リモートワークの普及もあり、ノートPCの作業効率を高めるアクセサリにいっそう注目が集まる昨今。MOFTのキャリーケースは、PCを保護するだけでなく、画面の高さを底上げするスタンド機能、周辺機器の収納をまるっと一括りにした3 in 1ケースです。
そんなMOFTの定番ケースから2023年モデルとなる新色が登場したとことで、レビュー用に送っていただきました。メイン使いの14インチMacBook Pro用に1週間ほど使ってみたのでレビューしていきます。
MOFT 3 in 1 Carry Sleeve
軽さ、保護力、デザイン…PCケース選びの基準は人それぞれだと思いますが、PCの保護だけでなく何かしらの機能をかねるような一風変わったアクセサリーに目がない筆者(PCケースに限らずですが)。
コンパクトなバッグ兼用のGeoface PC Sleeve、ハブを内蔵したXtremeMacなど数々のPCケースを試してきましたが、今回レビューする「多機能キャリーケース」は角度調整が可能なPCスタンド機能を兼ねるという、これぞMOFT!な製品です。
前述のとおり、2023年モデル(High Summer 2023 Color Collection)にて、「ミスティグレー」「スモークターコイズ」「サンドベージュ」の新色3点が販売開始に。今回は、M1 MacBook Pro(14インチ)用に13.3インチモデルのミスティグレーを送っていただきました。
外観とサイズ感
同社定番アイテムのスマホケースをはじめ同色の姉妹製品をいくつか愛用していますが、従来のMOFT製品のミスティーグレーカラーと全く同じカラーリングになっています。少しホワイト寄りの淡いグレーといった感じ。
サイズ展開は13.3インチ、16インチの2種あり、こちらは13.3インチ用。MacBook Air 13インチの2017〜2022の全シリーズ、MacBook Pro 14インチ(2021/2023)も収納可能です。
表地は防水ヴィーガンレザーで、上質な触り心地。ケースの三縁もしっかり縫われていて安っぽさはありませんし、見た目以上に頑丈。中のPCを守るってことでは、擦過、衝撃ともに全く問題なさそう。
背面は伸縮ポケットになっているので、見てくれが少々不恰好になることに目をつむれば、電源アダプタなど周辺機器も収納できちゃいます。
後にPCスタンドとして展開するのでここにごちゃごちゃ入れるのはおすすめしませんが、PCとセットで必ず取り出すものならここにひとまとめにしておくと便利です。ちなみに筆者はカードサイズの60W充電器(MATECH Sonicharge Flat 65W)、充電用ケーブル、小型マウス(Cheerpod)を常備していますが、ゆとり十分に収納できています。
実際に使ってみて
やはりこのスリーブの最大の特徴は、ワンタッチでスタンドに変形するギミック。スタンドを別途外付けするのではなく、スリーブそのものがPCスタンドになる(しかも角度調整までできる)仕様は取り回しの面でやはり最高。
13.3インチ用に、M1 MacBook Pro 14インチを載せるとこんな感じ。
1.60 kgと決して軽くないM1 14インチですが、安定感を損なわずガチッと一体化。この手の2 in 1モデルにありがちなタイピング中のぐらつきや位置ズレもなく、しっかり腰を据えて作業に打ち込める環境を構築できます。
ケースの折り線に沿って畳むことで、2段階の角度調節ができるキャリーケース。まず外フタを支えに立てることで、デスクワークに適した「15度」の傾斜を実現。画面の高さはやや目線の下方向になるものの、直置きに比べて断然疲れにくい姿勢で作業することができます。
「もうちょっと傾斜がほしい」となれば、左右のフチを折りたたんで「25度」の高さに。こうすると画面の高さがちゃんと目線の位置に来ます。ただしこれだとキーボードの傾きも増すので、別途外付けキーボードと組み合わせるのがおすすめ。キー入力はさほどしない、というか画面だけずっと見てるような用途(WEB会議や動画視聴)ならこの角度がしっくりきます。
下部にはPCを支えるストッパーもついているので、直置き、ヒザ置きともに安定感はバッチリ。
スタンド一体型ケースとして弱点らしい弱点が見当たらないキャリーケースですが、強いて言えば使用を重ねるごとにそれなりに折り目やシワが目立ってくることくらいでしょうか(まあレザーザイテム全般に言えることですが・・)。とくに25度にした場合マグネットの磁力でPCを支える形になって負荷もかかるので、なるべく15度をデフォにしておくとより永く使っていけると思います。
スタンド、保護、収納、質感…隙なしのPCケース
“PCを守る”アイテムとしての安心感はもちろん、アクセサリー収納やPCスタンドとしての利便性、さらにはデザイン性もかね備える「MOFTキャリーケース」。また、これだけギミックを詰め込みながらケースが薄く、軽い(13.3インチで約300g)のも魅力。MacBookをはじめラップトップを常に持ち運ぶワーカーさんに、スタンド・保護・収納をそなえたMOFTキャリーケースぜひ一度試してみてほしいです。
今後もMacBook Proの相棒としていろんな場所へ連れて行きたいと思います。