NAS初心者ならこれ一択。自宅サーバにも最適なモンスターNAS「NASync DXP6800 Pro」

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あらゆるモノがデータ化されつつある今、写真や動画がストレージを圧迫しているという人は多いと思います。

クラウドサービスを契約したり、自宅のパソコンにバックアップしたり、あるいはNAS上にバックアップしたり……と色々な保存方法がありますが、ランニングコストなどを考えてまだ足踏みしているという人も少なくないでしょう。

そんな人にピッタリな選択肢に今後なりそうなのが『UGREEN NASync』シリーズ。ロピログでもこれまでにいくかのモデルを紹介しましたが、今回は上位モデルの「UGREEN DXP6800 Pro」を評価機材で検証できる機会に恵まれたので、使用感などレビューしていきます。

目次

『UGREEN NASync』シリーズについて

あらためて今回紹介していくUGREEN NASyncをざっくりまとめると、ネットワークに接続してデータを保存できる記憶装置『NAS』になります。

ネットワークを介して自分のPCにマウントすれば内蔵・外付けストレージのように扱え、設定次第で自宅外からでもデータにアクセスでき、かつ大容量ストレージが用意できるとあって、根強い人気を誇ります。

そんなNASというジャンルに今からUGREENが参入して大丈夫なのか?と思われるかもしれませんが、心配は無用。市販前にアメリカで実施されたクラウドファンディングでは10億円を集めたというとんでもない記録を持ち、日本よりも一足先に浸透しているというわけ。

今回、本国より1年ほど遅れての日本市場参入ということで、日本語ローカライズ・サポートもバッチリ。特にクラウドストレージサービスを意識したような機能・アプリが多数搭載されていて、ローカルストレージならではのメリットとクラウドストレージの便利さを両立させたような使い心地の高さが魅力です。

ランニングコストをかけて長期的にクラウドストレージを契約するのであれば、NASyncとハードディスクを買ってしまったほうが圧倒的に快適なのでは…と思えるほど導入メリットは計り知れません。

UGREEN DXP6800 Proの概要

日本国内で展開されるUGREEN NASyncシリーズは、「DXP2800」「DXP4800 Plus」「DXP6800 Pro」「DXP8800 Plus」の計4モデル。その中でもDXP6800 Proは上位モデルの位置付けになります。比較対象になる各モデルの主な仕様は以下の通り。

DXP6800 ProDXP4800 PlusDXP2800
HDD搭載数6台4台2台
M.2 SSD搭載数2台2台2台
システム用ストレージNVMe SSD 128GBNVMe SSD 128GBeMMC 32GB
CPUIntel Core i5-1235U(10コア/12スレッド)Intel Pentium Gold 8505(5コア/6スレッド)Intel N100(4コア/4スレッド)
メモリ8GB(空きスロット×1/最大64GB)8GB(空きスロット×1/最大64GB)8GB(空きスロットなし/最大16GB)
ネットワークインタフェースRJ-45 10G/マルチギガ×2RJ-45 2.5G×1、RJ-45 10G/マルチギガ×1RJ-45 2.5G
販売価格16万9880円9万9880円5万5880円

DXP6800 Proは搭載できるHDDの数だけでなく、CPUや搭載メモリの数、ネットワークインタフェースのスペックともに、上位モデルにふさわしい構成。

最近のNASはファイル共有機能だけでなく、仮想マシンやDockerを稼働させられるようにもなっており、NASyncシリーズもそれらを利用できます。

また、DXP6800 ProはNASとしては非常にハイパフォーマンスなCPUを搭載しているのも特徴。メモリも最大64GBを搭載できるため、DXP6800 Proの1台でファイル共有と仮想マシン用のサーバとして利用できる点は、筆者のように自宅でサーバを運用している人にとって非常に魅力的なモデルといえます。

UGREEN DXP6800 Proの外観

こちらがDXP6800 Proの本体。同社充電器やモバイルバッテリーなどと同様にシンプルな外観でとてもスタイリッシュな印象です。

サイズは29.3×25.8×20.0cmで重量は約8kgです。アルミ筐体を使っていることもあってそれなりにずっしりきますが、頻繁に持ち運ぶものでもありませんし室内での移動くらいは問題ありません。

