今やスマホが折りたためるなんて当たり前。三つ折りスマホも街中でよく見かけるようになりましたし、スマホ以外ならどれだけ折りたためるかの時代に突入しました。プロジェクターだって、折りたたんで小型化してこそのようです。
ポケットに入るサイズの超小型プロジェクターがあれば、どんな壁だっていつでもセカンドモニターになります。さらにWiFiもケーブルも要らない。というわけで、“世界初”の三つ折りプロジェクター「Aurzen Zip」をレビューしていきます。
本記事はメーカー様より商品をご提供いただき作成しています。
Aurzen ZIPの外観
Aurzen ZIPの真骨頂は、三つ折りデザイン。僕自信実際に現物を触ってときめきましたし、買おうかなと思う人もそこに惹かれてでしょう。

三つ折りするととてもコンパクトで、そのサイズは3.3×3×1インチ(約8×7.5×2.5cm)。iPhoneの半分ほどのサイズ感で、重さは約280gとズボンのポケットに入れての持ち運びも苦になりません。

正面部分には各種操作が可能なタッチパネル。リモコンは付属しないので全ての操作をこのパネルから行います。といっても輝度や色温度など変えられるわけではなく、フォーカス調整などできることは最小限。

左側面には電源ボタン、音量調整ボタン、有線接続および充電用のUSB-Cポート。

背面はマグネットに対応しており、本体ごと壁に貼り付けることもできます。

展開するとこんな感じ。Z型の折りたたみ機構の良さが、高さの調整や角度の調整がしやすく、いろいろな場面に柔軟に対応できるということ。各ヒンジが90°折り曲がってくれるので天井投影も問題ありません。

専用収納ケースに、ZIP本体とUSB-Cケーブルがきっちり収まります。USB充電器までは入りませんが、スマホやPCと共有するならこれで十分。

ケースに入れても手軽に持ち出せるサイズ感です。

Aurzen ZIPの使用感
開いて映像を投射するまでのセットアップはいたってシンプル。パソコンまたはスマホと接続してミラーリングするだけ。スクリーンに出てくる手順の通りに追っていくだけで、非常に簡単です。(もちろんUSB-Cの有線接続もOK)

そもそもとして無線で使える本機ですが、バッテリー持ちは45分ほど。エコモードでも1時間ちょい(エコモードだと暗くなる)。つまり、映画1本見られないということに。心許ない場合は別途65W以上のモバイルバッテリーを準備しておくとバッテリー消費を気にせず視聴できます。
投影性能は、解像度720P(HD)で明るさは100ANSIルーメン。筐体サイズを考えれば仕方のないことですが、暗所明所どちらにおいても映像は暗めです。

カーテンを閉め切って室内を真っ暗にすれば明るいに日中でもそれなりに映像は見れますが、お世辞にも鮮明とは言えないです。「夕方以降しか視聴しない」「常に暗い環境が準備できる」という人なら十分使えると思いますが、日中にガシガシ動画を見たいという人には向かないですね。
ただまあこのサイズでプロジェクターの出力ができてしまうというところで、感動が勝って画質はある程度許容できてしまいます。
「本体が小さいってことは、それだけ投影サイズも小さくなるのでは…?」と心配になるところですが、そこは心配無用です。投影サイズはなんと最大100インチ対応であり、6畳部屋の白壁にAurzen ZIPを設置して投影したところ、約2mの投射距離でおよそ80インチの大画面投影ができました。

これ以上大きく投影しようとすると光源と壁の距離が長く必要になる分、少しずつ暗くなってしまいます。どれだけ投射距離に余裕があっても、70〜80インチ程度の投影がベストに感じますね。それでも40型クラスのテレビの倍の画面サイズですから、大迫力には違いありません。
また、オートフォーカス、台形補正は垂直(タテ)水平(ヨコ)ともに対応。モバイルタイプだとタテ方向にしか対応していないものも多い中、両方向の自動補正に対応しているのは嬉しいポイント。オートフォーカスともに補正時のラグや誤認識などもなく正確に補正してくれるので、画面の調整はほぼZIP任せでOK。

ちなみにスピーカーは内臓(1W × 2)しているので一応音はでますが、部屋全体に音が広がる感じというか、「シアターチックな立体感」みたいなものは正直全く期待できません。
Bluetoothで接続可能なので、そのあたりに拘る人は外部スピーカーを用意することをおすすめします。その方が本体のファンの音(動画再生するとそこそこする)もかき消せますしね。
三つ折りの衝撃「Aurzen ZIP」

何より“ロマン”ですよね。ポータビリティ、小型モデルとしての完成度にスポットを当てるなら、文句なしでプロジェクター市場ダントツでしょう。が、バッテリー持ち、輝度、音質ではもっと優れるポータブルモデルはいくらでもあります。約58,000円という価格も、三つ折りのコンパクトがゆえの価格です。
単純にワクワクするってことにくわえて、「小型軽量」「ケーブルレス」「天井を使える」あたりに魅力を感じる人は買いだと思います。なんといっても利用&設置の圧倒的手軽さですよね。従来のプロジェクターに感じていたハードルを全部取り払ってくれる製品です。
サッと取り出して、すぐに映像を映し出せる軽快さは唯一無二の体験です。携帯できるポータブルなプロジェクターを検討している人、何よりデザインが刺さった!という人はぜひチェックしてみてください。



