周囲の雑音を抑えて、音楽への没入感を高めてくれるノイズキャンセリング機能。
そして、ワンタッチで瞬時に周囲の音を取り込む外音取り込み機能。
これまでは2〜3万円のハイエンドモデルにしか搭載されなかったトレンド機能ですが、最近は1万円クラスの安価モデルでも標準装備になりつつあります。
そんな中、ついに6千円以下でノイキャン・外音取り込み機能をカバーしてしまったのが、EarFun人気シリーズの最新モデル「EarFun Free Pro」です。
従来モデルに、ノイズキャンセリング、低遅延モード、ワイヤレス充電を加えてさらに高コスパを実現したEarFun Free Pro。
さらに、複合振動による6.1mmのダイナミックドライバーを搭載しており音質面も期待できます。
6千円以下でトレンド機能全部入り!
というわけで今回は、そんなEarFun Free Proの使用感・音質について詳しくレビューしていきたいと思います。
EarFun Free Proの外観と同梱品
「EarFun Free Pro」は、アクティブノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホンです。
完全防水仕様(IPX5)だから運動・雨天時の使用も安心です!
イヤホン本体はマットな質感で、天面のみピアノブラック塗装で高級感があります。ハウジングには「earfun」のロゴ刻印。
タッチセンサーが内蔵されており、再生、停止、ノイズキャンセリング、外音取り込みなどの操作がイヤホン本体から行えます。
重量は左右合わせてわずか9gと、数ある完全ワイヤレスイヤホンの中でもトップクラスの軽量設計。長時間つけていても耳奥が痛くならず快適です。
未使用時は、バッテリー内蔵の収納ケースにセットしておきます。
イヤホン本体と同じく、バッテリーケースもメタリック仕様で上質感があります。ビジュアルは、とても5千円台のイヤホンとは思えません。
ケースサイズは、約66 x 25 x 31mmと手の中にすっぽり収まるコンパクト設計。
小型でお馴染みのAirPods Proと比べても遜色のないサイズ感です。
イヤホン本体を含めたケースの重さは約40g。
AirPods Proより約15g軽いので、携帯性は頭ひとつ抜けています。
背面には、充電用のUSB-Cポートを備えています。安価モデルはMicro USBのものが多い中、汎用性の高いUSB-C充電対応なのはうれしいポイント。
もう一つの充電方法として、Qi規格のワイヤレス充電にも対応しているので、「Anker PowerWave II Pad」等のパッドタイプの充電器があれば、置くだけ充電も可能です。
連続再生時間はイヤホン単体で最大7時間、ケース併用で32時間と、この価格帯の完全ワイヤレスイヤホンとしてはトップクラスのバッテリー性能。
正面には、バッテリー残量を示すLEDインジケーターをそなえます。
- 緑点灯⇒バッテリー残量60〜100%
- 橙点灯⇒バッテリー残量30〜59%
- 赤点灯⇒バッテリー残量5〜29%
- 赤点滅⇒バッテリー残量〜5%
そんなEarFun Free Proのパッケージ内容は以下の6点です。
- EarFun Free Pro本体
- バッテリーケース
- イヤーピース:XS/S/M/L 各1ペア
- イヤーウイング:S/M/L 各1ペア
- 充電用USBケーブル
- ユーザーマニュアル
イヤーピースはシリコン製で、本体装着済みのMサイズに加えて、XS/S/Lサイズの3種類が付属します。
EarFun Free Proの使用感・音質レビュー
装着感・操作性
筐体が小ぶりなEarFun Free Pro。イヤーウィングのグリップも相まって装着性は抜群です。
カナル型特有の閉塞感もなく、2時間以上つけっぱなしでも耳の違和感や聴き疲れがなく快適に使えました。
また、再生、曲送り、ノイズキャンセリングの切り替えなどの操作がイヤホン本体のタッチ操作で完結する点もスマート。
