自宅にいながら、自分のペースで多汗症の治療が行える家庭用イオントフォレーシス。
学生の頃からレベル3の手掌多汗症に悩んできた私自身、今ではイオントフォレーシス治療のおかげで「手汗ほぼゼロ」に。日常生活で困るシーンもずいぶんと減りました。
そこで今回は、私が5年間使用しているドイツ製の家庭用イオントフォレーシス「Saalio(サーリオ)」について紹介したいと思います。
実際に長期使用してみてわかったこと、効果的な使い方、注意点などまとめましたので、「気になってるけど、高額だしなかなか購入に踏み切れない・・」といった方の参考例になれば幸いです。
また、これまでに私が使用した家庭用機器(ダーマドライ、ドライオニック等)とも比較しているので、他の機器の特徴も踏まえた上で、じっくり購入検討してみてください。
私が“最後”にサーリオを選んだ理由
治療にあたっての具体的な効果の前に、過去に私が使用してきた他の家庭用機器と比べて決定的に違った以下2点について触れておきます。
- 治療開始から、比較的はやい段階で効果を実感できた(従来機は初期効果まで数週間必要)
- 電極板に直接面さない部分(指の間や手の側面)にも一定の効果がみられた
①治療開始すぐに発汗が緩和
従来のイオントフォレーシス機器の場合、最初の効果が実感できるまでに少なくとも数週間〜1ヶ月間治療を継続する必要があります。
イメージとしては、回数を重ねるごとに少しずつ効果が増すというより、1ヶ月くらい経つとある日突然ピタっと発汗が止まるような感覚です。
ですがサーリオの場合、これがちょっと違うんですよね。
3日目の治療が終わった時点で明らかに皮膚の質感に変化が見られ、そこから回数を重ねるごとに日に日に発汗が緩和されていったんですよ。
「今日より明日、明日より明後日」という具合に早い段階から日増しに効果が実感できるので、もう治療が楽しいのなんのって。
よくよく調べてみると、何やらこの電極板が他とは違うのだそう。
従来は金属製の電極板が主流でしたが、サーリオは導電性に優れる黒鉛製(カーボン)の特殊シリコンを採用しています。電解の影響を受けない黒鉛材料を使用することで、即効性や耐摩耗性に優れているのだそう。
医療先進国ドイツ製おそるべし・・
②電極板に面さない部分にも効果があった
そしてもう一つ、電極板に面さない部分の効果の違いです。
私が過去に使用したドライオニック、Iontoderma、ダーマドライの3機器に共通していたのが、あくまで電極板に面する部分、つまり手の表面にしか効果が得られなかったということ。(発汗レベルによっても個人差があるのかも・・?)
一方サーリオは、水に浸かっている全範囲(指の間や手の側面も)に一定の効果が見られました。(詳細は後述します)
これも当初かなり驚いたポイント。
手の側面がサラサラになったことで、筆記の度に書類がしわくちゃになるストレスから解放されたのがとにかく嬉しい。(わかる人にはわかってもらえるはずw )
治療経過と効果
というわけで、ここからは実際に私が行った治療の流れ、具体的な効果についてまとめていきます。
まずは10分間の治療を2週間継続
「初期効果が得られるまで10〜14日間」と説明書に記載されていたので、まずは10分間の施術を毎日続けてみることに。
電流は10mAに設定し、様子を見ながら1mAずつ上げながら1週間続けてみました。
前述の通り、はやくも3日目あたりで明らかに皮膚がカサカサ(軽く乾燥したような状態)になったんですよね。で、そこからは日増しに発汗量が減っていきました。
普段から汗が水滴になってしたたり落ちるほど(皮膚科さん曰く最も重度のレベル3らしい)だったのですが、2週目の時点で「濡れてはいても、汗が流れることはない」くらいの状態になっていたかと思います。
すでに従来のイオントフォレーシス治療では考えられないくらい変化が実感できたので、引き続きサーリオで治療を継続・・
3週目には全範囲の発汗がストップ
