナログデザインがたまらないんですね〜。木製キャビネットとフロントのベージュの色合いもとてもマッチしています。
正面にはフルレンジスピーカーと、各種操作用のつまみ。電源オンオフ、Bluetoothのペアリング、音量調整、ラジオのチューニングなど、すべてこの3つのダイアル回転で操作できます。
背面左には、AUX端子、REC out端子、ヘッドホン用端子、DCソケットと、各種入力端子類がまとまっています。
AUX端子がついてるので、Bluetoothに対応していないiPodやMP3プレイヤーなんかを有線で繋ぐことも可能です。
背面右には、AC電源ソケット。付属のケーブルと繋いでここから電源を取る仕様です。
小型モデルのWR-301はバッテリー内蔵式なので完全ワイヤレスで使うことができますが、筐体の大きいWR-302は有線接続になるのでこの点だけちょっと注意が必要。
サイズは、幅 24cm × 奥行き 16.95cm × 高さ 11.4cmとスピーカーとしてはコンパクト設計で、重さも2kg程度で持ち運びも楽ちん。
よりコンパクトなWR-301と比べると奥行き込みで5倍くらいの筐体サイズですが、スピーカーの一般的なサイズ感といった感じですね。
ミニマルなWR-301に対して、WR-302はこれ自体がインテリアになるくらい存在感があります。卓上はもちろん、スツールの上やキャビネットにポンと置くだけで明るい雰囲気になるのが良いですね。
前述のとおり、スピーカーだけでなくラジオ機能も兼ねる本製品。FM(ワイドFM対応)、AMラジオの周波数に対応し、正面のダイアルでチューニングできます。
底面四隅には滑り止めのラバーがついてるので、ダイアルを回すときに位置ズレすることなく快適に操作できます。
SANGEAN WR-302の音質レビュー
SONY NW-A105、iPhone 13 ProにBluetooth接続し、1週間ほどSANGEAN WR-302でじっくり音楽を聴いてみました。
まず全体的な音傾向ですが、WR-301同様ラジオを兼ねてるだけありボーカルラインが際立つ中高域寄りの印象です。
3インチのフルレンジスピーカーなだけあり音の量感は十分感じられますが、個人的にはWR-301よりも低域がズンズン響く感じを期待していたのでやや物足りない印象でした。
とはいえ音の分離感が良く、奥行きなんかも豊かに感じられます。ポップスやロックはライブ音源っぽく響き、クラシックだとホールのような抜け感が味わえるのがたまらないですね。
コンデンサーやマイクが不要なフルレンジスピーカーを採用している恩恵として、ボリュームを最大まで上げても音質劣化しない点も嬉しいポイント。ラジオ再生も、ノイズレスで限りなく肉声に近いクリアな音が拾えますし、受信感度が高くチューニングしやすいです。
下位モデルのWR-301ともじっくり聞き比べましたが、やはり全体的な音傾向はあくまで同じで、スピーカーのインチ数が大きい分WR-302の方がよりパワフルに鳴るといったイメージですね。
唯一音質面のスペックで異なるのは、Bluetooth接続時の対応コーデック。WR-301はSBCのみなのに対し、WR-302はSBC、aptXの両方に対応しているので、Android端末でBluetooth接続したときに、より高音質、低遅延に再生できます。
また、WR-301はAMのダイアル操作が非対応(ワイドFMからAMも試聴可能)ですが、本製品はFM、AMそれぞれ単体でダイアルチューニングできます。なので、FMだけでなくAMも聴きたい!という場合は個人的にはWR-302がおすすめです。
SANGEAN WR-302レビュー|まとめ
今回は、SANGEANのBluetoothスピーカー「WR-302」をレビューしました。
アナログ感たっぷりのレトロなデザインが魅力のWRシリーズ上位モデルWR-302。デザインだけでなく、3インチのフルレンジスピーカーを搭載し音もパワフル。さらに、AM/FMラジオも聴ける1台2役のアイテムとなっています。
直販サイトの「SUPER KOPEK」をはじめ以下のオンラインショップで購入できるので、インテリアに馴染む高音質なスピーカー、ラジオを探している方はぜひチェックしてみてください!