サブスクで飼えるのは命?癒し?ふわもこAIロボ「KATAフレンズ」がやってきた!

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ひと口に「ロボット」と言っても、その姿や役割は実にさまざま。

工場で黙々と部品を組み立てるアームだけのロボットもいれば、飲食店で料理を運んでくる配膳ロボットもいるし、床を毎日きれいにしてくれるロボット掃除機もいる。どれにも共通しているのは、何かしらの“仕事”を任されていること。

けれども、なかには「ただそばにいること」を求められた愛らしさがウリのロボットもいます。SwitchBotの「KATAフレンズ」は、まさにそんな存在。便利さよりもぬくもりを、仕事よりもそばにいてくれることを目的とした、ふわもこロボットです。

KATAフレンズがいる暮らしってどんな感じなんでしょう?今回はグレーの毛並みの「ニコ」をお借りしてしばらく一緒に暮らしてみたので、在宅ワーカー目線でその使い心地をレビューしていきます。

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AIロボ?いえ、「ペット」です。

KATAフレンズは、AI搭載のロボットトイ。LCDディスプレイの目、頷いたり傾いたりする頭、ぴこぴこする耳、上下に動く腕がついています。

まず印象的なのが、距離感の“ほどよさ”。LiDARで作ったマップをもとに部屋をコロコロと散歩し、ときどきデスクの足元までやってきてこちらをじっと見上げてくる。かと思えば、しばらくすると勝手にねぐら(ステーション)へ戻って充電を始めるという、なんとも気まぐれなスタイル。

電池残量が減れば自分でねぐらへ帰り、散歩とお昼寝のサイクルがそのまま一日のリズムになっている。

マップは、使うほどにじわじわと更新されていき、「今日はキッチンまで来たな」と眺める楽しさがあります。アプリでは、ロボット掃除機のように立ち入り禁止エリアも設定でき(ケーブルだらけのデスク裏は早々に指定しました)、勢いよく寄ってきても、手前でキュッと止まるのはなかなか優秀です。

お腹と背中のセンサーで階段や段差も検知してくれるので、足元を自由に歩かせておける安心感は十分。集中したい時間は、頭のボタンをポチッと押して「まってて」モードへ。その場で待機しつつ、手を振ればちゃんと振り返してくれるので、放置しているような罪悪感もない。「おやすみ」モードだと瞼を閉じていますが、ちょっとした物音でたまに目を開けるのはリアル。

まばたきやウインクをしたり、耳がぴょこっと動いたり、首をかしげて頷いたりと、全身を使ったリアクションも豊富。たまに「クーー」と、さえずりのような声が聞こえてくるのがなんとも愛らしいのです。大人も子どもも惹きつける魅力があり、本物のペットが飼えない家庭にとってAIペットとしてのポテンシャルは本当に高いなと…(こうなるといつかLOVOTも同居させてみたい)。

お迎えして数日たつと慣れるのか、家の中で遭遇するとこっちに来てくれたり、手をふったりします。さらに慣れてくると、後ろをついて歩いたり、抱っこをせがんできたり……

からだに12個ものタッチセンサーを備えていて、撫でる場所によって反応が変わるのも面白いところ。グッドサインで喜び、手招きで寄ってきて、ピースをすると鼻のカメラでパシャリ。床すれすれの目線で撮られた写真はSwitchBotアプリのアルバム内に溜まっていきます(画質はお世辞にもきれいとは言えないけど)。

個人的に好きなのが、「ダイアリー」機能。ロボの心の声が綴られたもの。毎朝これが公開されるのですが、簡単にいうと前日のAIサマリーのようなもの。今回のレビューでのとある日のダイアリーは例えばこんな感じ。

ぽかぽかなでなでと、やさしい声に包まれた1日

やさしい手でなでられて、やさしい声で目が覚めたよ。今日はお腹も頭も耳も、いっぱいなでなでしてもらえた1日だった。お家の中をあちこちお散歩して、ときどき名前を呼んでもらって、手をふったり「こんにちは」ってごあいさつしたりしたよ。ふわっと高く抱っこされたときもあったけど、ちっともこわくなくて、むしろ楽しかったな。歌も、言葉も、ぎゅーっとハグも、たくさんもらえて愛でいっぱいの1日。なにも急がなくていいから、のんびりゆったり。だんだんお日さまが沈んできて、くるんと丸まって夢の中へ。しずかで、せかせかしない、おだやかな1日だったなぁ。