さらに1週間継続すると、手のひらがつっぱった感じ(コーティングされたような感覚)に。使用開始から3週間が経過したあたりで、水に浸っていた全範囲の発汗が完全にストップしました。
営業先で握手を交わすときや、書類を扱うときなど、日常生活で特に汗を意識していたようなシーンでも、見事にサラッサラの状態。
これ、なかなか表現が難しいんだけど、感覚的には普段と変わらずドバドバ汗が出てるような感じなんですよね。でも触るとツルツル…みたいな、不思議な感覚。手汗と無縁になったことで毎日のデスクワークもそれはそれは快適になりました。
この時点で指の先端と手の甲をのぞく全範囲の汗がストップしている状態なので、説明書に記載の「初期第二治療(3〜4週間)」が終了。ここからは施術の回数を減らしていきます。
以降は週1回10分の治療で効果が持続
全範囲の発汗が止まったタイミングで、説明書に記載のとおり施術回数を毎日→週おきに変更。
それ以降、現在まで週1回、10分間の施術で汗がストップしている状態です。(電流は20mAに設定)
参考までに、サーリオの治療日誌をのせておきます。(字が雑ですいません><)
初期段階で苦戦した「指先」だけ、完全にストップするまでに約2ヶ月かかってることがわかります。2ヶ月目には足裏の治療も開始し、1ヶ月ほどで無事に効果が実感できました。(詳細は後述します。)
というわけで、レベル3の手掌多汗症にもしっかり効いてくれたサーリオ。
わざわざ皮膚科に通ってイオントフォレーシス治療を受けにいっていた身からすると、1週間のうちのたった10分間、好きな時間に、自宅で治療ができるというのは、もう革命的すぎます。笑
これまでアポハイド、塩化アルミニウム、クロルヒドロキシアルミニウムなどの制汗剤をはじめ、いくつかのイオントフォレーシス機器を試してきましたが、これだけしっかりと全範囲の発汗がストップしたのは初めてだったので本当に衝撃でした…。学生時代に出会いたかった(切実)
足裏の治療は根気がいる?
手のひらと同じ手順で、足裏にも使用できるサーリオ。
上記の通り2ヶ月目から足裏の治療をはじめたのですが、こちらは手のひらほどの即効性は得られませんでした。(足裏は皮膚が厚いためみたいです。)
私の場合、電圧を20mAと高めに設定し、1ヶ月ほどでようやく初期の効果が出始めました。他の方の口コミを見ていても、完全に発汗が止まるまで最低でも1ヶ月は要するケースが一般的みたいです。
そしてもう一つ、物理的に水に浸かりきらない範囲が広いため、特に側面は効果が実感しにくいということ。体感的には全範囲の60%くらいの効果しか得られないかな〜という印象ですね。
手に比べると、労力に対して得られる効果が小さいので、正直続けるのにそこそこ根気がいります。笑
ただ、トレイのサイズが大きく、左右で独立しているサーリオの場合、↓のように工夫すれば手足を同時に治療できるのが嬉しいところ。
手と足それぞれで治療が必要になる従来機からのアップデートという点では、サーリオは断然続けやすかったです。たとえばダーマドライなど従来機は20分×2セットで計40分必要になるところ、10分間で同時治療できるのでめちゃくちゃ時短になります。
施術中の痛み・刺激について
微弱電流を皮膚に流し込こむことで、汗腺に“フタ”をするサーリオ。
効果はともかく、「電流を皮膚に流すって、そもそも痛そう」みたいに気になっている方も多いと思います。(私も最初は恐る恐るでした・・)
結論からいうと、これは治療過程で少しずつ慣れていきます。
サーリオは皮膚への負担を抑えるために低刺激のカーボンパッドを採用しているので、従来のイオントフォレーシス治療に比べるとかなり続けやすくなっています。私の個人的な体感は、「じんわりと温かい電流を感じる」程度の刺激だったので比較的ストレスなく続けられました。
また、サーリオの場合「1mA単位」で電圧の調整が効くのも嬉しいポイント。仮に「公称の値だと刺激が強い」となれば、自分に合った電圧に微調整することもできます。
