3-in-1ワイヤレス充電器の草分け的存在であるBelkinから、Qi2で25W出力のワイヤレス充電が可能になった新モデル「Belkin Qi2 25W ワイヤレス充電器 3 in 1」が登場しました。
最大出力15Wの従来のQi2ではなく、世界初の25W出力に対応し最新のiPhoneやAndroid端末を有線接続並の速度での充電を実現した新モデル。それでいて従来モデルよりコンパクト化されるなど使い勝手もバツグンの一台です。実際にデスクに設置してしばらく使ってみたので、使用感や充電性能など紹介していきます。
Belkin Qi2 25W ワイヤレス充電器 3 in 1
こちらが充電ステーション本体。Belkin製お馴染みのステンレスアームが特徴的な形状は前モデルから継承され、上部がスマホ(Qi2対応)、後ろ側がApple Watch、台座部がQi対応イヤホン用のワイヤレス充電部となります。スマホ充電部は90度の角度調整に対応。

ちなみに、こちらはブラックモデルになりますが、従来モデルのような漆黒とは違い、ややダークグレーに近いような色味ですね。なお、カラバリはサンドホワイト加えた2色から選択できます。
スマホ充電部の背面には冷却ファン。充電中は背面が熱くなりがちなワイヤレス充電ですが、冷却しながら効率よく充電できるというのも大きなアップデート。なお、冷却ファンは背面のスイッチからオンオフできます。

また、「ChillBoost Active Cooling技術」という次世代の冷却テクノロジーを搭載することで、充電速度を落とさず、かつ端末のバッテリーを保護しながらの充電が可能なのだそう。
本機は背面にあるUSB-C端子に、付属のUSB-Cケーブルと最大45W出力の電源アダプタを接続することで使用できます。従来の平置きタイプは電源アダプタが付属しないので、開封してすぐに同梱のアダプタを繋いで使い始められるのはうれしいポイント。

底面にはラバー製のグリップ加工。スマホ脱着時もガッチリ安定してくれますし、充電中にスマホを操作していると本体が後退するみたいな、細かい位置ズレとも無縁です。

そして肝心なスマホの充電性能ですが、16シリーズ以降のiPhoneなどQi2対応スマホと組み合わせることで、最大25Wの高速充電が可能です。実際にiPhone 17 Proをバッテリー残量カラ→フル充電したところ、従来モデルだと約3時間かかっていたのに対して、おおよそ2時間弱で満充電できました。これはスゴイ。

また、充電中のiPhoneを活用できる「スタンバイモード」にも対応するので、時計表示 (デジタル/アナログ) やお気に入りの写真、ウィジェットの表示も可能です。

「普段は縦置きにしてスマートな卓上時計の代わりに、動画コンテンツを流すときは横置きにチェンジ」など多様に使い分けることもできます。ステーション自体がそれなりにずっしり重たいので、iPhone脱着時の安定性も申し分ありません。
イヤホンは5W出力、ウォッチは7.5W出力となります。ウォッチ部分はApple認定のMade for Apple Watch規格に準拠した磁気充電端子で、シリーズ7以降のApple Watchの急速充電に対応。3デバイスとも最高出力で充電が可能なので、据え置きタイプの充電器で迷ったらとりあえずこれを選んでおけば間違いなしといった一台になります。

同様の特徴を持った商品は他にもありますが、世界初の25W出力に対応しつつ、小型化、柔軟なアームの稼働と筐体の進化も見逃せないBelkin Qi2 25W ワイヤレス充電器 3 in 1。
あざやかな光沢あるステンレスのアームに、しっとりとしたシリコンベースにクロム仕上げが施された筐体はいずれも美しい仕上がりで、素材感のコントラストも絶妙。同梱のケーブルまでウーブン(編み込み)調の表面仕上げを採用するなど、細部までこだわり抜かれています。
特に作りが良いApple製品と組み合わせたときに、サードパーティの周辺機器だと「おや、なんだかチープに見えるな…」と感じてしまうことも往々にあるわけですが、本製品に限ってはそんな心配は一切無用なのです。
また、電源アダプタが専用のACアダプタではなく、汎用の効くUSB-C仕様なのも気が利いていますよね。「デスクやベッド脇の限られたスペースで、3つのデバイスをまとめて定位置化したい」そんな人は、ぜひBelkinの新作充電ステーションをチェックしてみてください。