世界シェアNo.1の巻取りUSB-C「Baseus」の充電アクセサリー4種をレビュー

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トレンドの「巻取りUSB-C」メーカー世界シェアNo.1のBaseusから、新作の充電アクセサリー「EnerCore CJ11 巻取式ケーブル内蔵急速充電器 45W/67W」、「EnerCore 巻取式ケーブル内蔵モバイルバッテリー 10,000mAh 45W」、「Nomos 5-in-1 デスクトップ充電器 140W」が発売されました。

実際にしばらく使ってみたので、使用感や充電性能などそれぞれレポートしていきます。

目次

巻取り式ケーブル充電器で「世界一」のBaseus

充電器やモバイルバッテリーといえば、あらかじめケーブルが内蔵された一体式製品がすっかりマストになりつつある昨今。Baseusは本体にケーブルを格納できる巻取り式ケーブルを内蔵した充電デバイスにおいて、2021年~2023年のシェアが世界一。また、ファブレスメーカーが増えているなか、自社工場を持っているなど信頼性、実力のあるメーカーです。

そんなBaseusが、巻取り式ケーブルを搭載した充電デバイスを扱う「EnerCoreブランド」で、続々と新製品をリリースしました。

EnerCore CJ11 45W

まずは、シンプルな充電器の「EnerCore CJ11 巻取式ケーブル内蔵急速充電器 45W」を紹介していきます。

最大出力が45Wの、USB Type-Cポートと巻取り式ケーブルを1つずつ搭載した充電器です。プラグは折り畳めるようになっていて、持ち運ぶ際にも邪魔になりません。

巻取り式ケーブルの長さは80cmで、ケーブルを全て引き出さなくてもある一定の段階で引き出すのを止めて使えるという点で取り回しのしやすさはバツグン。ケーブルを内蔵するぶん、同出力の充電器と比較すると一回りほど大きいサイズとなっていますが、大きすぎたり重かったりはなく(約163g)、持ち運びにも十分適したサイズ感です。

ぼくは普段MacBook Proなどで60Wクラスの充電器を使っているので、45Wだと少々心許ない出力ではありますが、やはり巻取り式ケーブルの使い勝手はこの上なく良好ですし、外へ持ち出す際にケーブルのことを考えなくてよくなったのはとにかく気軽ですね。

EnerCore CJ11 67W

続いて、同タイプの67Wモデル「EnerCore CJ11 巻取式ケーブル内蔵急速充電器 67W」。

出力が20Wアップしただけでなく、USB Type-Cポートも一つ多くなっています。巻取り式ケーブルは45Wモデルと同じ80cm、最大出力とポート数を除いて45W版とほぼ同じ(重さが35g増えたくらい)で、大きさもパッと見では判断できないくらいのコンパクトサイズです。

サイズ的にもポート数的にも67Wモデルが完全上位互換となるので、約2千円の価格差が許せるなら67W版をおすすめします。

EnerCoreモバイルバッテリー 10,000mAh 45W

続いて、「EnerCore CR11巻取式ケーブル内蔵モバイルバッテリー 10000mAh 45W」。

10,00mAh、最大出力45Wのモバイルバッテリーもラインナップされています。先述のEnerCore CJ11 45Wに、バッテリーが付いたようなイメージです。

フロントのドットデザインの7セグディスプレイふくめ、全体的にミニマルでモダンなデザインとなっています。巻取り式ケーブルの長さは60cm。個人的に、このモバイルバッテリーこそが一番巻取り式ケーブルの恩恵を感じられるデバイスだと思います。

「モバイルバッテリーをカバンに入れた状態でスマホを充電する」みたいなシーンでは、巻取り式ケーブルがかなり便利でした。また、モバイルバッテリー自体を充電する場合も、別途ケーブルを持ってこなくてもそのまま充電器に繋げれば充電できるのがとにかく便利。

パススルー充電(充電器→モバイルバッテリー→他の機器)ができるか、MacBookに接続して試してみたところ、残念ながらパススルー充電はできませんでした。正確に言うと、電源に繋がれた充電器からこのモバイルバッテリーを経由して他の機器へ給電することは可能なものの、モバイルバッテリー自体を充電するってことはできませんでした。まあ最大30W入力でパススルー充電に対応していても実用性では上位機に勝てないでしょうから、このクラスならあってもなくても大差ないのでしょうが…

Nomos 5-in-1 デスクトップ充電器 140W

5種類の出力が搭載された、ステーションタイプの充電デバイス。結論からいうと、今回紹介した製品の中でこちらの製品が最も便利に感じました。デスク上にボンと置いてデスクトップ型として使用するもので、以下計5つの出力が搭載されています。

  • Qi2対応のワイヤレス充電パッド
  • 1つの巻取り式USB Type-Cケーブル
  • 2つのUSB Type-Cポート
  • 1つのUSB Standard-Aポート

なんといっても最大出力140W出せるのが本気の強み。USB-C3ポートは単体で140Wの出力が可能なUSB PD 3.1に対応しており、比較的最近のMacbookなど、対応機種なら通常よりさらに高速な充電が可能です。

巻取り式ケーブルの長さは80cmで、コネクタ部分は磁力でフロントにくっつくようになっています。このため、ケーブルの先端がびろーんと垂れることもなく視覚的にもスッキリ。

Qi2のワイヤレス充電器は60°まで立てられるようになっているほか、スライドで上に引き上げることもでき、充電しながら画面を確認したりしやすい設計に工夫されています。なお、iPhoneだけでなくワイヤレスイヤホンも置くだけ充電が可能。

また、右側のディスプレイから現在の総出力電力・各ポートの出力状況が確認できるようになっていて、ボタンを押すことで表示を切り替えられます。

やはり140W出力に対応しているのは良いですね。ぼくは140W入力に対応した端末を使っているのですが、140Wと100Wって結構違うんですよね。当たり前ですが140Wは目に見えて速いので便利ですし、本機は大きめのゴム足が付いているのでデスクの上に置いても位置ズレしにくく、巻取り式コードをぐいっと引き出しても本体が安定してくれるのもうれしいところ。デスク周りで常設するステーションとしてはこれでもかってくらい贅沢な一品ですね。

細部まで工夫が行き届いた設計は世界一メーカーたる所以

今回紹介したBaseusの製品たちは、どれも巻取り式ケーブルを搭載しているという点で共通しているのですが、それ以外にも長所があります。

たとえばいまだにUSB-Aポートを1つは装備している充電器も多い中、45W/67W充電器、モバイルバッテリーはいずれもUSB Type-Cののみポート構成でシンプル。巻取りケーブルも、コネクタの収納部分に磁石が内蔵されていてスッキリ収まるようになっていたりとディテールまで配慮が行き届いていて、さすが「巻取りUSB-C」メーカー世界シェアNo.1なだけあるなぁと感心しました。

お値段的には、巻取り式ケーブルの付属しない従来の充電器に比べて正直お高いです。ただ、一定以上の知名度のあるメーカーで巻取り式ケーブルを内蔵している充電器はまだまだ希少で、利便性とこれまでの実績からくる信頼性を考えれば、価格に見合うバリューはしっかりあるのではないでしょうか。

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