前面にはHDDを搭載できるトレイが6つ用意されており、各トレイには番号が振られています。

外観のインダストリアル的な魅力もさることながら、HDDを交換する際に目的のHDDを探しやすいという実用性も。NAS製品によっては、マニュアルを見ながら正しいトレイを特定しなければなりませんが、DXP6800 Proは本体を見るだけで交換対象のHDDを特定できるのが非常に扱いやすいです。

他にはUHS-IIに対応したSDメモリーカードスロットと、Thunderbolt 4ポートが2基、USB 3.1 Gen 2 Type-Cポートが1基と、外部インタフェースも非常に豪華な構成となっています。

HDDのトレイにはそれぞれ簡易的な鍵穴が用意されており、付属の鍵でロックすることで不意なHDDの取り外しを防げる仕様です。お子さんがいる家庭であれば、いたずら防止に活用できますし、故障したHDDを交換する際のオペレーションミスを防ぐ役割も果たしてくれます。

背面にはNASとして利用するのに必要十分なポートを装備。専用スマホアプリの「UGREEN NAS」で、NAS上に保存している動画を選んでディスプレイやテレビに映像出力できるHDMIポートが1基、USB 3.1 Gen 2 Standard-Aポートが1基、USB 2.0 Standard-Aポートが2基と、NASとは思えない充実ぶり。

さらに、下位モデルと違いDXP6800 Proは10G/マルチギガ対応の有線LANポートを2つ備えているのも特徴。例えばDXP4800 Plusでリンクアグリゲーション(LAG)を構成すると、10G/マルチギガポートがダウンした際に副系のNICが2.5Gなので、パフォーマンスが一時的に低下してしまうところ、DXP6800 Proであれば主系のNICがダウンしたとしてもパフォーマンスの低下を最低限に抑えられるというのが強み。

外部のインターフェースの充実ぶりはさることながら、高い拡張性も併せ持つDXP6800 Pro。底面カバーを開けるとDDR5 SO-DIMMスロットとM.2 NVMeスロットがそれぞれ2つずつ搭載されていることがわかります。

DXP6800 Pro自体、最大で64GBのメモリを搭載できるため、32GBのDDR5 SO-DIMMを2枚挿せば、自宅仮想マシンとしては十分なメモリ量を確保できます。

M.2 NVMeスロットは、HDDで構成したRAIDアレイのキャッシュや、M.2 NVMeでRAID1アレイを構成し、仮想マシン用のストレージとして利用できるため、いわゆる自宅サーバ勢にとって非常にうれしい仕様です。もちろん他のメーカーでも似たような構成を取れる製品はありますが、定価16万9880円で購入できる製品で、ここまでヘビーに使えるモデルはなかなか見当たらないのが実情。長期運用にあたってのコストパフォーマンスの高さという点でも光る逸品です。

ツールレスでHDDを簡単設置

続いてDXP6800 Proの使用手順ですが、まずはNASのロックを外してスロットを取り外します。

スロットを取り外したら別途用意したハードディスクをセット。ツールレスでサクッと設置できるのが手軽でいいですね。

NAS本体を電源を確保し、ルーターとLANケーブルで接続したら電源をONにします。これでハードウェア側のセットアップは完了です。

続いて、以下のApp Downlpadへアクセスして、Mac・windows・iOS・AndroidなどのOSに合わせて専用アプリをインストール。

最後にアプリの案内に従ってRAIDの設定やHDDのフォーマット化などの初期設定を済ませればセットアップ完了です。

UGREEN NASync DXP6800 Proの使用感

セットアップ→アプリ使用までとにかく簡単

筆者はこ以前にSynologyのNASを使っていたのですが、それに比べると遥かに簡単にセットアップできました。細かい設定はそれなりに知識がないとできないかもしれませんが、とりあえずファイルサーバーとして使うぶんには、アプリの指示に従って進めるだけなので初心者でも簡単に構築できます。

それに加えて、専用アプリが非常に使いやすいというのもNASyncシリーズの特徴。UGOS ProというLinuxベースのオリジナルのOSですが、デスクPCのような使いやすいUIを備えており、海外製品ながら日本語にもきちんと対応しています。

スマホやタブレットとの連携も簡単

UGREEN NASyncシリーズはPC、スマホ、タブレットなどそれぞれに対応アプリが用意されていて、複数の端末からファイルを参照することができます。

クラウドストレージなら当たり前にできることですが、これがプライベートストレージでも実行できてしまうのはちょっと感動ですね…。スマホ版のアプリUIも洗練されていて、PCと同様に直感的に操作できます。

