オープンイヤー型、骨伝導イヤホンの草分け的存在Shokzから、待望のイヤーカフ型のワイヤレスイヤホン「OpenDots ONE」が登場しました。
ランニングやワークアウトのお供に人気なオープンイヤー型イヤホン。耳を塞がないことから、僕自信WEB会議などでも重宝しているんですよね。
オープンイヤーといえばフック部分を耳に掛けて使うものがメジャーですが、最近はクリップのように耳にはさむイヤーカフタイプもトレンドになりつつあります。というわけで今回は、Shokz初のイヤーカフ型ワイヤレスイヤホン「OpenDots ONE」をレビューしていきます。
Shokz OpenDots ONEの外観
こちらがOpenDots ONEの充電ケース。上部はメタリック、下部はマットな素材が充てがわれたコンパクトなケースとなっています。

カラーはグレーとブラックの2色展開となっています。特にグレーはアクセサリーのような上品な輝きがあり、耳に掛けていることを見せたくなるようなデザイン。

充電端子は汎用の効くUSB Type C。

TWSで重視されるバッテリー性能ですが、イヤホン単体で最大10時間、ケースをふくめ最大40時間再生と十分な電池持ち。さらに、イヤーカフ型としてはめずらしく、ワイヤレス充電に対応しているのも嬉しいポイント。

また、2台のデバイスに同時接続を行うマルチポイントにも対応しています。端末の切り替わりも早く、挙動も不安定になることもなく、非常に安定した使いやすいマルチポイントです。

カナル型を彷彿とさせる緻密なサウンド
スピーカーとバッテリーを繋ぐ部品「JointArc™」は、薄型で柔軟なチタン合金で作られており耐久性に優れます。本体自体非常に小ぶりで、小さめな耳にも快適にフィットするよう設計されているとのこと。

スピーカーには16mm のカスタムドライバーに相当するデュアルドライバーシステムを採用し、ドルビーオーディオにも対応。実際にOpenDots ONEで楽曲を聴いてみたところ、オープン型でありながら、まるでカナル型のような緻密でパワフルなサウンドに驚きました。
静かな場所で聴いたらまったく問題なく通常のイヤホンのように聴けますし、オープン型でありつつ音漏れも問題なし。電車内やカフェなどで試しても、楽曲の迫力を残したまま自然に聴くことができます。
オープン型にありがちな高音のシャカシャカ感もなく自然と楽曲に没入でき、ボーカル音がモゴモゴすることなく非常にクリアに聞き取れる印象。「ながら聞きでもしっかり音質は求めたい。でも没入しすぎたくない。」そんな人にはピッタリなイヤホンです。
また、装着感が非常に軽快かつ安定しているのもOpenDots ONEのいいところ。イヤーカフ型特有のしめつけ感みたいなものは微塵もありませんし、3〜4時間つけっぱなしでも耳が痛くならず快適に使えました。


これはイヤーカフ型全般ですが、マスクやメガネをした状態でも干渉せず脱着できるのもストレスフリーでいいんですよね。あとは操作性についても、OpenDots ONEは長押しでシームレスにボリューム調整できる仕様が非常に使いやすいところ。
また、専用アプリから各種設定が可能なOpenDots ONE。イコライザーモードの設定(5バンド)やタッチ操作のカスタマイズ、自動装着検出のON・OFFなど設定できる項目は多岐にわたります。


個人的にアプリで頻繁に使用するのは「Dolby Audio」と「イコライザー設定」の2つ。Dolby Audioはかなり有用ですし、購入後もファームウェアアップデートで進化を続けるShokzなので、アプリはとりあえずダウンロードしておくことをおすすめします。
2025年、イヤーカフ型の大本命

イヤーカフ型の利点を活かしつつ高音質を楽しめるOpenDots ONEは、メイン機としてイヤーカフを使っていきたい人にとって現時点で大本命といっていいんじゃないでしょうか。
日常使いはもちろんワークアウトでも音質、装着性に妥協のないTWSを探している人はきっと満足できるはず。価格は27,880円とイヤーカフ型としてはそれなりに高価にはなりますが、価格に見合うバリューがしっかり詰まったイヤホンなので、気になった方はぜひチェックしてみてください。