ミニマリスト必見の“極薄”レザー財布「SYRINX Hitoe® Fold Less」先行レビュー

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”ミニマリスト”というわけではないけど、ここ数年は『小さく、薄い』をテーマに自分のライフスタイルに合った財布を探し続けています。

”小型化と機能性の折り合いをどこでつけるか”というのが筆者の財布選びの永遠のテーマなわけですが、小さい財布というのはその筐体サイズをキープするためにどうしても機能面で制限があったり、そもそもデザインが微妙だったり何かしらの弱点を伴うもの。

しかし、今回紹介するSYRINXの新作財布「Hitoe® Fold Less」は利便性、デザイン性、そして携帯性いずれにおいても非常に完成度高く洗練された財布でした。本記事では、現在クラファン中のそんなSYRINX Hitoe® Fold Lessを実際に3週間先行で使わせていただいた感想、良いところ・悪いところなど正直にレビューしていこうと思います。

目次

SYRINX Hitoe® Fold Lessの概要

Hitoe® Fold Less」は、名刺入れやペンケースといったレザー製品でお馴染みのSYRINX(シュリンクス)が手がけるHitoe Fold(二つ折り財布)シリーズの新作。姉妹製品である極薄財布『Hitoe Fold Aria』は、クラウドファンディングで日本歴代1位を記録し話題になりました。

名前に「Less」と入っているとおり、前作からさらに小型軽量化されたFold Less。カードは3枚までしか入れることができませんが、厚さわずか「7mm」と二つ折り財布の概念を覆すような薄さを極めた財布となっています。

キャッシュレスと共にタッチレスも普及する昨今ですが、「スマホ決済メインだけど最低限のカードを持っていたい」そんな”カードレスな未来”を先取りしたようなまさに新時代の財布です。

Hitoe® Fold Lessを開封レビュー

高級感たっぷりの箱を開封すると、財布本体、各種マニュアル類が入っていました。

ありがたいことに、SYRINXの財布には予めRFIDカードが付属しています。RFIDカードとは、クレジットカードなどの磁気からカード情報を読み取られることを防ぐためのもの。このRFIDカードを挟んでおくことで、スキミング被害から守ってくれます。

そしてこちらがHitoe® Fold Less本体。レザーの質感、色味がとても美しい。

今回提供していただいたカラーは「Misty Chocolate(チョコ)」。深いブラウンというよりは、淡いグレーがかった色味で個人的にとても好みの色でした。

カラバリは、Misty Greige(グレージュ)、Misty Ash(灰)、Misty Iris(アイリス)、Misty Navy(ネイビー)、Misty Black(黒)、そしてMisty Chocolate(チョコ)の全6色展開と豊富。

公式サイト引用

ホワイトワックスで加工した本革レザーを使用しているFold Less。最初はブライドルレザーのような白く霧がかったような感じですが、使い込むとツヤが出て色味、質感がどんどん変化していきます。革の経年変化の様子は後述。

特筆すべきは、そのサイズ感と薄さ。カードを最大数の3枚入れた状態でも、わずか7mmと極薄。iPhone 13 Proと比べるとどれだけ薄いかがわかるかと思います。

一般的な正方形の二つ折り財布と比べてもその差は一目瞭然(どちらも中身が入っている状態)。

スマホと重ねて入れてもポケットの中が嵩張らないのが嬉しい。

薄いだけでなく重さも30g切っており、もはや財布がポケットに入っている感覚がないんですよね。出先で「あれ、財布忘れてないかな…」とふと不安になることもしばしば。この手のコンパクト財布を10種類近く手に取ってきましたが、薄さ、軽さにおいては文句なく過去一番です。

サイズや素材だけでなく、コバ(革の断面)処理や縫製までとても丁寧なFold Less。縫製箇所が4点しかなく、ほつれが起こりにくいのも長く使う上で嬉しいポイント。

