DIESEL初の完全ワイヤレスイヤホン「True Wireless Earbuds」1ヶ月使用レビュー

本ページ内には広告が含まれています。

近年、様々なメーカーが参入するワイヤレスイヤホン界隈ですが、ファッションブランド「DIESEL」から初の完全ワイヤレスイヤホンが登場しました。

それが、今回紹介する「DIESEL True Wireless Earbuds」。

ケース蓋にお馴染みのメタルロゴが大きくあしらわれた、DIESELファンにとってはたまらないプロダクト。他のイヤホンと比べても、外観のデザイン性やインパクトは一線を画しますね。

完全ワイヤレスイヤホンの中では、約1万円と低価格の部類に入り、アクティブノイズキャンセリング(ANC)や外音取り込みなどの機能は搭載していません。

となると、やっぱり気になるのが音質。

今回は、DIESELさんから使ってみて欲しいと声をかけてもらいサンプルを送ってもらったので、そんなTrue Wireless Earbudsを1ヶ月間メインで使用した感想、メリットデメリットなど詳しくレビューしていきます。

目次

DIESEL True Wireless Earbudsの概要

DIESEL True Wireless Earbuds」は、防水規格(IPX4)対応の完全ワイヤレスイヤホンです。スペックの詳細は↓になります。

製品名DIESEL True Wireless Earbuds
接続方式Bluetooth 5.0
コーデックSBC・AAC
ドライバーユニット6mm
防水等級IPX4
バッテリーイヤホン単体で8時間・充電ケース併用で最大32時間
充電方式type-C・Qiワイヤレス充電対応
音声アシスタントSiriおよびGoogleアシスタント対応
片耳モード対応
ノイズキャンセリング非対応
内蔵マイクあり
ケースサイズ直径58㎜ x 高さ32㎜
価格税込11,980円
スペック詳細

ノイズキャンセリングや外音取り込み機能、アプリ操作といった付加価値は全カットし、約1万円と低価格を実現しているDIESEL初の完全ワイヤレスイヤホン。

ケース込みで32時間のロングバッテリー、生活防水、USBType-C・ワイヤレス充電対応と、その他基本機能は高水準にカバーしている印象ですね。イヤホン本体はアンテナ部分が長い”うどん形状”ながら、ケースサイズもコンパクト。

では、さっそく開封して外観や付属品、基本性能からチェックしていきます!

外観と基本性能チェック

カラーは、ブラックとレッドの2色展開。今回はブラックを使用してレビューします。

内容物は、イヤホン本体、USB-C to Aケーブル、イヤーピース3ペア、取扱説明書の4点。

シリコン製のイヤーチップが、S/M/L(Mは本体装着済み)の3サイズ付属します。最近よく見る楕円形ではなく、ノーマル形状です。

充電用のUSBケーブルは超短めのType Cケーブルが付属します。

こちらがバッテリーケース。中央にはDIESELのメタルロゴが大胆にあしらわれ、なかなかインパクトのあるデザイン。単純に携帯アイテムとしてめちゃくちゃ所有欲を満たしてくれます。

表面加工は艶消しの効いたマットな質感で、手垢や汚れが目立ちにくいのが地味に嬉しいポイント。

また、側面にはラバー加工が施され、手に持ったときに滑りにくいんですよね。イヤホンケースでこういう加工は初めて見たかも…?

ケースサイズは、直径58㎜ x 高さ32㎜とコンパクト。丸い形状ということもあって手の収まりも良い感じです。

AirPods Proと比べるとこんな感じ。厚みはTrue Wireless Earbudsの方がありますね。

充電ポートは、汎用性の高いUSB Type-Cに対応しています。

有線接続に加え、Qiワイヤレス充電にも対応しているので、置くだけ充電ができるのも嬉しいポイント。この価格帯でワイヤレス充電対応の製品は限られるので、この点は大きな強み。

デビュー機ってどうしてもバッテリーが極端に短いものが多いですが、本機はイヤホン単体で最大8時間、ケース込みで最大32時間となかなかのスタミナ設計なのもポイントですね。

バッテリーケース内のマグネットの磁力も強く、イヤホンを近づけるとパチンっと吸い付くように収まります。

また、蓋の開閉がスライド式である点も本機の特色です。左右どちらからでも開閉できるので、どちらの手で持っていても片手でスムーズに開閉できるのが地味に感動ポイント…!

