以前当ブログでも紹介した、BenQのモニター掛け式ライト「ScreenBar」。
卓上のスペースを取ることなく、画面と手元を明るく照らせる便利なモニターライトですが、中でも人気のScreenBarシリーズ。今回、バックライト搭載モデル「ScreenBar Halo」が日本で取り扱いが開始されたとのことで、早速購入してみました。
実際に自宅の書斎デスクに導入して1週間ほど使ってみたのですが、結論からいうと「モニターライトはこれ一択」と言い切ってしまえるぐらい完成された品質でした。一方で気にる点も無いわけではないので、そのあたりも含めて詳しくレビューしていきます。
姉妹モデルとも比較しているので、購入を検討中の方はぜひ参考にしてください!
BenQ ScreenBar Haloの概要
「BenQ ScreenBar Halo」は、2021年12月13日にベンキュージャパンから発売されたモニター掛け式タイプのLEDデスクライトです。
ScreenBarシリーズの最上位モデルであり、従来モデルとの主な違いはこの4点。
- ライトバーの横幅が長い→照射範囲が広い
- バックライト(間接照明)搭載
- コントローラーがワイヤレス対応
- 湾曲モニター設置時の映り込み防止対応
もう少し詳しく比較すると以下の表のとおり。変わったポイントは上記4点のみで、色温度、明るさ、自動調光機能などライトバー本体の性能自体に差はありません。
ScreenBar Halo | ScreenBar Plus | ScreenBar(無印) | |
---|---|---|---|
イメージ | |||
サイズ | 50cm × 9.4cm | 45cm x 9.0cm | 45cm x 9.0cm |
重量 | 0.8kg | 0.68kg | 0.53kg |
明るさ(輝度) | 14段階 | 14段階 | 14段階 |
色温度 | 2700~6500k | 2700~6500k | 2700~6500k |
自動調光 | ◯ | ◯ | ◯ |
バックライト | ◯ | × | × |
コントローラー | 無線 | 有線 | なし |
操作方法 | タッチ式 | ボタン式 | タッチ式(本体から) |
定価(税込) | 18,900円 | 15,900円 | 11,900円 |
では、さっそく開封して外観や付属品からチェックしていきます!
BenQ ScreenBar Haloの外観と付属品
内容物は、ScreenBar Halo本体、コントローラーと電池、曲面ディスプレイ用のアタッチメント、説明書となっています。
こちらがライトバー本体。従来モデルは、ライトバーとクリップが分離していましたが、今回は一体型になっています。
ライトバーのサイズは、50cm × 9.4cm。従来モデルの「Plus」と比べると、横に5㎝ほど長くなっているのがわかります。ボディのカラーも、少し赤みがかったグレーになっていますね。
照明の自動調光、輝度、色温度の調整は、すべてこの手元のコントローラ一1つで操作が可能です。
今回からコントローラーは電池駆動になり、ワイヤレスに対応。また、Plusは物理ボタン操作だったのに対し、タッチ操作に変わりました。(コントローラーの操作感については後述)
もちろん、付属の説明書は日本語に対応。設置手順も、イラスト付きでわかりやすく解説されています。
ScreenBar Haloの設置手順
ScreenBar Haloの設置手順はとても簡単。
まずモニター上部にクリップを挟んで、ライトバーを固定します。クリップの内側は滑り止めのラバーがついているのでしっかり安定します。
USBケーブルを、電源タップやパソコンなどのUSBポートに接続します。
専用コントローラーに、単四電池3本をセットしたら準備完了!
