Anker Prime最新3-in-1充電スタンド、待望の25W対応でQi2の発熱問題も解決

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Ankerから新しい3-in-1充電ステーション「Anker Prime Wireless Charging Station(3-in-1, MagGo, AirCool, Dock Stand)」が登場しました。

Qi2 25W対応でiPhone、Apple Watch、ワイヤレスイヤホンを同時に充電できるモデルです。

この新製品の最も注目すべきところは、冷却ファンとペルチェ素子でスマホの温度上昇を防ぐ構造になっているという点。iPhone 17シリーズを含めた最新のQi2対応スマートフォンは出力が高くなっている関係でワイヤレス充電のスピードは上がっている一方で、本体が熱くなってしまうという問題が起きているんですよね。

「AirCool」冷却システムで発熱とは無縁に?

本製品の最大の特徴は、Anker独自の「AirCool」冷却システム。冷却ファンとペルチェ素子を組み合わせた構造で、スマートフォン充電台部分に実装されています。ファンが付いているモデルは増えてきているものの、ペルチェ素子を採用するモデルはまだそこまで多くありません。

ペルチェ素子は電流を流すことで片面が冷たくなり、もう片面が熱くなる特性を持つ半導体素子で、これと冷却ファンを組み合わせることで、充電中のiPhoneを最適な温度に保つことができます。

冬が近づいているこれからの季節はそこまで大きな問題にならないかもしれませんが、暑かった夏の頃はワイヤレス充電器にiPhoneを置いた際に「熱停止」「充電が停止してしまった」という表示を見た人も少なくないんじゃないでしょうか。

こういった発熱による充電速度の低下を緩和するために、冷却ファンとペルチェ素子をスマートフォン充電台部分に実装しているというわけです。あいにく気温が寒い日々が続いているため、暑い環境での動作状況を確認することができていないのですが、時期によってはかなり使い勝手に影響が出てきそう。

公式によると、この「AirCool」冷却システムによりスマホを守りながら安定した最大25W出力が可能になるのだそう。夏場のワイヤレス充電で悩まされてきた人にとっては、待望の機能と言えます。

高い機能性をもつディスプレイ搭載

現時点で本機唯一ともいえるアドバンテージがタッチ式ディスプレイ。このディスプレイの機能性も素晴らしく、温度状況が見れるなど、もはや充電器の枠を飛び出しているといっても過言ではありません。

台座を左右にスワイプすることで、出力やスリープモードのオン・オフ、ディスプレイのオン・オフなどを切り替えられる仕様になっています。さらに、スクリーンセーバーの設定もでき、3種類の時計デザインから選べるのも秀逸。充電していなくても、置き時計代わりに使えるのは据え置き用途で使うアイテムとして非常に便利。

また、「Ankerアプリ」とBluetoothで連携すればなんと、充電器の情報をスマホアプリ上で見れるようになります。各パッドの出力状況はもちろん、リアルタイムの出力データもグラフ表示され、出力の変化までしっかり追えるなど情報の網羅性は申し分ありません。

その他にも充電モードや時計表示の切り替え、スクリーンセーバーの開始時間など、ディスプレイ本体でできる操作は、アプリ上でもすべて行えるようになっています。アプリ機能の必要性の有無に関しては正直なんともいえないところですが、個人的には実際に出力を確認できるのは正しく充電できているかどうかをチェックできる意味でも便利だと感じました。

3デバイスを一元管理できる便利さ

3-in-1充電台は使っている人がどれぐらいいるかわかりませんが、個人的にはものすごく便利だと思っています。というのもiPhone、Apple Watch、ワイヤレスイヤホン、これらのアイテムを1カ所に集約できるというのは、やはりもの探しをする手間を省けるし、何よりも卓上がスッキリします。

デスクの上に1台あると便利ですが、デスクの上以外にも例えば寝室のサイドテーブルや、食卓の近くのテーブルがあればそこに置くこともできますしね。もしくは人によっては入浴中にApple WatchとiPhoneを充電しておきたいという人もいるかもしれません。そういった時に風呂場の近くに置いておくといった使い方もできます。

本体サイズは約169×138×125mm、重さは約620gとやや存在感はあるものの、3台分の充電器が1つにまとまったと考えれば許容できるサイズ感ではないでしょうか。カラーはブラックとホワイトの2色展開で、ホワイトは順次販売予定となっています。

2万円台とQi2 25W対応充電器のなかでもっとも高いですが、それもやむを得ないよなと思える機能がギュッと詰め込まれています。冷却効果も相まってフル充電までの時間も約100分と速く、温度上昇を防ぎつつも充電速度への影響をかぎりなく抑えるアンカーの技術力の高さを感じました。

ディスプレイの機能性も随一で、各パッドの出力が見れるのはもちろん、スクリーンセーバー時は時計で使え、充電器にとどまらない使い勝手が素晴らしい一台です。

Qi2 25W対応3-in-1の大本命

あざやかな光沢あるSUS(ステンレススチール)のアームに、しっとりとしたシリコンベースにクロム仕上げが施された筐体はいずれも美しい仕上がりで、素材感のコントラストも絶妙。同梱のケーブルまでウーブン(編み込み)調の表面仕上げを採用するなど、細部までこだわり抜かれています。

特に作りが良いApple製品と組み合わせたときに、サードパーティの周辺機器だと「おや、なんだかチープに見えるな…」と感じてしまうことも往々にあるわけですが、本製品に限ってはそんな心配は一切無用なのです。

また、電源アダプタが専用のACアダプタではなく、汎用の効くUSB-C仕様なのも気が利いていますよね。「デスクやベッド脇の限られたスペースで、3つのデバイスをまとめて定位置化したい」そんな人は、ぜひAnkerの新作充電ステーションをチェックしてみてください。

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