GaN搭載でアダプタいらず!Belkin USB-C 11-in-1 Pro GaNドック(150W)レビュー

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充電もサブディスプレイの電源も、これでよし。

Belkin(ベルキン)からGaNにより電源を内蔵した高出力ドッキングステーション「Belkin Connect 11 in 1 Gan Dock 150W」が登場しました。

1本のケーブルで11ポートに拡張可能なモデルで、デスク環境をミニマル&パワフルにしたい全ノートPCユーザー必見のガジェットです。

Belkin USB-C 11-in-1 Pro GaNドック(150W)

ガンメタ塗装が目を惹くBelkin USB-C 11-in-1 Pro GaNドック本体。MacBookのスペースグレーに近いような色味で、全体的に高級感のあるデザインとなっています。

150Wの電源を内蔵しているのが本機の大きな特徴。旧モデルのような巨大なACアダプターは必要なく、これ自体にGaNによる電源が内蔵されています。発熱を抑制しながら、デスク周りをすっきりと整理できる画期的な設計です。

それでいて本体サイズも比較的コンパクトなので、卓上のスペースを圧迫することはありませんし、縦置きと横置き両対応(双方に滑り止めのラバー加工が施されている)なので、デスク環境に合わせて設置できるのもうれしいところ。

電源内蔵ということで、本体重量は約902gとそれなりにズッシリ感あります。まあ持ち歩きを想定しないドッキングステーションなので、これぐらい重量がある方がケーブルの抜き差し時に安定してくれるのでかえって取り回ししやすいかなと。むしろ電源込みで1kg切っているならかなり軽い部類でしょう。

続いて肝心なポート類ですが、これが秀逸なんですよ。全11ポートを搭載し、電力供給、データ転送、microSD/SDカードスロット、ストレージ、映像や音声イーサネットまでマルチメディアへの接続が可能です。

USBポート(最大10Gbps)やSDカードスロットなど、前面には使用頻度が高く抜き差しする機会が多いポートがまとまっています。特にSDカードとMicroSDカードのスロットの両方そなえるのはうれしいですし、横並びで配置されているのがこれまた抜き差ししやすいんですよね。

そして背面には画面の出力のためのポートが配置されています。ディスプレイ1台で最大8K@30Hz、最大3台のモニター4K@60Hzをカバーできます(Windows OSの場合)。有線LAN接続用のイーサネットポートも備わっています。

実際に設置してみる

Belkin USB-C 11-in-1 Pro GaNドック(150W)の最大の特徴は、なんといってもGaN技術を採用したことで電源アダプタ要らずであること。設置場所や配線をあれこれ考えずに、コンセントを1本繋ぐだけで使えちゃいます。デスクセッティングを改善する上でやはりこの点だけでも選択候補に入ってきますよね。

それでいて、拡張性も高い。MacBookなどポート数に制限のあるノートPCとの相性はとくにバツグンで、11個の多彩なポートを活用することで拡張性を高められます。

1枚のディスプレイに対して最大8K@30Hzの高解像度の出力が可能であり、2枚目、3枚目のモニターに接続する際も最大4K@60Hzで出力が可能です。出力端子と出力内容については、下記のとおり。

また、前面の20W給電に対応したUSB-Cポートから、iPhoneを高速充電できるのもうれしいポイント。

あとはなんといってもデザイン性の高さですよね。さすがBelkin。ドッキングステーションは工業製品のような無骨さをもつものも多いですが、遊び心を感じる曲線ボディ、配色、そしてこのたたずまいの良さは頭一つ抜けてる感あります。

ドッキングステーションは基本的にデスクに据え置きで使うものなので、機能性はもとよりデザイン面を製品選びで重視する人も多いはず。その点本製品はデスク作りに拘りのある人でもきっと満足できる一台ではないでしょうか。

2025年、ドッキングステーションの大本命

電源搭載ながらAmazon価格25,500円とドッキングステーションとして現実的な価格帯にまとまっているBelkin USB-C 11-in-1 Pro GaNドック(150W)。

Belkinらしい洗練られたデザイン、最大3台のモニターと接続可能なポート類、そして電源アダプタ要らず。

M1/M2チップ搭載のMacの場合はチップの制約上から外部モニターへの出力可能枚数が1台のみという点は注意が必要ですが、個人的には、これからデスク環境のアップデートを検討中の全ノートPCユーザー、クリエイターに推したい神器ガジェットです。

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