ボタンを押すだけで天板の高さを自由に変えられる、便利な電動昇降デスク。
ぼく自身、2年前にFLEXISPOTの「E7」というモデルを購入し、現在も書斎のメインデスクとして愛用してます。
「昇降デスク、サイコーだよ。」
なんて言いまくってたら、周りにもずいぶん昇降デスク仲間が増えてきました。で、感想を聞くとみんな満足度は高そう。
そんなFLEXISPOTシリーズの中でも、組み立てが簡単&ハイコスパで導入の敷居が低い人気モデルが「EG8」。
昇降デスクにはめずらしい「引き出し」が標準装備の同シリーズ。発売当初はガラス天板のみだったラインナップに、メープル天板モデルが追加されているではないか‥?!(いつのまに!)
というわけで、妻のPCデスク用にとメープル×白脚モデルを共有書斎に導入してみました。
本記事では、FLEXISPOTの「EG8」がどんな感じで使うことができるのか、組み立て方法、使用してわかったメリットや注意点などを紹介ていきます。購入を検討中の方の参考になれば幸いです!
FLEXISPOT EG8の特徴
いくつか種類のあるFLEXISPOTデスクの中でも、価格帯、スペックともにちょうど真ん中くらいにあたる「EG8」。
製品名 | FLEXISPOT EG8 |
---|---|
操作パネル | タッチパネル |
耐荷重 | 50kg |
天板サイズ | 幅120.2cm 奥行60.6cm 厚み6cm |
昇降範囲 | 72~121cm |
障害物検知 | ◯ |
メモリー機能 | ◯ |
価格 | 46,800円(天板込み価格) |
上位モデルとの違いは、天板が固定済みであることと、耐荷重量です。大まかにはこの2点だけ。
本製品以外のモデルは、基本的に天板を別で用意する必要がありますが、EG8はあらかじめ決まった天板(120cm × 60cm)が固定された状態で届きます。
オリジナルの天板を自分で選べない反面、「組み立てが格段にラク」なのが大きなメリット。
自分の使用スタイル的にマッチすれば上位モデルより2万円以上安く導入でき、「デスクワークに必要な最低限の耐久性さえあれば大丈夫!」という人にうってつけの機種となっています。
というわけで、まずはどれだけ組み立てが簡単なのか見ていきましょう。
組み立てる
一個のダンボールの中に天板と脚がセットで入って届くEG8。
梱包重量はなんと約40kg。まずこの箱を部屋の中に運び入れる段階でしっかりめに体力持ってかれます(笑)
開封までいってしまえばあとは一人で組み立てできますが、運搬だけはなるべく2人で行ってください。
さて、最初から天板にビームが固定されているEG8のパーツは、天板、支柱、脚の3つだけ。
ただし部品一つ一つが重いので、床を傷つけないように必ずシートや段ボールを敷いてください。そのまま開封した段ボールの上で組み立ててしまうのがたぶん一番安全。
やることは超シンプル。天板と支柱、支柱と脚をそれぞれ付属レンチで固定するだけ。
電動ドライバーなどの工具もまったく必要ないくらい、簡単に組み立てできました。15分もあれば↓のように形が出来上がります。
あとはアダプタに電源コードを挿すだけ。
ちなみに今回は、別売の純正キャスターも取り付けました。
最初にキャスターをつけておくと、後々の掃除や模様替えのハードルがめちゃくちゃ下がるのでほんとにおすすめです。
最後に、デスクをひっくり返して完成です。
記事用の写真撮影をしながら一人で組み立てて、約20分ほどで完成しました。
昇降の様子と可動幅
両脚にモーターを内蔵する上位モデルと違い、片脚にしかモーターがないEG8。
駆動のスピードや潤滑さが気になってましたが、実際に昇降してみるとハイエンドモデルと大差なく滑らかに動いてくれました。
昇降スピードも、めちゃくちゃ高速!とまではいかずとも、E7と比べてほぼ体感差はないですね。
ただ、ローラーがむき出しになっている設計上、昇降時のモーターの回転音はやや気になります。「静音性」という点ではE7に劣りますが、それでも数年前に使っていた同型の「EC1」に比べると静音化されているのは間違いないです。
関節部分は一般的な二層構造。限界の高さまで上げても脚がグラつくこともなく安定性も申し分ありません。