実際に1週間使ってみた感想
書斎のメインモニターにScreenBar Haloを設置してみました。実際に1週間使用して、期待以上だったこと、期待を上回らなかったことなど率直に感想をまとめていきます。
光源が視界に入らず疲れにくい
ライトの光が視界に入ってしまう一般的なデスクライトと違って、ライト部分が筒状のカバーで覆われているScreenBar Haloは光が直接目に入らないのがまず大きな特徴です。
絶妙な角度で画面と手元だけをピンポイントで、かつ柔らかい光で照らしてくれるので、作業中眩しく感じることはありません。それでいて光量自体はかなりあるので、部屋の照明を消した状態でもデスク全体を明るく照らしてくれます。
また、ScreenBar Haloは点滅ゼロのフリッカーレス仕様。光源そのものが優しいこともあり、長時間の作業時も目が疲れにくいんですよね。テレワークで1日中デスクに向かってる僕は、この時点でものすごい恩恵を感じました。
アンチグレアで映り込みゼロ
ScreenBar Haloのもう一つの特徴が、ディスプレイにライトの光が反射しない点です。
通常のデスクライトは、光がモニター画面に反射して、文字が見えづらくなることがよくあります。文字の部分に反射が重なる度に首を動かして覗き込んだりしてましが、地味ながらこれが小さなストレス。
その点モニターの真上から照らすScreenBar Haloは、一切画面上に反射光が映らず快適。特にiMacなど光が反射しやすいディスプレイを使っている人にとっては最高の選択肢になるんじゃないでしょうか。
調光・調色の自由度が高い
作業用途に合わせて、細かく調光・調色ができるのもScreenBar Haloの魅力です。
明るさ(輝度)は、14段階(500~1000lux)で細かく調整可能。夜間に部屋の照明を消した真っ暗な環境でも、輝度を最大近くまで上げることでデスク全体を明るくできます。
自動調光機能もそなえており、このモードをオンにしておけば常に周囲の明るさに適した輝度(500ルクス)に自動調整してくれます。その都度光量を気にする必要がないのは快適。
明るさだけでなく、色温度も8色(2700~6500K)から調整することが可能です。一般的なデスクライトは3色あれば良い方ですが、ScreenBar Haloはかなり自由度高く調色できます。
最大まで”暖色”に寄せた2700Kの色味と、同じく最大まで”寒色”に寄せた6500Kの色味がこんな感じ▼
さすがにここまで寄せて使うことはないですが、モニターライトで調色幅が2800Kあるのは単純にスゴイ。僕はPC作業時など集中したいときは寒色、読書などのリラックス時は暖色に寄せて使い分けています。
あと、手元のダイアル操作で直感的に調色できるのも非常に気に入ってるポイント。
“エモいだけじゃない”バックライト
以前紹介したScreenBar Plusには無かった機能として、本製品はバックライトを搭載しています。こんな感じで設置するだけで簡単にモニター裏の間接照明が実現できちゃいます。
もともとモニター裏に直接LEDテープを貼っていましたが、これならメンテも配線も不要でめちゃくちゃスマート。個人的にこのアップデートはすごく嬉しい!
冒頭のツイートにもありますが、このバックライト単にエモいだけじゃなく、モニター周辺が明るくなることで目も疲れにくいんですよね。目の疲れが気になる長時間のPC作業やゲームプレイ時もかなり活躍してくれてます。
コントローラーの無線対応が神アプデ
ScreenBar Haloの操作は、すべて専用のコントローラーから行うことができます。調光・調色、自動調光、メモリー機能、バックライトのオンオフとすべて手元操作で完結するのは快適。
筐体デザインもPlusから一新されて、よりスタイリッシュに。そして待望のワイヤレス接続に対応。
コントローラーから二股ケーブルが伸びていたPlusは、デスク周りの配線に工夫が必要でしたが、完全無線になったScreenBar Haloはただデスクの上にポンと置くだけでOK。
僕自身このケーブルの配線に悩まされてきたので、個人的にコントローラーの無線対応が一番嬉しいポイントかもしれませんw
操作性はPlusから衰退…?
もう一つコントローラーの仕様変更として、物理ボタン操作からタッチ操作に変わりました。ここは好みが分かれる点だと思いますが、個人的には、正直物理ボタンの方が直感的に操作ができて便利だったかな〜と思います。
シンプルにクリックとダイアル回転だけで操作できたPlusと違い、Haloは操作の度に一度コントローラーに手をかざしてスリープモードを解除する必要があるんですよね。
作業時、読書時、ゲーム時等、明るさや色温度を細かく変える人にとっては、操作の工数が一つ増えたことが結構大きなデメリットになるかもしれません。
また、起動後5秒でスリープモードに入るので、じっくり色味を調整するというのもこれまた難しい。もちろん慣れると問題ないんでしょうけど、スリープに入るまでの間隔はもう少し長めだったら良かったなというのが正直なところ。
スリープ解除や、タッチ時の感度自体はかなり良いので、本当に慣れの問題だけかもしれませんが…このあたりは1ヶ月くらい使ってから改めて加筆しようかなと思います!
BenQ ScreenBar Halo|レビュー|まとめ
今回は、BenQの新型モニター掛け式ライト「ScreenBar Halo」の紹介でした。
以前紹介したScreenBar Plusもかなり満足の使用感でしたが、ScreenBar Haloはコントローラーのワイヤレス対応、バックライト搭載とまさに”モニターライトの新定番品”と言える品質に仕上がっています。気になった方はぜひチェックしてみてください!