巻取式ケーブル内蔵充電器の決定版?最新UGREEN Nexodeシリーズ 65Wモデルレビュー

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USB-C充電器やモバイルバッテリーは今の時代、誰もが「持っていて当たり前」のガジェットになりました。出力は高くなる一方で、本体はどんどん小型、軽量化していき、毎日バッグに忍ばせるものとしてユーザーに寄り添ったありがたい進化をしている。

そんな中、世間を賑わせている新しいスタンダードが登場。それが巻き取り式ケーブル内蔵製品です。

満を持してUGREENからも「UGREEN Nexode 巻き取り式ケーブル内蔵充電器 65W」が発売されました。実際に1週間ほど使ってみたので、使用感などレビューしていきます。

UGREEN Nexode 巻き取り式ケーブル内蔵充電器 65W

こちらが充電器本体。ほかのUGREEN製品同様にガンメタ塗装のマットな質感で、手触りが良く指紋がつきにくいのがまずうれしいポイント。

53 × 50.4 × 50.9mmとケーブルを内蔵している分同出力の通常タイプに比べてやや大きめですが、重さは約195gとスマホ1台分程度の軽量設計となっています。

最大の特徴は、内蔵する巻取り式ケーブル。引っ張り出すことで69cmまで8段階でフレキシブルに使えます。2万回以上の伸縮試験をクリアしたというナイロン調で高耐久なケーブルは、メジャーみたいにシュルッと巻き取るギミックが使っていて心地いい。

この巻き取り式ケーブルのおかげで、外出時にバッグの中でゴチャついてしまうケーブルを“イチイチコードクリップで固定する”、という手間が消滅しました。

巻取り式ケーブルとは別に、USB-Cポートがひとつ、そしてUSB-Aポートもひとつの実質3ポート構成となっています。

最近はUSB-Cのみのモデルが主流の中、USB-A付きなのも個人的に嬉しいポイント。出張先でケーブルを忘れて借りる際など、USB-Aが必要なシーンもちょいちょいあるので地味に助かるんですよね。

UGREENの他の充電器と同様にプラグは折りたたみ式なので、バッグの中で他の機器と干渉する心配はありません。

でもって肝心の充電性能ですが、本機はGaNInfinity™技術を採用し、最大65Wの出力で高速充電が可能です。公称値ではMacBook Air M4を60分で84%、iPhone 16を30分で56%充電可能とのこと。3ポート(USB-C×2、USB-A×1)なので、ノートPC、スマホ、ワイヤレスイヤホンなどを同時に充電することもできます。

内臓ケーブルの最大出力は60Wで、USB-Cポートにケーブル接続した場合に最大65W出力になる仕様です。ちなみに3ポート同時使用時は、内蔵ケーブル45W、USB-C7.5W、USB-A7.5Wに分配されます。「USB-Cポートをシングル使用時のみ最大65W出力」という点だけ注意ポイント。

そして筐体が小さくなればなるほど気になるのが、充電中の発熱。
結果はというと、やはり一般的な充電器同様それなりに熱を持ちます。

もちろん安全基準をクリアしているため危険はありませんが、使用後すぐにポーチなどにしまうのはややためらう程度には熱くなります。とはいえ、これは小型充電器全体の課題であり、同クラスの他機器に比べて特別熱くなる感じはありません。

しいていえば、最大出力で3台充電する際はなるべく風通しのいいところで使うのが良さそうです。一方、充電中のコイル鳴きは一切気になりませんでした。耳に10cmくらい近づけてやっと微かにチチチ‥と音が聞こえるくらいなので、枕元でも問題なく使えます。

やはり一番の利点は、充電器1つ持ち歩けばOKということ。これに尽きます。ケーブルと充電器を別々に持ち歩きたくない人にとっては、シュルッとワンプルで充電開始できる本機は最高の選択肢になるんじゃないでしょうか。ケーブル内蔵分、本体サイズが一回りほど大きいのでコンセント部分が干渉して使用できないシチュエーションも稀にでてくるかと思いますが、ここは圧倒的な機動性とのトレードオフということで。

通勤・通学用に軽量かつケーブル内蔵の充電器が欲しい、充電環境をもっとスマートにしたい方はぜひチェックしてみてください。

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