日々の活動量や睡眠を記録したいけれど、スマートウォッチを就寝中まで身に着けるのはわずらわしく、バッテリーの持ちも気になるといった悩みを抱えている人は多いと思います。そんな悩みを解消してくれるのが指輪型のスマートリングです。
最近、多くのメーカーがスマートリングを展開しはじめています。その中でも最薄・最軽量かつ“サブスクリプション不要”で使えるスマートリングが「RingConn 第2世代」です。実際にメインのトラッカーデバイスとして使い始めて1週間ほど経過したので、使用感をレポートしていきます。
RingConn Gen 2
RingConn Gen 2は、外側がチタン合金、内側がエキポシ樹脂で作られています。そのため、見た目の高級感と装着感の良さが両立しています。

超軽量の2~3g、極薄2㎜なので、1日中装着していてもストレスなく過ごせます。デザイン含め、アクセサリーのリングかなと思うほどのシンプルさです。以前コンパクトモデルとして紹介したSmart Recovery Ringと比較してもさらに薄いことがわかります。

「つけていることを忘れる」ために、まずは適切なサイズを選ぶことがとても重要。購入前はサイジングキットが利用できるので、念入りに試してから注文しましょう。

基本的には、利き手ではない方の手の人差し指・中指・薬指に装着し、着用後の緩みがちょうど良いリングを一つ選ぶことが推奨されています。ちなみに筆者は迷った末に、少し余裕のあったUS11を選択しました。指の根元だとずり落ちたり回転したりすることなく完全にフィットしてくれたので装着性はひとまずクリア。
本体の充電は、同梱するバッテリーケースで行います。ワイヤレスイヤホンのようにケース自体にバッテリーが内蔵されているわけではなく、このケース内にリングを収納してUSB-C接続で充電を行う仕様です。

ケース内の端子とリングはパチンとマグネットでくっつく仕様なので、スムーズに脱着できます。なお、バッテリーカラの状態から満充電まで約2時間ほどかかりますが、一度フル充電してしまえば約10〜12日間連続使用できるのは嬉しいポイント。

それこそApple Watchの場合は毎晩充電する必要がありますが、頻繁に充電する必要がないというのも毎日装着するトラッキングデバイスとしてけっこう大事なポイントですよね。
RingConn Gen 2を実際に使ってみる

寝る時の快適さはウォッチと比べて雲泥の差
まず最大のメリットとして、寝る時の身軽さが最高。これに尽きます。
熟睡してしまえば何てことないのですが、やはりリラックスして布団に潜り込む時に腕にウォッチを装着しているという状態は地味にストレスなんですよね。シンプルに言ってしまえば「邪魔」なわけです。

せっかくゆったりしたパジャマに着替えて「さぁー1日の疲れを取るためにぐっすり眠るぞー」ってときに手首がウォッチで締め付けられているわけで、そりゃときには寝づらいと感じることがありますよね。
やっぱりぼくは「身軽でスッキリ寝たい」のです。その上でスマートウォッチはどうしてもアンマッチ感が否めない。また、Apple Watchをベッドで装着しているということは、それ以外のどこかの時間でウォッチを充電する必要があります。これを面倒くさがって充電せずに過ごすと、次の日にバッテリー切れのハラハラ感と格闘せねばなりません・・。
いやスキマ時間を見つけて充電しろって話なんですが、そこを許してくれるスマートリングはやっぱり自分には合っているなぁと。
視認性よく、情報量の多いバイタルデータ
睡眠時間、睡眠の質、心拍数、皮膚温、消費カロリー、ストレススコアなど、トラッキングできる項目は多岐にわたります。
主に見ているのは、やはり睡眠に関するデータですね。その日の睡眠の質をスコア化してくれて、レム睡眠や浅い睡眠、深い睡眠のサイクルを教えてくれます。睡眠中の様子はなかなか自分自身では把握しづらいですが、RingConn Gen 2の記録データを確認することで、自分の睡眠がどのように推移しているのか、どの程度の質を確保できているのかを視覚的に確認することができます。


実際に睡眠時に計測してみたところ、夜中に目が覚めてしまった様子がキチンと記録されていたり、就寝時間と起床時間がピッタリ合っていたため、計測精度は十分に高いと感じました。取得したトラッキングを見返せば、レム睡眠や浅い睡眠の時間が長かったり、何度か起きてしまって睡眠が断片的だったり、そもそも就寝時の体温が適切じゃなかったり…いろんな要素から原因を突き止めることができるわけです。まあ普通はそこまでやりませんよね。面倒だから。
でもRingConn Gen 2なら、これらをまとめて一元管理、可視化してくれるので、数値化された回復レベルを元に自分の生活サイクルを改める。ということができます。
利用にサブスク契約が不要
盛り上がりをみせる近年のスマートリング市場ですが、他社製のデメリットのひとつが「専用アプリがサブスク課金制」であるということ。たとえば有名どころであるオーラリングの場合、専用アプリを利用するのに月980円支払い続ける必要があります(無料版もあるけど閲覧できる情報量が極端に限られる)。

その点RingConnは専用アプリが完全無料で使い続けられるというのが大きな強みなわけです。本体自体の価格もオーラリングと同クラスなので継続使用するにあたってのコスパの面ではRingConnに部があります。
着けっぱなしが許される耐久性と、スタミナ
前述のとおり、RingConn Gen 2は省エネ設計なので、最大10〜12日間充電が不要です。
実際に約4〜5日間ほど充電せずに使ってみたところ、電池残量が48%だったので、たしかにこのペースなら10日間くらいは持ちそう。少なくとも8~9日くらいは充電不要で利用できるので、ちょっと長めの旅行でもバッテリーを気にせず使えます。
また、水深50mで10分間の防水性能を保つことが可能なIP68等級の防水性能なので、つけたままで手を洗うなど、普段の生活で起こる水濡れはまったく問題ありません。もちろんつなぎ目などもありませんので、スキマに水が貯まることはありませんし、シャワーもお風呂もそのままドボンできるのが良いですね。

スマートウォッチのように、防水性はあるけど結局バンドが濡れると乾かすのが億劫、手首との隙間に水が溜まって不快・・なんてこととも無縁なのもスマートリングならでは。
あと、常時リングをつけていてもスマートウォッチみたいに「チーン!」と通知が届きませんし、振動もしないところも地味に嬉しい変化だったりします。目の前の原稿に集中したいときなど、一時的に通知のしがらみから離れたいみたいなシーンもあるので、これは嬉しい気づきでした。どんな時でも着けておいてストレスを感じません。
つけるだけで、回復を促すスマートリカバリーリング

本体は軽量、コンパクトで、落ち着いた質感。充電の手間も少なく、つけていることを忘れるくらいの軽い装着感。そして、充実したアプリ性能と、どの部分でも完成度の高いスマートリング「RingConn第2世代」。
年間1万円以上のサブスク費が別途かかる他モデルとは違い、ランニングコストもかからないというのが非常に魅力的ですよね。サブスク不要で高精度なスマートリングが欲しいという人にはこれ以上ない選択肢ではないでしょうか。僕自信、今後もメインのトラッカーデバイスとして愛用していきます。
最近しっかり寝てもなかなか疲れが取れないんだよな・・という方はRingConnを使って睡眠スコアを「見える化」&改善してみてはいかがでしょうか。



