マウス派にとって、マウスがあるかないかで作業効率が大きく左右されます。トラックパッドが悪いわけじゃないんです、マウスがいいんです。マウス派かつ出先でPCを開く機会が多い人にとっては、「マウス忘れ」は死活問題。
スマホ周辺機器でおなじみ「ESR」が繰り出してきた、ちょっと奇抜な解決策。マグネットでくっつくマウス、その名も「MagMouse」です。
ESR MagMouse
どんなに性能がいいマウスだって家に忘れたら終わりだし、充電切れでは意味がありません。MagMouseは忘れない!充電しやすい!に振り切ったマウス。

どんなものか?というと、もう見たまんまです。貼って剥がせるベースをノートPCに貼り付けて、そこにマウスをくっつけてPCと一体化してしまえばいいじゃん、という製品。

移動時に物の個数をひとつ減らせて、作業が終わったら「ノートPCを閉じてくっつける」を習慣にすれば、マウス忘れ防止にもなるというわけです。
さらに、充電コードをマウス底に格納するコード一体型なので、コード忘れとも無縁。ちょっとトイレにいく隙にでも充電すればよし。高速充電で、たった1分のチャージで4時間いけます。フルチャージは45分で160時間。

左右クリックボタンは指のかかりを良くするため、くぼみがつけられています。

ベーシックな3ボタンタイプですが、ホイールの左右スクロールに対応しているのはポイント高いですね。Excelで便利なやつ。

左右クリックボタンホイール (ホイールボタン含む)の動作音は非常に静かで、ロジクールのMXシリーズの静音モデルなんかと同じような機構です。
台座とマウス本体を合わせた重さは実測で114g(マウス本体76g、台座38g)と一般的なモバイルマウスに比べて合計値でもそこそこ軽量な部類です。

ESR MagMouseの使用感
付属のマグネットベースを使ってノートPCなどの天板に吸着可能なMagMouseですが、そのマグネットベースがよくできています。貼り剥がししやすい粘着力でありながら、貼った状態で不意に剥がれ落ちるということもまずありません。

また、マウスが吸着するとベースから2つのロックピンが自動で立ち上がってマウスと結合。「マウスがベースからズレる」「ズレたために磁力が働かずにマウスが落ちる」みたいなことも皆無です。

なおかつMagSafeのようにサッと取り外しもできるので、ひとたびこの動作に慣れると他社のマウスが使えなくなる中毒性、たしかにあります。

これはベースを取り付ける位置次第ですが、ノートPCを閉じてスリープさせた状態でMagMouseの内蔵ケーブルを使って充電することもできます。これはスマート。

で、気になる「かさばり具合」。マグネットベースはそれなりに薄いのですが、ノートPCの本来の厚みにマウスの厚みが加わるので、トータルではそこそこの厚さになります。PCバッグのスロットなどゆとりのあるスペースなら問題なくすっぽり入りますが、薄手のスリーブケースなんかには当然入らないですね。

ここは使い分けだと思いますが、個人的にはバックパックに直にPCを入れて持ち運ぶことが多いので、マウスを一体化させられるのはかなり魅力ですし、出先で作業した後にマウスを置き忘れたりする(稀にある)リスクが多少なり減るというのはありがたいです。
続いてマウス自体の機能性ですが、直販価格3,899円とコスパに振り切ったモデルなので、専用ドライバーソフトウェアやカスタマイズ云々は残念ながら非対応。サイドにあるボタンは「進む」と「戻る」の固定ですし、それぞれ入れ替えもできません。

一方でDPI (マウスカーソルの敏感さ・速度)は6段階 (800/1,200/1,600/2,400/3,200/4,800)で切り替えられます。僕は「800だと鈍感すぎ、2,400以上だと敏感すぎ、1,200か1,600が使いやすい」といった感じで、1,200に設定しています。どのDPIに設定するかは好み次第ですが、これだけ調整範囲が広いので大抵の人はドンピシャのDPIが見つかると思います。
接続はBluetooth 5.0と2.4GHz USBレシーバー(本体格納)の両対応なので、ノートPC・タブレット問わず使いやすく、環境次第で低遅延な2.4GHzと、手軽なBluetoothを使い分けできます。

なお、バッテリーは約45分のフル充電で約80日(160時間)の駆動かつ、1分の急速充電で約4時間使用可能ということで、数分の充電でとりあえず半日〜1日分は復活させられるというのは実用的。
価格に対して満足度の高いMagMouseですが、強いて気になる点をあげるなら、本体が軽すぎることでしょうか。もちろん機動力との表裏一体ですが、75gしかないので「マウスはある程度重い方が安定して操作しやすい派」の人には向かないかもです。

例えば僕が普段愛用しているMX Anywhere 3Sも非常に軽いマウスですが、それでもMagMouseより20g重いです。

それこそMX MASTERシリーズのような重量級のマウスに触れている人だと、手に馴染むまで多少時間はかかると思います。まあこれに関しても完全に好みの問題ですけどね。
マグネット吸着の即戦力マウス「MagMouse」

今までありそうで無かったマグネット吸着による持ち運び&USB-Cケーブル付属でケーブルレスで充電可能なESR MagMouse。マウス単体の使用感はよく、これだけでも価格相応かなと感じましたし、総合的にこのクオリティで約4,000円というのは素直に買いです。
コンパクトな卵型で多くの人が使いやすい形状ですし、ゲーム用途以外であれば大半の作業に活躍してくれると思います。特性上、自宅でしか使わないって人には恩恵は薄いですが、外出用のサブマウスを検討している方はぜひ「MagMouse」検討してみてはいかがでしょうか。