例えば旅行の写真など、他のユーザーと共有したい写真があれば、「友達のアップロード管理」からアップロード用のURLを生成して招待するなんてことも可能。各ユーザーが、自分で選んだ写真のみをアップロードして、みんなで共有できる。メンバーがそれぞれ自由に使いながら、必要なときは簡単に共有できるのもクラウド的な発想ですよね。

写真は1枚ずつだけでなく、複数の写真まとめたアルバム単位でも共有できるほか、一般的なファイルもリンクによる共有が可能で、外部アクセスのための設定なども簡単に済ませることができ、もちろんルーターのポート転送などの面倒な設定も不要。まさに、自宅に設置したDXP6800 Proがクラウドの一部になったかのような感覚で、自分、家族、任意の第三者、広い範囲の人とデータを共有することができるというわけです。

AIによる画像の分類・整理の自動化も

画像認識技術による写真の分類機能を搭載しているのも重大トピック。写真の内容をAIが自動で判別し、人物・文字・場所ごとにジャンル分けしてくれるので、目当ての写真をテキストや人物で絞り込んで検索するってことができます。文字通り「自分専用クラウドフォト」みたいな感じで使い倒せます。

そのほか類似または重複している写真を自動で削除する機能なんかも備えているので、データの整理整頓を自動化できるのも魅力。AI機能により、NAS内のデータ整理も捗ります。

もちろんAI処理は完全ローカルで行われているので、外部にデータが漏洩してしまうリスクもありません。写真アプリを削除したときには処理データも含めて消去されるそうなので安心です。

駆動音はそれなりに気になる

初心者ライクな使用感、全方位に完成度の高いDXP6800 Proですが、しいて難点をあげるならば駆動音がそれなりに大きいことですかね。特にハードディスクの読み書きが行われている最中はそれなりの騒音になります。

これはNAS製品全般にいえることですし、ファイルの転送などを終えてしばらくすると駆動音は小さくなるので、購入検討する上でそこまで神経質になる必要はないかなとは思いますが…。ただまあ静音性に長けているとは言い難いですね。

ファイル管理から4K再生も。1台完結の最強パーソナルサーバー

DXP6800 Prosは、単に「大容量ファイルストレージ」にとどまらず、その本質はLinuxデスクトップOSを搭載した、極めて拡張性の高いパーソナルサーバーといった側面が大きいです。

ファイルサーバーとしての基本性能の高さは言わずもがなですが、AI搭載のフォトクラウド、自分だけの音楽ストリーミングサーバー、いざとなれば単体で機能する4Kメディアプレイヤーとしても活用できちゃいます。

まあ単なるデータ保管庫を求めているユーザーにとってはオーバースペック感が否めませんが、「自分だけの多機能サーバーを1台で構築したい」「PCやネットワークの知識を活かして、遊び倒せるガジェットが欲しい」と考えるパワーユーザーにとってはこれいほど魅力的なアイテムは他にないんじゃないでしょうか。

「速さ」と「使いやすさ」を兼ね備えた次世代NAS

やはり特筆すべきは初期設定のわかりやすさ。この手のネットワークの設定がとにかく苦手な僕でも開封から20分たらずでスムーズにファイル転送できるような環境が整いました。

スマホやタブレットのアプリから簡単にセットアッできる点も魅力ですね。NASってなんだか難しそう、と構えている人でもあっさりと使えるかと思います。(初めてNASを使った時に最初のセットアップでいろいろ躓きましたので…。)

また、速度的にもかなり速く、普通にPC内蔵のHDDと体感変わらずにNAS内のファイルを扱えます。小規模なオフィスでも使えると思いますし、僕の場合は家の中に複数のPCと作業場所を用意してあり、仕事に必要なファイルはクラウドやNASに入れてあります。これまではNASのファイルは若干のラグがあって使うのを躊躇っていたこともあったのですが、NASync DXP6800 Proならそういう事を気にせずに使えそうです。

そもそもSDメモリーカードスロットを備えるNASというと選択肢が限られますし、特に10G/マルチギガ対応の有線LANポートの搭載は、将来のマルチギガネットワーク化を鑑みると長く使う上で心強いですね。

「NAS」という既存のカテゴリーの枠を大きく超えたUGREEN “NASync DXPシリーズ。今回紹介したDXP6800 Proは6ベイの上位モデルになるので、扱うファイルの大きさに合わせて下位モデルも含めて検討してみてください。

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