- 右1回タッチ⇒音量アップ
- 左1回タッチ⇒音量ダウン
- 右3回タッチ⇒曲送り(次の曲)
- 左3回タッチ⇒モード切替(ノイズキャンセリング/ノーマル/外音取り込み)
- 右2秒タッチ⇒音声アシスタント(Siri・Google)
- 左2秒タッチ⇒低遅延モード
- 右/左2回タッチ⇒再生/一時停止/受話/終話
- 右/左3回タッチ⇒通話切替
- 右/左2秒タッチ⇒着信拒否
アクティブノイズキャンセリング、アンビエントモード(外音取り込み機能)もイヤホン本体のタッチ操作で切り替えられるのは非常に便利。専用アプリなども無く、直感的に操作できます。
ノイズキャンセリング・外音取り込み性能
続いて、ノイズキャンセリング性能。EarFun Free Proは最大28dBの騒音を低減できるとあって、人の話し声や空調音程度の環境音であればしっかり遮断してくれます。
ただ、あくまで1万円以下クラスの標準的な遮音性能なので、AirPods ProやWF-1000XM3のようなハイエンドモデルのANC機能とは別物と考えた方がいいです。
やはりこの価格帯だと、店内の環境音や電車・バスなどのロードノイズをかき消すのはまだまだ難しいですね。そもそも5千円台でANCを搭載してる時点でやばいんですが(笑)
外音取り込み機能の切り替えは比較的スムーズに行えます。瞬時に、かつ自然に環境音を取り込めるので、イヤホンを外すことなく会話ができるレベルです。
音質
EarFun Free Proは、複合振動の6.1mmのダイナミックドライバーを内蔵しているだけあり、どちらかというと低域に厚みのある音設計になっています。
かといってドンシャリ傾向というほどでも無く、音域問わずバランスよくクリアに鳴らしてくれるので、ポップス、ロック、クラシックとオールジャンル楽しめます。
同価格帯のイヤホンは高域〜中域が低音に埋れてしまうことが多い中、中高音を明瞭に鳴らしてくれるのも特徴。6千円クラスの完全ワイヤレスイヤホンの解像度もいよいよここまできたのかと驚きました。
Androidデバイス専用の高音質コーデック「aptX」に非対応なのが唯一ウィークポイントですが、SBC、AACに対応しているのでiPhone再生時は高音質補正されます。
ノイズキャンセリング、ワイヤレス充電、完全防水のIPX5などに対応していることも含め、一二を争う価格破壊モデルと言って良いんじゃないでしょうか。
EarFun Free Proのペアリング手順
EarFun Free Proは、端末とのBluetooth接続手順もシンプルです。
ケースからイヤホン本体を取り出すと、LEDが点滅し自動的にペアリングモードに入ります。
続いて、端末のBluetooth設定をオンにします。「EarFun Free Pro」が表示されたら選択。
ステータスが「接続済み」に変わったら、接続完了です。
一度ペアリングした機器は、次回から自動接続されます!
EarFun Free Proレビュー:まとめ
本記事は、【EarFun Free Proレビュー】6千円以下でANC・Qi充電対応の超コンパクトな完全ワイヤレスイヤホンについて書きました。
- 6千円以下でANC・外音取り込み機能搭載
- 価格に見合わず高音質
- ケース込みで32時間の連続再生可能
- ワイヤレス充電に対応
- 完全防水(IPX5)に対応
- ケースが軽量コンパクト
- apt-X非対応
- 「曲戻し」はタッチ操作非対応
従来の人気モデルに、ノイズキャンセリング、低遅延モード、ワイヤレス充電を加えてさらに高コスパを実現したEarFun Free Pro。
32時間の連続再生、Qiワイヤレス充電対応とハード面の性能も充実しており、6,1mmのダイナミックドライバー搭載で音質も抜かりありません。
安価で高音質&ノイキャン搭載イヤホンをお探しの方におすすめです!