リモートワークが定着した今、自宅の作業環境をオフィス並みに整えているという人は少なくないはず。かくいう僕も、ここ数年で自宅の作業環境を少しずつアップグレードしていき、腰を据えてじっくり作業に打ち込めるホームオフィス環境を追求してきました。
そんな作業環境において、もっとも触れる時間の長いアイテムといえば、「椅子」ですよね。
僕自身、新作チェアのニュースを聞きつけては一目散に家具屋のショールームに足を運ぶのですが、今回なんとPalmworkさんから「ロピログさんのデスクの雰囲気に合うチェアがあるので、良かったら試してみませんか?」とパームワークチェアを送っていただきました。
一ヶ月ほどメインデスクで使用したのですが、はっきり言って10万円以下クラスではかなり有力な選択肢では?と感じるくらい座り心地がいいのです。そんなわけで、パームワークチェアの具体的な使用感などブログでまとめておこうと思います。
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Palmwork『パームワークチェア』
国内のホームオフィスメーカーPalmworkが手掛けるオフィスチェア「パームワークチェア」。詳細なスペックは以下となります。
- サイズ:93-98 × 66 × 66cm
- 重量:16.1kg
- 最大荷重:136kg
- 座面調整:座面の高さ(8cm)、座面の前後(5cm)
- その他調整:背もたれの高さ(5cm)、アームレスト(前後・左右・高さ)
- リクライニング:最大130° / 4段階
- 素材(シート・バックレスト):メッシュファブリック(ポリエステル)
- 素材(フレーム):ナイロン(PA6 + GF30)、アルミ
- キャスター:ポリウレタン
- 組み立て:要
- 定価:79,000円(税込)
カラーはブラック、ホワイトの2色展開で、今回はメインのデスク環境に合うようにホワイトを提供していただきました。
こちらが届いた状態。自分で組み立てが必要ですが、配送料無料(沖縄県を除く)で届くのはありがたいポイント。
一通りパーツを取り出してから、15〜20分ほどで組み立てできました。
キャスター含め配色の統一感が素晴らしい・・。セルフ式とはいえ完成後のガタつきは勿論無いですし、アームレストやバックレストの可動が非常に滑らか(詳細は後述します)。というわけで書斎のPCデスクに導入してから一ヶ月ほど経過したので、実際に使ってみて良かった点、残念だった点など率直に感想をまとめていきたいと思います。
一ヶ月ほど作業椅子として使ってみて
S字曲線の背もたれが正しい姿勢をサポート
毎日長い時間座るエンジニアたちが、「体圧分散」と「正しい姿勢の維持」の2点にこだわり抜いてできたというパームワークチェア。背中、腰、お尻、チェアに面するすべての部位のフィット感が素晴らしく、10万円を切るメーカー初代機とは到底思えない座り心地に驚きました。実際にデスクワークで長期間体験した今では、公式記載の「20万円超の高級OAチェアよりも優れた分散数値を記録した」というデータも、なるほどと頷けます。
個人的にS字曲線のバックレストが秀逸だと感じました。深く腰を落とすだけで背筋がスッと伸びるというか、無理のない自然なカタチで維持されるのが心地良いんですよね。普段は独立式のランバーサポートに慣れている事情もあり、正直完全に定着するまでに2、3日要しました。が、時間の経過につれ椅子に面する部位(とくに肩と腰周り)の負荷が明らかに軽減していきました。
もう一つ好印象だったのが、座面のカーブが緩やかなためか、メッシュタイプ特有の「硬さ」「跳ね返り」をそこまで感じないこと。作業やゲームに集中してるとつい姿勢が前のめりになってしまう筆者ですが、そうした前傾時でも太もも周りの締め付け感やら血流を妨げるみたいなこともなく非常に快適。
リクライニングの使用感が秀逸
リラックスしたいときには、130°までリクライニングが可能なパームワークチェア。この価格帯のOAチェアなら大抵備える機能ですが、このチェアのリクライニングの使用感が一味違うんですよ。