ひとつ注意点として、すり傷やさかむけがある場合は、その部分がチクチク染みるので、必ず絆創膏やワセリンで患部を覆ってから使用してください。(これをサボるとものすごーく染みます…)
脇用パッドを追加購入してみた
あまりにも手汗への即効性が高かったので、オプション品の脇用パッドも追加購入して試してみました。
こちらの脇用パッドも、基本的な使用手順は手、足と同じです。
シリコンパッドに、水で濡らした専用カバーを被せて、両脇に挟むだけ。あとは手と同様に自動で感知して、電流が流れ始めます。
肝心な制汗力ですが、手や足に比べて面積が狭い分さらに即効性が高いです。私の場合は、10分15mAを2週間継続で初期治療が終わり、一度発汗が止まってからは月1回の施術でサラサラの状態を持続しています。
市販のデオドラント製品をことごとく無力化してきた私の脇汗も、さすがにサーリオの威力には抗えず(笑)日々のルーティーンから「制汗剤を塗る」ってことが消えたので、シンプルにめちゃくちゃ時短になりましたね。(脱毛後にムダ毛処理から解放されるあの感覚。)
あと、脇下は手足に比べて皮膚が薄いらしいので、それなりにビリビリくるのかな〜と身構えてましたが、意外と手足と変わらず(じんわり熱を帯びる程度)ストレスフリーで続けられました。
他の機器に比べて「続けやすかった」サーリオ
「継続」のハードルが高いイオントフォレーシス
前述のとおり、一般的に初期の治療段階は毎日欠かさず施術が必要になるイオントフォレーシス治療。
その人それぞれの肌質、症状のレベルによる個人差があるかと思いますが、最低でも約一ヶ月間は毎日の治療(しかも効果がほとんど実感できない中)が欠かせません。まさに最初にして最大の山場。
そうした事情から、そもそも「初期の効果を体感する前に挫折してしまう」という方も多いようです。かくいう私も通院でのイオントフォレーシスはたったの2週間(3回)で挫折しちゃいました・・。
サーリオが他の機器より続けやすかった理由
その点、比較的はやい段階で効果が実感できるサーリオは、初期段階から毎日の施術がとにかく楽しいんですよね。サーリオを選ぶ一番大きな意味はココだと思います。
また、前述のとおり電極板がカーボン製で耐久性にも優れるので、長期使用する上でのメンテナンスがラクという点も大きいですね。
「過去に他のイオントフォレーシス機器を試したけど、思うような効果が得られず諦めてしまった」という人にも、ぜひサーリオを体験してみてほしいです。(万が一効果が得られなかった場合は、100日以内であれば返金・返品も可能です。)
唯一のネックは「初期コスト」
そんなサーリオのたった一つのネック…そう価格。
イオントフォレーシスそのものが海外製の医療機器なので、家庭用とはいえ非常に高価になります。その中でも、医療先進国であるドイツで製造されているサーリオは、約12万円と従来機に比べても高額です。
私自身、通院時に担当医から勧められてサーリオを知りましたが、価格が価格なのでなかなか購入に踏み切れませんでした。
ですが、安心して5年、10年と長く使える医療機器であることと、リスクを伴うETS手術と比べればはるかに安全で安価という点で、購入を決心。
また、消耗部品が高耐久なサーリオは維持コストを抑えられるので、5年使用した今では結果的に一番経済的なのかなあと感じます。
100日間の全額返金保証が購入の決め手に
もう一点、サーリオの良心的なところは、長期間の返金保証がついている点です。
私と同じように、お医者さんにサーリオを勧められたものの「高額だし、万が一効果がなかったらどうしよう…」と購入を躊躇している方もいらっしゃると思います。
ですがサーリオの場合、万が一効果が得られなかったときは、購入から100日以内であれば全額返金・返品対応してもらえます。私自身この返金保証のおかげで購入を決心できました。
効果を実感できるまでの期間としては十分な保証期間なので、イオントフォレーシス治療を経験したことがない人もぜひこの機会にサーリオを検討してみてください。
中古品の購入はNG?