右側面は、こんな感じでカード類が視認できるようになっています。ストッパーがついているので落下の心配はありません。

財布を開くとこんな感じ。カードポケットから出るカードの先端に、右上の三角形の部分を引っ掛けるようにして開閉する仕組みになっています。ボタンやジッパーもない、どこまでもシンプルな設計。

カード収納部には、金字でHITOE MADE IN JAPANのロゴ刻印。このロゴはカードを収納すると隠れるので、良く言うと主張しないんですが、シンプルな筐体なのでワンポイントで見える位置にあると嬉しかったな〜と個人的には感じました。

小銭はこのコインポケットに収納します。浅い作りなので使用前は小銭がこぼれないか心配でしたが、軽く逆さの状態になってもフラップ部分がストッパーになって小銭をとどめてくれるので安心。

ストッパーになるフラップ

「たしか10円玉があったはず」などとポケット内をガサガサ漁ることことがないので、むしろ一度慣れてしまえばサッと取り出せる浅いポケットが使いやすいなと感じました。

カード類は、下部のカードポケットに横からスライドするように収納します。

前モデルのFold Ariaは6枚までカードを収納できましたが、Fold Lessの推奨枚数は3枚まで。カードレスをコンセプトにしているだけあり、必要最小限のカードしか持ち歩けないわけです。その分ポケットも薄くなっているので、カードが滑り落ちにくくなっています。

3週間メイン財布に使ってみた感想

実際にSYRINX Hitoe® Fold Lessをしばらく使ってみて特に感動したポイントが、紙幣の取り出しやすさ。札入れ上部にあるフラップに挟みこむように、横からスライドしお札をて出し入れできるのがとにかく便利。

こういった薄型のコンパクト財布は、どうしても紙幣の収納に難があったり外にはみ出てしまうものが多いんですが、Fold Lessは出し入れがスムーズで見栄えもスマートに収まってくれます。ことお札の収納に関しては、薄型財布特有の使いにくさをまったく感じず使い勝手は最高。

そして、何といっても革の質感。Fold Lessは植物タンニンで仕上げたショルダー部分の本革を使用しているだけありツヤが美しく、3週間使っても目立った傷がつかなかったので丈夫な革であることがわかります。

前述のとおりホワイトワックス加工が施されているので、使い始めは白くモヤがかった色味になっていますが、使い込むほどに革にワックスが浸透し艶が出てきます。こちらのFold Lessも、3週間前に比べて表面に光沢が出てきました。

3週間で少しずつ茶色味が増してきた

サイズ感や機能性はもとより、毎日持ち歩くアイテムとしてこの所有欲を満たすデザイン、質感はHitoe® Fold Lesの魅力だなと思います。

一方で、欠点とはまでは言わずともしばらく使ってみて不便に感じたところもありました。

それは、やはり小銭を収納する際の使い勝手の部分。前述の通りコインポケットが浅いため視認性は良く、小銭の取り出しはとてもスムーズにできます。その反面、収納できる枚数は12〜15枚くらいが限界なので、思いがけずお釣りを出してしまったときはやはり困ります。

特に、キャッシュレス派で現金を使わないからとコインが貯まりがちな人は、コインケースが別途必要に感じるかもしれません。

どうしても筐体サイズとのトレードオフになる点ですが、Fold Lessを持ち歩く際はなるべくお釣りを出さないようにしたり、小銭が溜まったら小銭で消化していくといった工夫は必要かなと思いました。

SYRINX Hitoe® Fold Lessレビュー|まとめ

今回は、SYRINXが手がける新作財布『Hitoe Fold Less』を紹介しました。

極薄、軽量、上質レザーと、コンパクト財布に求められるすべての要素を満たすような完成度の高い財布となっています。僕自身とても気に入ったので、しばらくHitoe Fold Lessをメイン財布に愛用していこうと思います。気になった方はぜひ下記のリンクからチェックしてみてください!

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