タッチパネルにはちゃんとメモリー機能も搭載。お気に入りの天板位置が決まったら、1〜4のボタン長押しでそれぞれに記憶させられます。
また、障害物の自動検知機能が付いている点も安心。昇降中に障害物にぶつかった際はこんな感じで自動停止してくれます。
こういった最低限の機能をしっかり備えているのもFLEXISPOT EG8の特徴です。
書斎に導入してみて
やっぱり快適な電動昇降
かれこれ昇降デスク歴は3年ほどになりますが、改めて、立ち座りを小まめに繰り返しながら作業ができるのは快適そのもの。
座り姿勢で腰や背中がつらくなったら、ボタンワンタッチですぐに立ちスタイルに切り替えられます。おかげで生産性は爆上がりしましたし、特に僕みたいな腰痛持ちワーカーからするともうこれ無しではデスクワークが成立しないといっても過言じゃないです。
眠気との戦いになる日中なんかは特にずっと座り姿勢でいると頭がぼーっとしてきますが、そんなときに5〜10分の短い時間でもスタンディングスタイルに切り替えるだけで頭がシャキッとしますからね。
立ちスタイルに限らず最適な姿勢が保てる
立ち姿勢に限らず、座っているときも天板の高さを最適な位置に固定できるのが電動昇降デスクの素晴らしいところ。
ノートPCを使うとき、外付けのキーボードでタイピングするとき、はたまたノートに筆記するとき、用途によって心地良い姿勢ってそれぞれ微妙に違いますよね。
72~121cmの間で無段階で天板の高さを調整できるEG8は、上記のどんなシーンでもベストな高さをつくることができます。
正しい姿勢が保てれば、肩、背中、腰と上半身全体の疲労を分散させられるので、座り姿勢もかなり快適になります。「スタンディングデスク」でありながら実はこっちの恩恵もかなり大きかったりします。
複数のメモリー機能が便利
前述のとおり、FLEXISPOT EG8は天板の高さを4つまでメモリ保存することができます。
以前使っていた同型の下位モデルには、メモリ機能が付いていおらず、そのつど上下スイッチの長押しで昇降していました。
これに慣れていたときはそこまで煩わしさとかはなかったんですが、やっぱりワンタッチの高さ昇降は一度体験すると快適すぎて感動しちゃいますね。
最近のモデルだとメモリ保存自体はそこまで珍しくはないんですが、1つや2つでなく4つまで記憶できるのはこの機種のアドバンテージ。
ちなみにぼくは、
- 普通のスタンディングの位置
- ステッパーを置いてスタンディングする位置
- タイピング時の座る位置
- 筆記時の座る位置
という4パターンをそれぞれ記憶させています。
これら以外の用途で調整したいときは左側の上下スイッチで微調整すればいいだけですし、僕の場合レビューブロガーという仕事柄、撮影台としても重宝するので一台四役くらいになってくれてますw
USBや引き出しが標準装備
もう一つEG8ならではのメリットが、なんと「引き出し」が標準装備であること。
A4用紙3枚が並べられる横幅で、高さは約4cmほど。デスク周りのちょっとした小物や文房具なんかをしまっておけます。
あと便利だったのが、USBポート。
高速充電(PD)とかには対応していませんが、USB-Cは20W弱の出力がでるのでスマホやコンデジなどちょっとしたデバイスの充電に意外と重宝するんですよね。
USB-A×2ポートあるので、イヤホンやマウス、キーボードなんかも手元でサクッと充電できます。
FLEXISPOT EG8レビュー|まとめ
今回は、FLEXISPOTの電動式スタンディングデスク『EG8』を紹介しました。レビューをまとめると…
- 天板とセットで価格も安価
- とにかく組み立てが簡単
- 4つの高さを保存できる
- 障害物に当たると自動停止
- A4用紙が3枚分の広い引き出し
スタンディングデスクの良さについてはこれまでの記事でも何度も書いていますが、個人的にはもうこれ無しではデスクワークが成立しないくらい必須アイテム。
FLEXISPOTのどのモデルを買えばいいか迷っているという人は、今回紹介した「EG8」はおすすめのコスパモデルなのでぜひチェックしてみてください。