メルカリ等のフリマサイトで、まれにイオントフォレーシス機器の中古出品を見かけます。
ですが、中古品、未使用品に限らず、フリマサイト経由での購入はおすすめしません。
サーリオ公式サイトでも注意喚起されていますが、販売後に商品を発送しないという悪質なケースがこれまで何度か報告されているようです。
海外製の医療機器であるイオントフォレーシス機器は、そもそもメルカリやヤフオクといったフリマサイトでの個人間売買そのものが禁止されているので、そうした点でもリスクを伴います。
もちろん公式経由でなければ返金・返品、故障時などのサポートを受けることもできないので、必ずAHCスイスの日本版サイト経由からご購入ください。
主要3機器との比較
これまで、サーリオを含む以下の4種類のイオントフォレーシス機器を試してきました。
- サーリオ(ドイツ製)
- ダーマドライ(カナダ製)
- Iontoderma(カナダ製)
- ドライオニック(アメリカ製)
それぞれ製造国や細かい特徴は違えど、大まかには同タイプの家庭用イオントフォレーシス機器となります。実際に一定期間使用した結果や特徴を比較してみました↓
製品名 | サーリオ | ダーマドライ | Iontoderma | ドライオニック |
---|---|---|---|---|
外観 | ||||
製造国 | ドイツ | カナダ | カナダ | アメリカ |
価格 | 115,000円 | 約77,000円 | 約43,000円 | 約25,000円 |
電極板 | カーボン | シリコン | アルミニウム | アルミニウム |
制汗効果 | ||||
初期効果日数 | 1週間 | 1ヶ月間 | 2ヶ月間 | 1ヶ月間 |
継続の施術頻度 | 週おき | 1日おき | 毎日 | 1日おき |
施術時間 | 10分(手足同時治療可) | 20分 | 20分 | 30分 |
電流の向き | 自動変更 | 自動変更 | 手動変更 | 機能なし |
皮膚への刺激 | 弱 | 中 | 中 | 強 |
消耗部品 | スポンジ | 電極板・パット | 電極板・パット・コード | 電池・フェルト |
到着日数 | 約3日 | 約7日 | 約10日 | 約7日 |
返金保証期間 | 100日間 | 100日間 | なし | なし |
総合評価 |
サーリオとそれ以外の機器の大きな違いは、手に直接触れる「電極板」にあります。
シリコン製もしくは金属製(アルミニウム)を採用する従来機とは違い、サーリオはより導電性に優れる黒鉛製(カーボン)の特殊素材を採用しています。
実際に一定期間使い比べたところ、やはりサーリオを除く3機器は効果の現れ方や特徴が似ており、サーリオのみ即効性で頭ひとつ抜けているような印象です。そのぶん価格も高価になるわけですが、サーリオは保証面が手厚く、日本人のカスタマーと連絡が取れる点でもやはり安心感があります。
それぞれ実際に使い比べてみて、長期使用を見越す場合、時間と手間がかからないサーリオを選らんでおくのが結果的に一番経済的なのかなと個人的には感じました。仮に、予算10万円以内で選ぶ場合は「ダーマドライ一択」といった感じでしょうか。
“レベル3″なら「サーリオ」
「高性能なサーリオか、安価なダーマドライか。」
家庭用イオントフォレーシスを検討する上で、「どちらを選ぶべき…?」と迷っている方も多いかと思います。
ダーマドライとサーリオにはどちらも100日間の返金保証が付帯することもあり、両方の機器を取り寄せて実際にそれぞれを比較してみました。
結論としては、“レベル3”の症状ならサーリオ、“レベル2未満”ならダーマドライ、を基準に選ぶことで効果的な治療ができるかなと思います。
発汗レベル | 症状 | 推奨機器 |
---|---|---|
レベル1 | 皮膚が軽く湿る程度 | ダーマドライ |
レベル2 | 水滴ができるなど、見た目でわかる状態 | ダーマドライ |
レベル3 | 盛んに水滴ができ、滴れ落ちる状態 | サーリオ |
ちなみに、以前「軽度症状の私はサーリオを選ぶとオーバースペックかな?」という趣旨のご質問をいただきました。
たしかに、導電性に優れるということは、そのぶん皮膚への負担も大きいのかな?と私自身気になり、カスタマーに問い合わせてみました。
メーカーさん曰く、発汗レベルと皮膚への負担の相関関係は特にないとのことでした。つまり、「軽度症状であればあるほど、単純に即効性が期待できる」という認識で問題ないかと思います。
実際にレベル1の私の妹がサーリオを試したところ、月2回程度の治療で効果を実感できています。(施術回数が少なく済む分むしろ皮膚ダメージも少ない?)
