音も妥協しない“ながら聴き”イヤホンの大本命『beyerdynamic AMIRON 200』

本ページ内には広告が含まれています。

世界初のダイナミックヘッドホンを開発した老舗オーディオメーカーbeyerdynamic(ベイヤーダイナミック)から、イヤーフック型ワイヤレスイヤホンの2026年モデル「AMIRON 200」が登場しました。

人間工学に基づいたイヤーフックと超軽量設計により、安定した装着感と快適性を両立し、音質面でも本格的なbeyerサウンドを実現しているハイエンドモデル。

今回は代理店のメディアインテグレーションさんよりレビュー用サンプルを送っていただいたので、実機を使ってどれほどの実力か検証していきたいと思います。

目次

beyerdynamic AMIRON 200

丸みを帯びた滑らかなフォルムが特徴的なAMIRON 200の充電ケース。マットな質感にbeyerdynamicのロゴが掲載されたシンプルイズベストなデザイン。

厚みはそこまでなく、ズボンのポケットやバッグに入れても嵩張らないサイズ感です。

充電端子はUSB Type Cに対応。

バッテリーの持ち時間はイヤホン単体で11時間、ケース充電込みで最大約36時間。10分の急速充電で約3時間使えるので、出かける直前に充電しても1日使えるレベルです。

また、姉妹機にあたるイヤーカフ型の「AMIRON ZERO」はワイヤレス充電に対応していませんが、本機はしっかり対応。

最近のイヤーフック型らしくスマートな見た目のイヤホン本体。どちらもbeyerdynamicのロゴがハウジング面に印字されたシンプルかつスマートなデザインです。

軽量なニッケルチタン製ワイヤーと、とろみのある柔らかさを持つリキッドシリコン素材を組み合わせることで、長時間の使用でもストレスを感じさせないフィット感を実現。特にフック部分は完璧なカーブを実現するために徹底的にテストを重ねて設計されているのだそう。

カナル型を彷彿とさせる緻密なサウンド

AMIRON 200の音質についてですが、オープン型でも安心と信頼のbeyerサウンドで鳴らしてくれます。

スピーカーには18×11mmという大口径の楕円形ドライバーを採用。実際に楽曲を聴いてみたところ、オープン型でありながら、まるでカナル型のような緻密なサウンドに驚きました。音の傾向としては、高域の主張が不足しない「弱ドンシャリ型」のチューニング。beyerdynamicのモニター系と比べると定位感はやや甘めで、どちらかといえば自然に広がっていくような印象です。

主に「ながら聴き」を想定した従来のオープン型イヤホンは、その構造からどうしても中低域が思うように出ず、スカスカした音になりがちで、音楽をどっぷり楽しむというよりも、BGM的に聴き流したり、ラジオやポッドキャストの音声を聴くといった用途に向いた印象でした。

しかしAMIRON 200はこれまでの常識に当てはまらず、しっかり中低音が出てくれます。オープン型特有の高音のザラつき感やシャリつき感もなく自然と楽曲に没入でき、ボーカル音がモゴモゴすることなく非常にクリアで粒立ちよく聞き取ることができます。「ながら聴きでもしっかり音質は求めたい。でも没入しすぎたくない。」そんな人にはかなりの有力候補になるのではないでしょうか。

これだけ重厚な中低域を再生しながら、ボーカルやギターの高音が埋もれることとなくしっかりと耳に入り、全体のバランスも良好。決して低音に偏った派手なサウンドではなく、beyerdynamicが長年培ってきた「正確な音作り」の技術が反映された“Hi-Fiサウンド”に仕上げられていると感じます。これぞハイエンドモデル。

ちなみに音漏れについては、オープン型の並程度といった印象。これといって音漏れ対策がされているわけではなそうなので、それなりに音漏れはします。

ただシャカシャカと響くタイプの高域ではないので、比較的静かな電車の中を除けば気にせず使えるかなといった感じですね。それこそカフェやオフィスなど少しガヤガヤとした環境なら、音量をかなり上げない限り心配はいらないかと思います。

快適な装着感と円滑な操作性

続いて装着感。本体は軽いし、重さも前後で分散されているおかげで耳への負担も少ないし、フック部分もちゃんと耳の形に沿っているから落ちる気もしないですし、とにかく快適。装着性については正直非の打ちどころがないってくらい好印象です。実際にメガネをつけた状態でジョギングもしてみましたが、耳から落ちそうな気配もなく、とても安定していました。

オープン型であるため、長時間装着しても閉塞感は少なく、カナル型が苦手という人にもマッチするかと思います。それでいて、音の迫力もあきらめたくないという人には、繰り返しになりますがAMIRON 200は最適解になり得るイヤホンでしょう。

続いて操作周りですが、AMIRON 200は少し凹んだハウジング面をタップすることで操作ができます。

ワンタップで再生停止、L/R側2回タップで曲送り / 曲戻し、長押しをし続けることで継続的な音量調整もできます。イヤホン本体のみで音量調整しやすいのがうれしい設計。

ちなみに「停止→再生の際に、音楽が一瞬フェードアウトしてから再生が始まる」といった趣旨のレビューを見かけて気になっていましたが、すぐにファームウェアアップデートで改善されたのか、私が手に取った時点ではそういった挙動は見られませんでした。

例によって専用アプリから各種設定が可能なAMIRON 200。5バンドに対してイコライザーを細かく設定できるほか、カスタムキー(操作方法の変更)、自動シャットダウン(10分/30分/60分/120分)、音声アシスタントのON/OFF、ファームウェアアップデートなど項目は多岐にわたります。

イコライザーでは、「ナチュラル」「低音」「滑らか」「音量」「スピーチ」の6つのプリセットイコライザーがあらかじめ収録されています。低音特化系と音声特化系が選べるイメージですね。

マイEQのカスタムイコライザーでは、「150 / 250 / 1000 / 4000 / 8000 HZ」の5バンドから細かく自分好みの音を設定できます。購入後もファームウェアアップデートで進化を続けるbeyerdynamicなので、アプリはとりあえずダウンロードしておくことをおすすめします。

beyerdynamic、本気のオープンイヤー

装着感も軽いですし、音質もオープン型としてはかなりの良さですし、操作感も良いですし、ハイエンドクラスのオープン型としてはおすすめしやすい実力を持っているように感じました。僕自身も「オープンイヤーでここまでの音質、アリなんだ!」と驚きましたから。

日常使いはもちろんワークアウトでも音質、装着性に妥協のないTWSを探している人はきっと満足できるはず。価格は34,430円(税込)と財布からイヤホンに出せる金額と考えると高価には違いないですが、価格に見合うバリューがしっかり詰まったイヤホンなので気になった方はぜひチェックしてみてください。

SHARE ON
目次