イヤホン本体は、下部にアンテナが伸びる初代AirPodsのような「うどん形状」。ケース同様にサラッとしたマットな質感です。

また、イヤホン本体は「IPX4」の防水等級なので、雨や汗にも強いです。ちなみにケースは非防水。

最後に重量ですが、イヤホン単体の重さは左右合わせて約12g、ケース込みで約58g。ワイヤレスイヤホンの平均的な重さなので、携帯生は申し分なしですね。

1ヶ月間使ってみた感想

圧迫感のない軽快な装着感

DIESEL True Wireless Earbudsは、軸部分に長いスティック型を採用しており、耳奥に収まる筐体が小さく、装着感がとても軽快です。

グリップも良好で、強く首を振ってもズレる気配はなく安定した装着感です。隙間なく密閉できるので、音漏れも防げます。

ノズル部分のストロークも緩やかで、カナル型特有の圧迫感もさほど感じず快適。筐体そのものも比較的小ぶりなので、耳の小さい方でも着けやすいんじゃないかなと思いました。

ボーカルラインが際立った音

DIESEL True Wireless Earbudsの音質は、ボーカルラインが際立つような音設計になっているように感じました。いわゆる「かまぼこ型」と呼ばれるような音作りの印象です。

特別明瞭というわけではなく、解像度は価格相応レベル。特色としてボーカルラインが聞き取りやすいので、ポップスとの相性はいいなと思いました。

一聴するまでは勝手にドンシャリをイメージしていましたが、意外と低域の量感は控えめで、中域が強調された音設計に感じました。低音がズンズン響くことなく、長時間でも聴きやすいマイルドな音といった印象です。

ただ、音の迫力や立体感は感じづらい音作りなので、ベースやドラム中心のロックを楽しむには不向きかなと。

ノイズキャンセリングや外音取り込みといった機能は必要なく、価格相応の音質が手に入れば十分といったDIESELファンであれば、総合的に選んで損はしないプロダクトだなというのが率直な感想ですね。

タッチパネルの感度は良好

DIESEL True Wireless Earbudsの操作は、イヤホン本体のタッチパネルで行います。

タッチセンサーの全操作方法は以下のとおりです。

アクション操作方法
再生/停止右側を1回タップ
曲送り右側を2回タップ
曲戻し左側を2回タップ
音量アップ右側を長押し
音量ダウン左側を長押し
電話を受ける着信中に左 or 右側を1回タップ
着信拒否着信中に左 or 右側を長押し
通話終了通話中に左 or 右側を1回タップ
発信キャンセル発信中に左 or 右側を1回タップ
音声アシスタント左 or 右側を3回タップ

再生/停止、音量調整、選曲など、すべての操作がタッチ操作で行えます。

タッチ操作の感度は良好で、誤動作もなくスムーズに操作ができています。物理ボタン式のように、操作の度にイヤホンをギュッと押し込む必要がないのも快適。

あと、よく使う再生/停止が1回タップ、音量調整が長押しに割り当てられている点も使いやすいですね。

また、電車やカフェなどで使うときに便利なのが、片耳を外すとシームレスでモノラルに切り替わる点。音楽が止まることなく、片耳モードで再生されるのは個人的に嬉しいポイントでした。

ケースから取り出しづらい

DIESEL True Wireless Earbudsを実際に1ヶ月間メインで使ってみて唯一気になったのが、ケースからイヤホンが取り出しづらい点。

マグネットの磁力が強力なので、収納時はパチンっと気持ちよく収まります。反面、取り出す時はちょっとコツというか慣れが必要。軸部分が摘みやすくなるようにケース形状のくぼみが深くなったら嬉しいですね。このあたりは自作のアップデートに期待。

今のところ出先で落としたことはありませんが、急いで着脱するときはちょっと注意が必要かなと思いました。

DIESEL True Wireless Earbudsレビュー|まとめ

今回は、DIESEL初の完全ワイヤレスイヤホン「DIESEL True Wireless Earbuds」を使った感想でした。改めてレビューをまとめるとこんな感じ。

良いところ
残念なところ
  • 聴き疲れしないフラットなサウンド
  • ボーカルラインが際立った音設計
  • 安定した装着感
  • ケースが両開きのスライド式で開閉しやすい
  • 防水・ワイヤレス充電対応
  • ANC・外音取り込み機能はなし
  • アプリのカスタマイズ非対応
  • 少しイヤホンが取り出しづらい

DIESELならではの所有欲を満たすデザインはさることながら、フラットでボーカルラインが際立った音設計が魅力の完全ワイヤレスイヤホン、DIESEL True Wireless Earbuds。

ノイズキャンセリングや外音取り込みといった機能は必要なく、「価格相応の音質が手に入れば十分!」といったDIESELファンであれば、総合的に選んで損はしないプロダクトだなと思いました。気になった方はぜひチェックしてみてください!

SHARE ON
目次