まずはダーマドライで“様子見”もアリ?
そうはいっても、リアルな話でサーリオとダーマドライには「約4万円」もの価格差があります・・。これがまた絶妙に悩める価格差なんですよね。
そもそも予算的にサーリオの購入に踏み切れないという方もいらっしゃるかと思いますが、その場合は「ひとまずダーマドライ」で問題ないかなと思います。
前述のとおり、ダーマドライとサーリオどちらも100日間の返金保証が付帯するので、万が一十分な効果が得られなかった場合は後から「返品→サーリオに切り替える」という選択もできます。(個人的にはこれが一番安全だと思う。)
最初の制汗効果を実感するには十分な保証期間なので、まずはダーマドライのお試しも検討してみてください。
サーリオの使い方と、より効果的な治療手順
サーリオの使用手順
サーリオには日本語の説明書が付属するので、基本的にはこの説明書に従って施術を進めていきます。
使い方はとてもシンプルです。順番に解説していきます。
- コンセント、本体、電極板をそれぞれ接続
- トレイに電極板とスポンジをセットし、800m~1Lの水を入れる
- 電源を入れて治療の設定を行う
- 手をつけると自動で治療開始
まず、本体、ACアダプタ、電極板を接続します。
2枚のトレイそれぞれに電極板を敷き、その上でにブルーのスポンジを載せます。
続いて、それぞれのトレイに電極板がかぶるくらいの水道水を注ぎます。(私は普段800ml注いでいます)
お湯でも大丈夫です!
続いて、本体の電源を入れて治療の設定を行います。
- 治療時間:1分~15分(1分刻み)
- 電流の強さ:1mA~30mA(1mA刻み)
- 電流パターン:直流orパルス
- 電流の方向
まず治療時間ですが、10〜15分に設定してください。
電流の強さは、1mA~30mAまで1mA刻みで調整ができるので、まずは5mAぐらいからスタートてみてください。その後、耐えられる範囲で1mAずつ上げていきます。
私は慣れてしまってからは20mAに設定していますが、10mA程度でも十分効果が得られます。
電流パターンは初期設定のままで大丈夫です。
最後に電流の方向ですが、説明書に「治療のたびに向きを変えるとより効果が高まる」と記載があるので、私は毎回向きを変えています。
ちなみに、これらの設定は電源を切っても保存されるので、治療のたびに設定する必要はありません。
設定が完了したら、トレイに両手を浸けます。すると、ピピっという電子音とともに自動で治開始。
10分経過すると、自動で電流が止まります。これで治療完了です。
従来機は電流が自動で止まらないので、容器から手を出すたびに電気がビリっとくるのがツライんですが、サーリオは20秒前から少しずつ電流が弱まる仕様なのでそういう心配がないのも嬉しい。
治療スケジュール
治療の進め方については説明書に詳しく記載されているので、基本的にはこのとおりに治療を進めていきます。
説明書に記載されているとおり、治療過程は以下3つの段階に分けられます。
- 初期第一の段階
- 初期第二の段階
- 継続の段階
「初期第一の段階」は、手の質感に変化が感じられるまでの期間。
「初期第二の段階」は、制汗効果が実感できる段階。
「継続の段階」は、制汗効果の維持段階となります。
私の場合は、治療スタートから1週間で初期第一の段階になり、3週間ほどで初期第二の段階に入りました。それ以降は継続の段階に入り、週おきの治療で効果が持続。
肌質や発汗レベルによっても個人差がありますが、一度継続の段階に入ると一気に治療がラクになります・・!
