「PCデスクライトの最適解」と巷で話題のBenQの新型モニター掛け式ライト「ScreenBar Pro」をレビュー用に提供いただいたので、使用感をチェックしていきます。
ロピログではこれまでも同様のスクリーンバーライトをレビューしていますが、待望の人感センサーを搭載したほか、照射範囲の拡大、USB-C対応など…多方面にアップデートされた最新モデル。モニターライトを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
BenQ ScreenBar Pro、何が変わった?
こちらがScreenBar Pro本体。前モデルのScreenBar Haloと比べて物理的なサイズ差はありませんが、クランプの改良により曲面ディスプレイにもライトバー単体で取り付けできる仕様に刷新。加えて、輝度や照射範囲といった照明性能もアップしています。
前モデルの目玉機能だった「バックライト」は廃止され、給電用の端子がUSB-AからUSB-Cになったことも大きな変更点。ちなみに、USB-C to USB-A変換アダプタの使用はメーカー非推奨のため、USB-Cポートが足りない人のために予めUSB-C充電器が同梱されています。
また、ワイヤレスコントローラーは廃止され、初代のScreenBar同様にライトバーのタップで直接操作する仕様となっています。余計な電池交換や卓上の物量が増えない点でも、個人的には嬉しい仕様変更。
新たに人感センサーを搭載したことで自動消灯&点灯が可能になったのも大きな特徴。ライトバーのパネルのUIも非常にわかりやすく、見た目も従来モデル以上に洗練された印象を受けます。
従来はダークカラー中心だったカラバリに、「シルバーモデル」が追加されたことも大きな変更点。白系でデスク構築してる人、iMacユーザーにとっては何気に一番待ち望んでいたアップデートじゃないでしょうか。
ちなみにライトバー部分がシルバーのメタル素材で、クランプ部分はマットホワイト仕様になっています。筆者が愛用しているディスプレイ(LG 27UL850-W)の背面がたまたまホワイトカラーだったこともあり、この通りめちゃくちゃ溶け込んでくれました。
実際に使ってみる
というわけで、普段のテレワークのメインディスプレイにScreenBar Proを設置して1週間ほど使用してみました。見た目のスマートさはもとより、やはり一番気に入っているのは人感センサーによる自動点灯・消灯と、リアルタイムの自動調光機能。
5分間動きが感知されないと自動で消灯し、また感知している状態では点灯し続けるのですが、椅子を引いて座ると同時に点灯し、席を立つと勝手に消灯してくれるというのが非常に快適。これに一回慣れちゃうと元の手動操作にもどれなくなります、ほんとに。
で、点灯すぐに自動調光機能が有効化されて最適な明るさ(アメリカ照明協会による推奨照度500ルクス)に落ち着つく、といった具合です。余計な操作を一切必要とせず、いつでも快適な作業環境を構築してくれます。
また、寒色から暖色への切り替え(2700-6500K)もセンサータップで直感的に操作できますし、シリーズ最大の85×50cmの照明範囲(従来は60cm x 30cm)でデスク全体を明るく照らしてくれます。
普段使っているマウスやキーボードはもちろん、ノートや書類の視認性もバツグン。筐体サイズは据え置きのはずなのに照射範囲がしっかり拡張されていることにただただ驚き…。
ちなみに、ブラックモデルを設置した様子がこちら。「モニターとの一体感」はやはりベゼルと同色のブラックが断然しっくりきますね。まあ個人的には斬新なシルバーが好みですが、目立つ色なのでそれなりに存在感強めにはなります。「ライトバーは主張しないに越したことがない」という人であれば、無難に従来のブラックを選んでおくのが吉かなとは思いますね。
デスクスペースを占有することなく、デスクに必要な明るさを提供してくれるBenQ ScreenBar Pro。無線コントローラーやバックライトなどの余分な機能が省略することでコストカットしつつ、照射範囲の拡大、人感センサーの搭載など正統進化した本機は「モニターライトの決定版」といっていいのではないでしょうか。
照射エリアが一回り大きくなっただけでなく、クランプの刷新で湾曲モニターにも対応しているので、巨大デスクでウルトラワイドモニターやデュアルモニター環境を構築している人にもおすすめの一台。画面を今より明るくしたい、PC作業しないときでも手元を明るく照らしたい、そんな方は新しくなったBenQ ScreenBar Proをぜひチェックしてみてください。