リクライニングというと、普通は背もたれの反発に逆らうように踏ん張る(つま先にグッと力を入れて倒すイメージ)必要があるかと思いますが、パームワークチェアの場合そのまま背もたれに体重を預けるだけで、スーっと傾斜してくれるんですよね。これがめちゃくちゃ快適。
これまでリープチェア V2をはじめオカムラ シルフィー、エルゴヒューマンプロなど高価格帯のチェアをいくつか試してきましたが、ことリクライニングの使用感は「パームワークチェア一強」と言い切れるくらい使用感が良いです。ヘッドレストやフットレストを削ぎ落とすことでこのシームレスなリクライニングが手に入るなら、刺さる人にはぶっ刺さるんじゃないかな〜と個人的には思いますね。
操作周りも円滑、ただし・・
パームワークチェアのもう一つの魅力が、可動パーツの多さにあります。上記リクライニングを含め、以下の位置調整が可能です。
- 座面の高さ:44cm – 52cm
- 座面の奥行き:最大5cm
- 背もたれの高さ:7段階、最大5cm
- リクライニング:最大130°、ロック有り
- アームレスト:高さ(10cm)、前後(3cm)、左右(5cm)
多機能モデルにありがちな「一部の操作が固い」みたいなこともなく、どのパーツも滑らかに位置調整ができます。長期間使っていく前提のチェアにおいて、操作面にストレスがあると結構ツラいですからね。可動パーツが多い椅子にはよくあることなので、いずれも円滑に動くって点はかなりポイントが高いです。
一方惜しいと感じたのは、アームレストが「4D」でないこと。高さ、前後、左右の位置調整には対応していますが、最近主流になりつつある「角度調整」には対応していません。
以前紹介したSteelcase KarmanやTHE ERGORISM PROのように角度調整に対応する4Dアームレストなら、↓のようにハの字に傾斜させることができます。これができると細かい位置調整が効くので、キーボードを打つときなど、腕の荷重からくる腰回りの負荷を完全に逃がせるんですよね。
まあアームレストなんて三方向に動けば事足りるよって人が大半だと思いますが、個人的には4D構造になってさらに細かい調整ができるようになると嬉しいなと思いました。
環境に左右されないミニマルさも魅力
座り心地の良さや機能面はこれぐらいにしておき、チェアの外観にも目を向けてみます。インテリアとの調和をコンセプトに、少しでも生活空間に馴染むようデザイン設計されたというパームワークチェア。
斬新な六角形シルエットのバックレストといい、シンプルかつ統一感のある配色といい、これまであまり見たことがないというか、OAチェア特有のゴツゴツとした重い印象を与えない外観は個人的にかなり好感が持てる部分。
シンプルな外観からも見て取れるとおり、コンパクト・軽量(約16kg)なボディを実現しているのもパームワークチェアの特徴。これなら自宅の限られたスペースでも比較的導入の敷居が低いですし、実際に書斎にしばらく置いてみて良い意味で存在感が最小限である点もこのチェアの良さだなと感じました。
まとめ
長時間正しい姿勢で、快適に座り続けられる工夫が詰まったパームワークチェア。アームレストの部分で気になるところもありましたが、これだけ多機能なら優に10万円以上がレンジになる中で7万円台に抑えているパームワークチェアはかなり優秀でしょう。
勿論2〜3万円出せばそれなりの品質のものが手に入りますが、チェアって毎日使う仕事道具なので、安価モデルを数年おきに買い換える、よりは一回きり妥協のないものを選んで5年、10年と永く使っていくのが理想的だなと個人的には思います。120日間のトライアル期間もあるので、良い椅子ほしいな…と思ったらぜひ一度取り寄せてみてはいかがでしょうか。
特別に当ブログ専用のクーポンを発行してもらっているので、 ぜひご活用ください。
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