サーリオの口コミ
実際にサーリオを一定期間使用された方のSNS上の口コミをまとめてみました。
Twitterのサーリオの口コミツイートを見てみると、皆さん一定の効果を実感されているようですね。
中には、「高額すぎてそもそも手が出せない」「学生だから購入が難しい」といった意見も見かけましたが、私と同じように「返金保証のおかげで購入の決心ができた」という方もいらっしゃいました。
皆さんの感想を読んでいると、改めてイオントフォレーシス治療の可能性を感じます。欧米では多汗症の最もメジャーな治療法として知られていますが、症状自体そもそもあまり認知されていない日本では全く普及していない印象ですね。私自身サーリオのおかげで人生が変わったといっても過言ではないので、もっと多くの方にイオントフォレーシス療法、サーリオを知ってもらいたいです。
皮膚科や呼吸器外科を受診すると、真っ先にETS手術を勧められるケースも多いですが、リスクが一切ないサーリオで自宅治療する方がよほど安全で確実だなと…。
サーリオの購入方法
海外製の医療機器であるサーリオ。残念ながら、Amazonや楽天などでは取り扱いがありません。また、メルカリやヤフオクといったフリマサイトでも、売買自体が規約上禁止されています。
そんなサーリオですが、AHCスイスの日本版公式サイトから日本語注文で取り寄せることができます。
注文方法はとても簡単です。
公式サイトにアクセスしたら、画面を下にスクロールし、商品一覧から希望の商品を選んで「購入する」をクリックします。
これで商品がカートに入った状態になるので、画面上部の「買い物かご」をタップします。
買い物かごにサーリオが1件入っていることを確認したら、メールアドレスを入力し、「お客様情報の入力」へと進みます。
YahooメールやGメールでも大丈夫です!
「お客様情報の入力」のフォームに、名前、電話番号、住所を入力し「続ける」をタップ。
配送方法は「Fedex便 送料無料」にチェックが入っていることを確認し、続けるをクリックします。
最後に、支払い情報を入力します。
クレジットカード決済、PayPal支払い、銀行振り込みの3つから選択できます!
最後に、コメント欄に名前のフリガナを入力し、「支払う」をクリック。
これで注文が完了しました!
注文から3~5日で、速達のUrgent便で商品が届きます。
まとめ
自宅で安全かつ効果的に多汗症治療ができる、家庭用イオントフォレーシス機器Saalio。
サーリオに乗り換えたことで得られたメリットをまとめると…
サーリオが優れていたポイント
- 週1回の治療で効果が持続
- 施術時間が10分間に短縮
- 治療回数を抑えられるから皮膚の負担が少ない
- 導電性と耐久性に優れるカーボンマット
- 手足同時に治療ができる
- コードの差し替えが不要
- 消耗部品が最小限
- 100日間の全額返金・返品保証付き
初期費用が高額であることを除けば、これといって弱点らしい弱点が見当たらないのですが…強いて言えばトレイが大きいぶん治療時に場所の確保が必要になることくらいですかね。
単純な制汗効果はもとより、衛生面や安全性の観点でもサーリオをおすすめしたいです。はじめてのイオントフォレーシス療法を検討中の方、機器のアップグレードを考えている方はぜひ返品保証が受けられるこの機会にお試しください。