完全ワイヤレスイヤホンのトレンド機能であるANC(アクティブノイズキャンセリング)、外音取り込み機能(アンビエントモード)。
これらの機能に加えて音質を求めると、予算をオーバーしたりバッテリーや防水品質を妥協する必要があるんですよね。
そんな中、2万円以下でこれらすべてをバランスよくカバーしているのがurbanista(アーバニスタ)シリーズのフラッグシップモデル「urbanista London」です。
ノイキャン・外音取り込み機能を搭載し、かつ最大25時間の連続再生、ワイヤレス充電、生活防水まで対応のurbanista London。
また、グローバルモデルならではの低域よりの迫力サウンド、スウェーデンをルーツとするurbanistaシリーズ特有の北欧デザインが評判の完全ワイヤレスイヤホンです。
アンダー2万円の超バランス型モデル!
というわけで今回は、そんなurbanista Londonの使用感・音質について詳しくレビューしていきたいと思います。
urbanista Londonの外観と同梱品
「urbanista London」は、アクティブノイズキャンセリング対応のカナル型完全ワイヤレスイヤホンです。
生活防水仕様(IPX4)だから運動・雨天時の使用も安心です!
カラーバリエーションは、ミッドナイトブラック、ホワイトパール、ダークサファイア、ローズゴールドの4色。今回は、ダークサファイアを使用してレビューしていきます。
イヤホン本体の形状は、AirPods Proのような豆型タイプ。マットな質感で、指紋や汚れが目立ちにくい仕様になっています。
ハウジングにはタッチセンサーが内蔵されており、再生、停止、ノイズキャンセリング、外音取り込みなどの操作がイヤホン本体から行えます。
重量は左右合わせてわずか9gと、数ある完全ワイヤレスイヤホンの中でも随一の軽量設計。
未使用時は、バッテリー内蔵の収納ケースにセットしておきます。
バッテリーケースはイヤホンと同じく滑らかなマット仕様。天面には「urbanista」のロゴが刻印されています。
ケースサイズはコンパクトで、手の中にすっぽり収まります。平たい形状、マットな質感も相まってとにかく手馴染みが良いです。
AirPods Proと並べるとほとんど同じサイズ感ですが、urbanista Londonの方がやや厚みがあります。
イヤホン本体を含めたケースの重さは約54g。軽量でお馴染みのAirPods Proより軽いので、携帯性は申し分ありません。
背面には、充電用のUSB-Cポートを備えています。海外ブランドはまだまだMicro USBのものが多い中、汎用性の高いUSB-C充電対応なのはうれしいポイント。
もう一つの充電方法として、Qi規格のワイヤレス充電にも対応しているので、「Anker PowerWave II Pad」等のパッドタイプの充電器があれば、置くだけ充電も可能です。
連続再生時間はイヤホン単体で最大5時間、ケース併用で最大25時間と、この価格帯の完全ワイヤレスイヤホンとしては平均的なバッテリー性能。
正面には、バッテリー残量を示す4段階のLEDインジケーターをそなえます。常に電池残量が細かく確認できるのは便利ですね。
- ランプ4つ点灯⇒バッテリー残量100%
- ランプ3つ点灯⇒バッテリー残量75%
- ランプ2つ点灯⇒バッテリー残量50%
- ランプ1つ点灯⇒バッテリー残量25%
そんなurbanista Londonのパッケージ内容は以下の5点です。
- urbanista London本体
- バッテリーケース
- イヤーピース:XS/S/L 各1ペア
- 充電用USBケーブル
- ユーザーマニュアル
イヤーピースはシリコン製で、本体装着済みのMサイズに加えて、XS/S/Lサイズの3種類が付属します。
urbanista Londonの使用感・音質レビュー
装着感・操作性
urbanista Londonは、AirPods Proと同じく豆型タイプなので、フィット感は良好です。
カナル型ですが、軽量性も相まってインナーイヤー型のようなやさしい付け心地なので、長時間でも耳の違和感や聴き疲れがなく快適に使えました。
イヤーピースも全4種類と豊富なので、自分の耳のサイズに合ったピースに付け替えられるのも良いですね。
また、再生停止、音量調整、ノイズキャンセリングの切り替えなどの操作がイヤホン本体のタッチ操作で完結する点もスマート。
- 再生/停止⇒左を2回タップ
- 音量+⇒右を1回タップ
- 音量ー⇒左を1回タップ
- 通話/終話⇒着信中にどちらか2回タップ
- 着信拒否⇒着信中にどちらか1秒タップ
- 音声アシスタント⇒右を2回タップ
- ノイズキャンセリング⇒右を2秒タップ
- 外音取り込み機能⇒左を2秒タップ
ノイズキャンセリング、外音取り込み機能もイヤホン本体のタッチ操作で切り替えられるのは快適です。センサーの感度も高く誤動作もないのでストレスフリーで使えます。
音質・ノイズキャンセリング
urbanista Londonは、10mmのダイナミックドライバーを内蔵しているだけあり、全体的にパワフルな音設計になっています。
以前レビューした同シリーズ下位モデルの「Athens」「STOCKHOLM」同様にチューニング自体が低域寄りで、今回はさらにその傾向が強くなっています。ベースやバスドラムが底からズンズン響くのが心地良いです。
それでいて、音の分離感を損なわないのはさすがフラッグシップモデル。中高域が埋もれることなくボーカル音や息づかいもはっきり聞き取れるので、ポップス、EDM、クラシックとオールラウンドに楽しめます。
目玉機能のアクティブノイズキャンセリングも、人の話し声からや電車やバスなどのロードノイズまでしっかり遮断してくれます。AirPods Proなどのハイエンドに比べると劣りますが、1万円クラスのANCとしてはトップクラスの品質と言っていいんじゃないでしょうか。
Android専用のコーデック「aptX」に非対応なのがウィークポイントですが、SBC、AACに対応しているのでiPhone再生時は高音質補正されます。
urbanista Londonのペアリング手順
urbanista Londonは、端末とのBluetooth接続手順もシンプルです。
ケースからイヤホン本体を取り出すと自動的にペアリングモードに入ります。
続いて、端末のBluetooth設定をオンにします。「urbanista London」が表示されたら選択。
ステータスが「接続済み」に変わったら、接続完了です。
一度ペアリングした機器は、次回から自動接続されます!
urbanista Londonレビュー:まとめ
本記事は、【urbanista Londonレビュー】高品質なANCと迫力サウンドを両立する英国発フルワイヤレスイヤホンについて書きました。最後にメリットデメリットをおさらいしておきます。
- ANC・外音取り込み機能搭載
- 低域寄りの迫力サウンド
- 豆型タイプで装着性良好
- ワイヤレス充電対応
- 生活防水のIPX4対応
- 所有欲を高める北欧デザイン
- apt-X非対応
高品質なノイキャン・外音取り込み機能を搭載し、かつ最大25時間の連続再生、ワイヤレス充電、生活防水に対応しているurbanista London。
グローバルモデルならではの低域よりの迫力サウンド、スウェーデンをツールとするurbanistaシリーズ特有の北欧デザインが魅力の完全ワイヤレスイヤホンとなっています。