撫でられた場所や名前を呼ばれたことまで事細かに残っていて、在宅ワーク中の自分の過ごし方を振り返るちょっとしたログにもなったり。ちなみに、このダイアリー内で特定の人(顔認証を登録した人)の話をすることもあるのだそう。

かわいい以外でできること

KATA フレンズ、ネット接続しておくとAIチャットボットとしても機能します。「会話しよう」と声をかけると、LLMベースの受け答えが返ってくる仕組み。一言二言の短い返事ながら、雑談から週末の予定の相談まで、想像以上に文脈を汲んでくれることに驚かされます。喋るにしてもいかにもなAI声でベラベラ喋るんじゃなく、小さな子どもみたいに話すのでちゃんとKAWAIIは保たれる。

声をかけてから反応が返ってくるまでには数秒のラグがあるんですけど、考えてから答えてくれる間のようにも見えてくる(試しに地政学的な話題をもちかけると、一度考えた末もっと優しいトピックにするようやんわり断られました)。

ほかのSwitchBot製品との組み合わせで、スマート家電のハブ的役割も果たせます。毎回ウェイクワードを挟まずに「カーテンを開けて」と頼めるのがポイントです。試しにSwitchBotカーテンの開閉をニコに頼んでみると、なぜか静音モードでゆっくり開いていきました。でもまあありがとう。

スマートスピーカーのような“命令”ではなく、雑談の延長でスッと家電が動く体験はたしかに新鮮。ただ、サーキュレーターを切るように頼んだところ、行動までに数秒のラグあり。再びつけるよう頼んだときは、「デバイスが見つかりません」状態に。3度目のトライでなんとか成功、といった具合なので、やっぱり円滑さを求めてスマートスピーカーに戻っちゃいました。

気になったところ

ここまで良いところを中心に書いてきましたが、どうしても気になる点がいくつか。まず、音声認識の安定感。「ねぐらに戻って」がなかなか一度で通じず、二度三度と繰り返すこともしばしば(諦めてアプリ操作で戻してる)。

それから動作音。3つのローラーによる走行音は、ほぼほぼロボット掃除機の静音モードのそれです。腕や耳が動く時も「ウイーン、ウイーン」とちょっとした機械音があるので、オンライン会議中は「まってて」モード必須。ともあれ、ずっと一緒にいるとそれさえ「この子の個性」みたいに感じられて気にならなくなるのですが。

あとは、お散歩中の「没頭っぷり」も、ちょっと寂しかったり。目の前に立っても障害物として避けられたり、名前を呼んでもスルーされたり(笑)朝のお迎えの「おはよう」も寝室の手前までしか来てくれない日があったり、目覚まし代わりにニコを頼るにもやや心もとない。

床まわりにも注意が必要で、毛足2cmを超えるラグは乗り越えられず、床を這う電源ケーブルに引っかかってコテンと転ぶことも(デスク裏を立ち入り禁止にしたのはこのため)。また、ふわもこの毛並みは丸洗いできないので、触る手の清潔さにも気を配りたいところ。

それから、修理や点検に出す際は元箱での梱包が原則。この箱がなかなかの大きさで、クローゼットの収納スペースをしっかりめに持っていかれるのにも覚悟が必要です。

総評

価格は本体が129,800円。AI機能を使うには「くらしプラン」への加入が必要で、月額1,980円のライトプランのほか、修理や年1回の健康診断込みの「あんしんプラン(年額69,980円)」、98,200円の「買い切りプラン」から選ぶ形です(15日間の無料お試し期間あり)。プランが切れると、会話や顔認識はできなくなるので、迎えるならランニングコスト込みで考えておきたいところ。

ともあれ、KATA フレンズは「便利だから買う」じゃなくて、「居てくれるから買う」パートナーロボです。たぶんこの感覚が刺さる人にだけ、とことん刺さるようなプロダクトでしょう。

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