Zoomなどリモートでやり取りするにあたって、PC画面上の操作を録画して共有するってことが多々あります。
録画することで、わからないことがあっても繰り返し見かえすことができるし、双方にとってリモート上のやり取りが円滑になるんですよね。
MacやiPhoneにも標準で画面収録機能がついていますが、よりMacの画面録画を快適かつ高精度にしてくれるのがEaseUSのソフトウェア「RecExperts for Mac」。
今回、導入して数週間使用してみたので、使用方法や使い勝手などレポートしていきます。
EaseUS RecExperts for Mac

RecExperts for Macの主な特徴をまとめると・・
- 音声付きで画面録画(フルスクリーン/エリア指定)
- Webカメラの映像録画(ウェブ会議/ビデオ通話など)
- 音声録音(マイク、システムサウンド)
- 動画のかんたん編集
- メディアプレイヤー機能
- GIF動画、Full HD動画での保存
ざっとこんな感じです。
ひとえにMac画面録画というと「Quick Time Player」を連想する人も多いと思いますが、同ソフトに比べてRecExpertsは多機能ながらUIがシンプルで使いやすいですし、初心者でも扱いやすいのが特徴。
ただし残念ながら無料ソフトではないので、まずは「体験版(無料ダウンロード)」を触ってから、製品版の導入を検討することをオススメします。なお、無料体験版と有料版の違いは以下のとおり。
無料版 | 有料版 | |
---|---|---|
収録時間 | 5分間 | 無制限 |
解像度 | 720P | 1080P |
GIFでエクスポート | × | ◯ |
iPhone/iPadの画面を収録 | × | ◯ |
スケジュール録画 | × | ◯ |
特定のウィンドウを録画 | × | ◯ |
年中無休の技術サポート | × | ◯ |
実際に製品版を使ってみる
こちらがRecExperts for Macのメイン画面。

メイン画面は「ビデオ録画画面」になっており、以下のことができます。
- フルスクリーン録画
- エリア指定録画
- WEBカメラ録画
- オーディオ録音
ビデオ録画は、画面全体を録画する「フルスクリーン録画」と、特定の範囲やウィンドウを指定して録画する「エリア録画」の2パターンから選択できます。


エリア録画は、シングルディスプレイ上である一部分や、特定のウィンドウを指定して録画したいときに使います。なお、デュアルディスプレイ環境下でフルスクリーン録画を選んだ場合、どちらか1枚のディスプレイを選択できます。
また、保存形式が豊富なのもRecExperts for Macの特徴であり、ビデオファイルの「MP4」をはじめ最大13種類の録画フォーマットから選択可能。

上記写真では表示しきれていませんが、「GIF」の保存にも対応。一方で、動画ファイルのGIF変換には対応していないのでその点は注意が必要です。
また、iPhone画面収録ソフトとして利用できる点も、RecExperts for Macの便利なところ。「iPhoneやiPadで画面収録して、MacにAirdropして…」という一連の手間が省けますからね。
続いてWEBカメラ。

MacBookの場合だと、標準の内蔵カメラの映像を収録できます(もちろん別途接続した自前カメラも選択可)。名目上は画面録画ソフトである一方、Webカメラのような対人動画を録画するソフトとしても活用できます。
そして、オーディオ収録。

「動画はいらないから、音声だけ録音したい」という時に使う機能が、これまたシンプルなUIでわかりやすく、初心者でも直感的にオーディオ収録ができます。
録音できるのは「マイク入力」、「Macのシステムサウンド」、「双方同時」の3パターン。Macのボイスメモとは違い、システム音+マイク音の同時収録ができるのもRecExpertsならでは。また、画面録画同様に「MP3」「AAC」を始めとした多彩なフォーマットでの保存に対応しています。

万能録画ソフト「EaseUS RecExperts」
OS標準の画面録画機能だと、システム音の収録ができません。その点システム音とマイク音の両方を同時に録音できてしまうRecExpertsのようなソフトウェアを1本持っていると何かと重宝します。
多機能ながらUIもシンプルでわかりやすいですし、1ヶ月間のライセンスなら約2,000円で使用できます。ただ、「これから先ずっと画面録画を使う」という場合は、買い切りの永続ライセンス(約8,000円)を契約してしまうのが良さげですかね。
というわけで、今回はEaseUSの万能録画ソフト「RecExperts」の紹介でした。Macの画面録画ソフトをお探しの方は、ぜひ体験版から試してみてはいかがでしょうか。